目標達成に欠かせない「セルフイメージ」の作り方
(画像=/Monster Ztudio.adobe.com)

成長や自己変革に欠かせない「セルフイメージ」の更新ですが、これはなかなか難しいもの。中途半端なセルフイメージを用意しても、潜在意識にまで落としこまなければ、いつの間にか、いつもの自分に戻ってしまうのです。では、どうすればいいのか?プロコーチの金子晶美さんが解説します。

目次

  1. 意外と難しい「セルフイメージ」の更新
  2. 自分を変えるというより「脳を騙す」
    1. なりたい自分を設定する
    2. なりたい自分が「発する言葉」と「態度」を徹底的に繰り返す
  3. セルフイメージで失敗するのは、女性脳が現実的だから

意外と難しい「セルフイメージ」の更新

私たちはセルフイメージ通りの人間になり、そのイメージに合った人生を送ります。たとえば、規則正しく生活をしている人は、規則正しく生活しているイメージできており、ゴロゴロして怠惰的な生活をしている人は、ゴロゴロしているイメージになっています。潜在意識にあるイメージなので、無意識にそのような行動をとっていきます。

セルフイメージをつくっても、潜在意識にまで落としこまなければ、気が付けば、いつもの自分に戻ってしまうのです。

脳には、鮮明にイメージしたことを忠実に実現しようとするしくみがあります。現実がどうなっているかは、関係ありません。まずは、イメージをつくり、鮮明にしていくことで、行動が少しずつ変わってきます。それを習慣化して、繰り返し潜在意識にまで落としていけばよいのです。

セルフイメージを作るときに、プラス思考かマイナス思考かが分かるのですが、マイナス思考の人は、今の自分に少しプラスしたような、今の自分を軸にしてセルフイメージを作ってしまいがちです。しかし、それでは、今の自分とさほど変わりません。この方法がダメなわけではありませんが、脳のしくみを使えば、大きく変えることは簡単なのです。

また「セルフイメージはわかるのですが、変えるとなると、何をどうしたらいいのか分からない」という話もよく聞きます。

セルフイメージの作り方についてわかりやすいのがディズニーランドのキャストさんです。一度でも行かれた方はお分かりになると思いますが、ディズニーランドは「夢の国」ですから、普通の接客とは違った方法をとっています。

キャストさんがそのお仕事にあったイメージになりきって演じていますよね。また、それを徹底させています。最初は演じていたとしても、徹底して繰り返すことで、自分のものになり、言動が自然にでてきます。自身のセルフイメージも、しくみとしては、このディズニー方式を使うことで、最終的に、理想の自分になることができるのです。

自分を変えるというより「脳を騙す」

設定したイメージになりきって演じる。それを繰り返す。脳を騙すことができれば、あっと言う間に変わっていきます。出来上がっているキャラクターであれば、イメージはしやすいので、参考にできるメンタなど見つけて、その人のまねをするのも方法のひとつです。

なりたい自分を設定する

自分自身のセルフイメージをつくらなければ始まりませんので、自分自身がなりたい自分象を考えていきます。最初は、自由に書き出してみてください。例えば、

「冷静・情熱・知的・学習・美しい・綺麗・やさしい・好奇心旺盛・・・」 「プラスの言葉を発して活き活きしている、人生を楽しんでいる」

このように書き出します。「なりたい自分」が、どんな生活をしているのか、どんな言葉を発しているのか、どんな服を着ているのかなど、最初は、思いついたことを書けるだけ書き出します。その中で、順位をつけて、言葉に〇を付けていくなどしていくと、だんだんと具体的になってきます。

なかなか決まらないという人は、理想の自分が使う「言葉と態度」だけ先に決めて下さい。

なりたい自分が「発する言葉」と「態度」を徹底的に繰り返す

無意識に言葉がでるようになれば、あなたのセルフイメージに近づいたことになります。

「言葉」はとても需要で、たとえば、極端ですが「ふざけんなよ」といつも言っていれば、そういう雰囲気になり、逆に「ごきげんよう」という言葉を使い続けていくと「ごきげんよう」という言う雰囲気になってきます。

なりたい自分がどんな言葉を発しているかは、セルフイメージをつくる上で、とても重要なのです。また、言葉と同じくらい態度も重要です。脳は言葉より態度や表情を信用するので、言葉がポジティブでも表情が暗ければ、折角の言葉が活かせません。

セルフイメージで失敗するのは、女性脳が現実的だから

女性脳は男性脳よりも現実的だと言われています。例えば、行動心理学でいうと、コレクションなど眺めることを楽しむのは圧倒的に男性が多く、女性は実用性があるものを購入するなど、女性は現実的です。

セルフイメージは未来の進化した自分です。この未来像と現実のギャップを上手に埋められないと、結果、もとの自分に戻ってしまうのです。

ダイエットのセルフイメージは顕著で、痩せている自分と今の自分のギャップを埋められないまま「今の私で丁度いいのよ」と、現実的な自分に引っ張られてしまうと、ダイエットを途中でやめてしまう原因にもなってしまうのです。

なりたい自分のセルフイメージは、キラキラしたワクワクするイメージを作るのが成功のコツなのですが、このキラキラした未来のイメージと現実のギャップをいかに埋めるかが、成功のカギになってきます。

まだ達成していない未来の自分は錯覚で、現実が真実だと思っているからなのですが、この、現実だと思っていることも実は錯覚です。今、その瞬間そうなっているにすぎません。もし脳裏に「今の自分で丁度いい」とよぎったなら「ギャップに負けて引き戻されているんだ」と切り替えて、イメージを続けてください。

ちなみに、ダイエットをしている人には「少し痩せたんじゃないの?」と言ってあげましょう。痩せた自分のイメージをキープしやすいし、嬉しいのでがんばろうという気になります。間違っても「変わらないね」「効果でてる?」などとは言わないようにしてください。奥様がダイエットをしているなと思ったら「少しやせた?」と言ってあげてくださいね。

男女問わず、セルフイメージはイメージから先に作ってしまったほうが、ワクワクする未来の自分を想像しながら実践できます。ワクワクすれば、「変えなければなない」などと思わずに。楽しみながら自主的に行動していけます。

「脳は鮮明にイメージしたことを実行する」このしくみを存分に使って、人生が変わるセルフイメージを作っていきましょう。

金子 晶美
金子 晶美(かねこ・まさみ)
ポジティブライフ研究所代表、「最強ブレインメンタルプログラム」主宰。ブレインメンタルコーチ、ビジネスコーチ、ポジティブライフコーチ、JADA協会 スーパーブレイントレーニング1級コーチ。 30年間のビジネスパーソンのとしてマネジメント、人財育成の経験。9年間で約3万件の相談実績。「脳の仕組みを知らないという理由で夢を諦める人をゼロにする」をモットーに、セミナーやコンサルティングを中心に活動。「的確なアドバイス」に定評。
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