「感動するコツ」を身につけ、脳を活性化しよう
(画像=metamorworks/stock.adobe.com)

脳をより良い状態にするのに欠かせない「感動」ですが、感動するにもコツがあります。脳科学をベースにしたコーチングで3万人以上のビジネスパーソンのお悩みを解決してきた金子晶美さんが、そのための方法を解説します。

目次

  1. 感動は身体に良い脳内ホルモンを分泌させる。
  2. 簡単!感動トレーニング
    1. 映画・書籍・美術館など
    2. 感動ノートをつける
  3. 感動は人生を変える

感動は身体に良い脳内ホルモンを分泌させる。

感動するということが、脳にどのような影響があるかご存知でしょうか?コロナ禍で未だステイホームが基本の状況ですが、ひとりでもできる、プラス思考になる土台作りについて大切な「感動」についてお話させて頂きます。

質問です。あなたは、最近感動をしましたか? また、感動した方は、何に感動しましたか?

TVなどで、アスリートの方が、喜びに涙を流して感動しているシーンや、コメンテーターをされたときに、相手のお話を聞いて感動して涙を流すシーンをご覧になったことがありますか?涙を流すほどの感動ができるというのは、脳が良く働いているということです。

脳を変えるには「感動」するのが一番いい方法です。なぜなら、感動している脳は、ドーパミン、グルタミン酸、エンドルフィン、セロトニン、ギャバなど、身体に良い脳内ホルモン(神経伝達物質)をたくさん分泌しています。脳内ホルモンは100種類くらいありますが、感動することによって、脳内ホルモンが神経細胞の中を走り、脳が活性化します。

ちなみに、感動で涙がでるのは、脳が平静を保つためです。大脳辺縁系などの情動系で大きな感情を受け取ってしまい、脳内ではどうにも処理が出来ないので、涙を流して平静を維持するのです。感動するだけでこれだけの脳内ホルモンを分泌できるのです。

しかし、何をしても「こんなもんだ」と物事をとらえたり、また、年齢が上がるにしたがって、感動力が鈍くなったりしてきます。説明をするまでもありませんが、冷静と感動をしないのは別ものです。感動できない脳は、良い脳内ホルモンが分泌されないので、心身に悪影響を及ぼします。

感動出来ない、心が動かないのは、「脳がマイナス思考になっているから」の一言につきるのですが、感動出来ない理由のひとつは、日々のストレスや嫌なことなどから自分を防御するために心を閉じているからです。心を閉じていた方が傷つかずに済むので知らず知らずのうちに気持ちを抑えている場合があるのです。

感動するという行為は、自分自身に対して心を開きますが、自分を守ろうとしたり、自分に弱い部分があったりすると、心を開くことが怖くてできないのです。

先ほど説明しように、感動は情動系が大きく揺さぶられている状態です。涙が出るのは情動系がオーバーフローし、どうしようもなくなるので涙を出して調整するのですから、「怖い」という気持ちになるのも分かります。また、この感動が出来ない状態の脳に「プラス思考になりなさい」「誰かのために行動しましょう」と言っても、良い脳内ホルモンの分泌がないのですから、行動には移せないのです。

簡単!感動トレーニング

感動するトレーニングをしていけば、脳内ホルモンの分泌も良くなってきます。

映画・書籍・美術館など

なんでもOKです。自宅にこもっている時間が多くなった今こそ、トレーニングのチャンスです。映画に行って泣くのが恥ずかしくても、自宅であれば思いっきり泣けます。涙がでそうになったら我慢しないで泣きましょう!

感動ノートをつける

感動したら30分以内にノートをつける。箇条書き、単語でもいいので感動をアウトプットします。映画公開のCMなどで、劇場で観終わった直後にお客様が感想を言っているのを観たことありませんか?私たちは感動しても、時間が経つと段々気持ちが薄れていってしまいます。

これは、多くの方が、経験があるのではないかと思います。感動直後には、周囲に熱く語っていたのに、数日経つと、同じ熱量を保てません。感動したらすぐに感動ノートをつけていきましょう。

感動して泣くことが、どうしても恥ずかしいとおっしゃる方もいるのですが、そんなときは、「感動も能力のひとつだ」と割り切ってトレーニングすることをお薦めしています。 まずは、感動をする機会を増やしていくことで、身体によい脳内ホルモンを分泌させていきましょう。

感動は人生を変える

感動は、身体に良い脳内ホルモンを分泌させ、身体に良いホルモンは心身を整えますが、ときに人生を変えてしまうほどの力を持っています。

私は「脳の仕組みを知らないという理由で夢を諦めるひとをゼロにする」をモットーに、ひとりでも多くの方に、自己肯定、目標達成は脳の仕組みを知ることで解決できること、それをひとりでも多くの方に伝えていくことを人生のビジョンにしています。

そこに至るまでには、ビジネスパーソン時代の人材育成などで、研修やセミナーなどを行っても、思うような結果が出ず、結果を出すためにはノウハウを学ぶより、揺るがないプラス思考を作ることが先だとの気づきがありました。

その方法を探していたところ、メダリストやアスリートが実践している「大脳生理学×心理学」から確立されたトレーニングを知った時の「これだ!」「やっと見つけた!」と「感動」した結果、SBT1級コーチ資格を取得し、活動を続けるうちに、人生のビジョンがみつかり、オリジナルのプログラムまで作りました。普通の会社員だった私がです。

何がきっかけになるのかわかりません。しかし、きっかけには感動があるはずです。

現在は、家に籠りがち、個人(少人数)行動が推奨される日々が続いていますが、だからこそできること、家に籠りながらでも、心身に良い脳内ホルモンを分泌させることはできます。このホルモンが分泌するようになれば、次のプラス思考になるステップに自ら進んで向かう脳に変わってきます。まずは、「1ケ月に1感動」にチャレンジしてみてください。

金子 晶美
金子 晶美(かねこ・まさみ)
ポジティブライフ研究所代表、「最強ブレインメンタルプログラム」主宰。ブレインメンタルコーチ、ビジネスコーチ、ポジティブライフコーチ、JADA協会 スーパーブレイントレーニング1級コーチ。 30年間のビジネスパーソンのとしてマネジメント、人財育成の経験。9年間で約3万件の相談実績。「脳の仕組みを知らないという理由で夢を諦める人をゼロにする」をモットーに、セミナーやコンサルティングを中心に活動。「的確なアドバイス」に定評。
ポジティブライフ研究所公式HP Facebook:最強ブレインメンタル無料グループ/ Instagram Twitter 最強ブレインメンタルプログラム個別相談