足指
(画像=(※画像はイメージです/PIXTA))

足元が崩れていると、姿勢が悪くなったり、軸が定まらなかったりと、全体の不調に繋がっていきます。この足元の崩れは、足の指が正しく使えないことによって起こります。つまり、不調を治すには、足の指を正しく使えるようになればいいのです。今回は、足の指を正しく使えるようにするエクササイズを紹介します。

目次

  1. 不調の原因は「足指」から!
  2. 「親指エクササイズ」で親指まで踏み込む歩き方に
  3. 腰痛、膝痛を改善につながる「つま先立ちウォーク」
  4. 「ブルガリアンスクワット(片足スクワット)」で姿勢改善

不調の原因は「足指」から!

これまで来院された患者さんの多くは、足元から崩れて体に不調をきたしています。足元から崩れている原因の多くは、足指を正しく使えていないことにあります。

足指を正しく使えないことで、体の重心の位置、姿勢、骨の位置、筋肉の使い方などが正常ではなくなるのです。

逆に、不調を抱えている患者さんが足指を正しく使えるようになると、驚くほどに様々な症状が改善していきます。

私は、一時だけ体の不調が改善しても意味が無いと考えています。つまりすぐ元に戻るようでは意味がなく、体調が良い状態をずっと維持できることが何より重要だと考えています。

そのために私は施術をして終わりではなく、施術をした後の良い状態を維持できるように、患者さんに自宅でおこなっていただくエクササイズを提供しています。

「親指エクササイズ」で親指まで踏み込む歩き方に

まず1つ目は、「親指エクササイズ」です。

親指を意識するのに有効な方法
(画像=出典『「足指」の力体の不調がスッと消える3分つま先立ち体操』)

歩行する時は、足指まで踏みしめ後ろに蹴って歩くことがポイントになりますが、なかでも特に親指まで踏み込むことが重要になります。

親指まで踏み込むことができないと、重心は外側や後方に崩れていきます。そうなると体のセンターラインである骨盤、背骨、頭蓋骨の位置も正常ではなくなり、その結果体に様々な不調を引き起こす原因となります。

親指までしっかりと踏みしめて後ろに蹴って歩くことができると、親指からつながっている下半身の内側の筋肉を使えるようになるので、重心が中心で安定して、骨盤、背骨、頭蓋骨も正常な位置で落ち着き、不調が改善していきます。

そのためには、親指をしっかりと使えるようになる必要があります。

そこで毎日「親指エクササイズ」をおこなっていただきたいのです。

まず床に座った状態で足の親指だけを使って、壁を押してみてください。意外に力が入らないかもしれません。

これができるようになったら、椅子に座った状態で親指だけを使って、つま先を立てて床を押してみてください。他の4本の指とかかとは床から浮いている状態になります。これを20回繰り返してください。

この2つの方法をおこなうことで親指をしっかりと意識できるようになり、親指まで踏みしめて後ろに蹴って歩けるようになります。

腰痛、膝痛を改善につながる「つま先立ちウォーク」

2つ目は、「つま先立ちウォーク」です。

つま先立ちウォーク
(画像=出典『「足指」の力体の不調がスッと消える3分つま先立ち体操』)

歩行する際、足指を正しく使えていないと、膝から曲げて太ももを前方に振り上げて歩くようになります。

そうなると、足の甲→すねの前面→太ももの前面→骨盤の前面、といった足の「前面ルート」の筋肉ばかり使って歩くようになるので、足の裏→ふくらはぎ→太ももの後面→お尻、といった足の「後面ルート」の筋肉を使わなくなり弱っていきます。つまり、足の「前面」と「後面」の筋肉で使い方や強さにムラが出てくるのです。

足の「前面ルート」の筋肉を使い過ぎることで、太ももの前面の筋肉が過剰に収縮します。そうなると膝が痛くなったり、骨盤が太ももの前面の筋肉に引っ張られることで腰が痛くなったりするのです。

足の「後面ルート」の筋肉を使って歩けるようになるために、「つま先立ちウォーク」をおこなってください。

方法を以下に示します。

①かかとを浮かして、つま先立ちで立つ ②膝を曲げずにつま先立ちのまま歩く

「つま先立ちウォーク」をすることで、足の「前面ルート」の筋肉を使わずに「後面ルート」の筋肉を使う練習になります。

自宅内で「つま先立ちウォーク」をおこなって足の「後面ルート」の筋肉を使う練習をして、外出する時は意識して足指まで踏み込み、後ろに蹴って歩くように実践してください。

「ブルガリアンスクワット(片足スクワット)」で姿勢改善

3つ目は、「ブルガリアンスクワット(片足スクワット)」です。

ブルガリアンスクワット
(画像=出典『「足指」の力体の不調がスッと消える3分つま先立ち体操』)

このスクワットをおこなうことで、片方の足はスクワット、もう一方の足は普段縮こまりがちな足の「前面ルート」の筋肉をストレッチできるので、一度に筋力アップとストレッチができ効率的です。

方法を以下に示します。

①まっすぐ立ち、自分の後ろに椅子を置く ②片足をまっすぐ後ろに伸ばし、椅子の上につま先か甲を乗せる  ※この時背中は真っ直ぐに伸ばし、反りすぎないように注意する。  ※椅子は足をまっすぐ伸ばして乗せられる位置に調整しておく ③椅子に乗せない方の足の膝が90度の角度になるまでゆっくり曲げていく。この時、膝がつま先より前に出過ぎないように意識する。また、膝が内側に入らないように、まっすぐ曲げていく。椅子に乗せている足の太ももから股関節の前面が、適度にストレッチされるようにおこなう。 ④曲げた膝を元に戻す。※①~④を20回おこなう。 ⑤足を替えて同様におこなう。

以上ご紹介した3つのエクササイズをおこなうことで、足指をしっかりと使えるようになります。また普段使えていない足の「後面ルート」を使えるようになるため、ムラの無いバランスがとれた体をつくることができます。

これらを続けると、重心の位置が安定し、姿勢が良くなり、不調が改善されていくでしょう。

山田 真
山田 真(やまだ・まこと)
柔道整復師、はり師、きゅう師。まほろば鍼灸整骨院院長 美骨痩身サロンBELUNA代表。 1972年生まれ、神奈川県横浜市出身。明治大学商学部、明治東洋医学院専門学校柔整学科、森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科卒業。「幸せは健康の上に成り立つ」という信条の下、大学卒業後は健康関連事業で人の生活に貢献している明治乳業株式会社(現 株式会社明治)に入社。入社4年を経過した頃、自分の独自色を活かして人の健康に貢献できないかと考え、脱サラして柔道整復師の資格取得を目指す。7年間修業した後、2009年大阪府吹田市に、まほろば鍼灸整骨院を開院。開院後、施術回数は16万回を超えるが、足元から全身につなげていく施術をおこない、足指を正しく使えるように調整したところ、患者さんの様々な不調が劇的に改善。遠方からも評判を聞きつけて多数の患者さんが来院。現在、来院する患者さんは筋肉の痛みだけではなく、内臓の不調、アトピー、頭痛、耳鳴り、めまい、姿勢矯正、産後骨盤矯正、発達障害、慢性疲労、自律神経失調症など多岐にわたる。2021年4月に『「足指」の力 体の不調がスッと消える3分つま先立ち体操』を出版。 まほろば鍼灸整骨院Facebook