歯の隙間にある黒い点は虫歯?歯石?取れない場合の治療方法
(画像=Adobe Stock)

ある日鏡を見たとき、歯の隙間に黒い色の何かを見つけてしまったという人はいませんか。歯の隙間にある黒い点は目立ちやすく、コンプレックスになってしまう人もいます。ところでこの黒い点とは一体何なのでしょうか。ここでは、歯の隙間にある黒い点について、考えられる原因と対処法、治療法について解説します。

目次

  1. 痛い?痛くない?歯の隙間が黒い原因
    1. 【痛い場合】虫歯
    2. 【痛くない場合】歯石
    3. 【痛くない場合】着色汚れ
    4. 【痛くない場合】詰め物や被せ物
  2. 歯の隙間の黒い部分の治療法
    1. 白い詰め物を行う
    2. 歯のクリーニング
    3. ホワイトニング
    4. 矯正
  3. 子供の歯に黒い点や線がある場合
  4. 歯の隙間に黒い点を見つけたら歯医者で治そう

痛い?痛くない?歯の隙間が黒い原因

歯の隙間に黒い点がある場合、それが痛いか痛くないかによって考えられる原因が違います。

【痛い場合】虫歯

歯の隙間にある黒い点が痛む場合、虫歯の可能性があります。 しかも、虫歯によって歯が黒くなっている場合は、症状がかなり進行している可能性があり、そうだった場合、痛みの他にもしみる感じやピリピリとした刺激を自覚していることが多いでしょう。 虫歯によって歯の隙間が黒くなっている場合は、早めに治療することが必要です。また、初期の虫歯は痛みを伴わないので、痛くない場合でも虫歯であることもあります。

【痛くない場合】歯石

歯の隙間の黒い点が痛くない場合は、単に歯石が溜まっているのかもしれません。歯石とは、歯垢が唾液の中のカルシウムなどと結びついて石灰化したもので、硬く、表面がザラザラとしていることが特徴です。 歯石は一般的に白や黄色っぽい色をしていますが、黒い場合は歯周病が進行している可能性があります。

【痛くない場合】着色汚れ

歯の隙間の黒い点は、着色汚れである可能性もあります。 コーヒー、紅茶、ワインなどは特に着色しやすく、歯の溝や隙間の部分に着色することで、黒い点のように見えることがあります。 また、すでに溜まっていた歯石や歯垢に色がついている可能性もあります。

【痛くない場合】詰め物や被せ物

歯に詰め物や被せものをしている場合、その部分だけが黒くなっているのであれば、劣化しているのかもしれません。 詰め物や被せものの材質は、長い間使っているとどうしても劣化し、黒ずんでくることがあります。 詰め物や被せものをしてからそれほど日にちが経っていないのに黒いというのであれば、食べ物や飲み物の色が着色している可能性があります。この場合は、丁寧に歯を磨いたり、クリニックでクリーニングをすれば取れることが多いため、安心して大丈夫です。 詰め物や被せものの周辺が黒い場合は、虫歯になっているのかもしれません。詰め物や被せものと歯の間にはわずかな隙間があり、そこから歯周病菌や虫歯菌が入り込むことがあります。 黒ずみとともに痛みを伴う場合は虫歯が進行している可能性があるので、早めに歯科医を受診しましょう。

歯の隙間の黒い部分の治療法

歯の隙間の黒い部分をキレイにするためには、クリニックでの治療が有効です。 ここでは、クリニックで行うことのできる治療法についてご紹介します。

白い詰め物を行う

歯の隙間を埋めるための白い詰め物によって、黒い色を目立たなくする方法です。 ただし、詰め物は永久的なものではなく、何らかの刺激によって取れてしまったり、長期的には着色を起こしてくることもあるため、定期的なメンテナンスが必要です。

歯のクリーニング

いくら毎日キレイに歯を磨いていても、日々の食事によって着色汚れや歯垢が蓄積していきます。歯垢のある場所は虫歯や歯周病が起こりやすく、それが歯の隙間の黒い色の原因となることもあります。 クリニックに定期的に通ってクリーニングをすることは、虫歯や歯周病の予防にも大切なことです。トラブルの早期発見にもつながるため、定期検診に行き、同じタイミングでクリーニングも行うようにしましょう。

ホワイトニング

歯の隙間の黒い部分が虫歯や着色でなく、歯そのものの色であれば、ホワイトニングによってキレイにすることができます。 ホワイトニングには、クリニックで行う「オフィスホワイトニング」と自宅で行う「ホームホワイトニング」、エステなどの専門店で行う「セルフホワイトニング」などいくつか種類があります。 また最近では、市販のホワイトニング剤によって、自宅で簡単に、しかもリーズナブルにホワイトニングができるものもありますが、効果は限定的であることが多いです。自分にあった方法を選びましょう。

矯正

歯並びが悪いと歯垢が溜まりやすく、磨き残しやすくなるために、虫歯や歯周病のリスクが高まります。 また、歯の隙間の黒い色は、隙間があることによる影である場合もあります。これらの場合は、歯列矯正をして歯並びを整えることもできます。 最近は、マウスピースによって行うマウスピース矯正、裏側矯正、白色ワイヤー矯正など目立たずにできるものも豊富で、社会人にも多く利用されています。

子供の歯に黒い点や線がある場合

子供の歯の黒い点は、虫歯である可能性が高いです。 幼い子供には保護者が仕上げ磨きをしてあげることが多いと思いますが、小学校に上がる頃になると、子どもが自分で歯磨きをするようになり、気づいた時には虫歯が進行して手遅れになっていることがよくあります。 ほかに、薬の影響で歯が黒くなっていることもあります。 子供の虫歯の進行を抑制したりする薬として「サホライド」というものがありますが、これは、歯科治療が難しい幼い子供に使われることの多い薬です。この薬には銀が含まれているため歯を黒くし、乳歯を治療した場合は、乳歯が抜けるまで色素が沈着したままになります。 子供の歯の黒さは、歯の神経の影響であるケースもあります。

ひどい虫歯の場合は歯の神経を抜くことがありますが、その影響で歯が黒くなります。黒くなっている箇所が、過去に治療をした場所であれば、もしかするとそれが原因かもしれません。強くぶつけた場合にも歯の神経に影響して黒くなることがあります。

歯の隙間に黒い点を見つけたら歯医者で治そう

歯の隙間に黒い点を見つけたら、ほとんどのケースはクリニックで治療することができます。 特に、虫歯以外のものが原因の場合には、クリーニングやホワイトニングによってすぐに歯の白さを取り戻すことができるので、積極的に治療を受けましょう。 もちろん歯の黒い色は、虫歯や歯周病のサインである可能性もあります。 定期的に歯科健診を受けることで予防できるので、歯の痛みや違和感がなかったとしても、積極的に歯科医を受診するようにしましょう。

重永基樹
重永基樹
1999年愛知学院大学歯学部卒
2002年哲学堂デンタルクリニック開院
歯科医院運営の他、老人ホームやデイサービス、訪問看護等の介護事業、歯科医師向けコンサルティング業、人材派遣会社の運営などを行う。

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