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ワクチン接種で感染率が3 – 6割減? 先進地イスラエルからの報告

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2021年1月16日

イスラエルでは、世界に先駆けたペースで新型コロナウイルスのワクチン接種が進む。接種は昨年12月に開始され、すでに国民の2割が1回目の接種を済ませた。接種により感染率が3~6割減少したとする研究報告も発表され、今後さらに接種率が上がればワクチンの効果がより明確になると期待されている。

 イスラエル保健省によると15日までに国民925万人の約2割にあたる199万人が1回目の接種を受けた。

 オクスフォード大などがまとめた「Our World in Data」(14日現在)によれば、人口100人当たりの接種数は24.96人。2位のアラブ首長国連邦(15.45人)をはじめ、英国(4.94人)、米国(3.37人)などを大きく引き離し世界トップの摂取率である。

 イスラエルは米製薬大手ファイザーに接種結果の統計を提供することで合意、契約を締結した。ファイザー社はイスラエルの医療インフラが整い、デジタル化も進んでいることから、早期に有用なデータが得られると判断したとみられる。

 イスラエルでは12月19日に国民への接種を開始し、まずは60歳以上の高齢者に優先接種を行い、今月13日には対象を50歳以上に拡大した。免疫獲得に必要とされる2回目の接種もすでに約17万人が受け、3月中に国民全体の70%への接種完了を予定している。

 ワクチンの効果を示唆する研究結果も報告されている。

 イスラエルの保健機構クラリット研究所は、接種済み群と未接種群の各20万人を調査し、感染者に接触して隔離対象となった人の中から感染率を各群間で比較した。

 接種群では、1回目のワクチン接種14日後に感染率が33%減少した。接種12日目までは変化はなく、13日目から感染率の減少が見られた。

 イスラエルの地元テレビによると、保健機構マカビの調査では接種14日後の感染率が60%減少したと報告。ワクチンは2回の接種を経て免疫獲得に至るとされる。今回は1回目の接種後の調査に過ぎず、精度の高い効果を確認するには、さらなる研究が必要とみられる。

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