鼻のてっぺんを押すと痛いのはニキビ?めんちょう?対処法や薬について
(画像=Adobe Stock)

鼻のてっぺんを押すと痛い場合、ニキビが原因と考える方が多いでしょう。しかし、ニキビ以外の病気が原因の可能性もあります。この記事では、鼻のてっぺんを押すと痛い場合に考えられる原因や対処方法について紹介します。鼻に違和感があり気になるからといってあまり鼻を触ると治りが遅くなったり悪化したりするため注意しましょう。

目次

  1. 鼻のてっぺんを押すと痛い…考えられる原因
    1. 原因(1)炎症を起こす…「ニキビ」
    2. 原因(2)鼻の内側や周囲にもできる…「ヘルペス」
    3. 原因(3)細菌感染で起きる…「めんちょう」
    4. 原因(4)赤い・大きく腫れる…「鼻せつ」
  2. 鼻のてっぺんを押すと痛い…自分でできる対処法はある?
    1. 基本的には患部を触らないことが大切
    2. 市販薬で対処できるケースもある
  3. 病院は受診すべき?
    1. 炎症や痛みが強い場合は受診を
    2. 受診するなら何科?
    3. ヘルペスの場合は眼科受診が必要になることも
  4. まとめ

鼻のてっぺんを押すと痛い…考えられる原因

鼻のてっぺんを押した時に痛い場合は、次の4つの原因が考えられます。鼻は他の部位と比べて皮膚が伸びにくいため、炎症や湿疹ができると痛みを感じやすいです。

原因(1)炎症を起こす…「ニキビ」

ニキビは、皮脂腺がつまったり皮脂が多すぎたりする時に毛穴に皮脂が詰まってできます。鼻は皮脂の分泌が多い部分なので、ニキビができやすいです。初めは白っぽくなり、赤くなっていきます。悪化すると黄色い膿が溜まり、無理につぶすと跡が残る可能性もあります。ニキビの対処方法は皮膚を清潔に保ち油分の多い食事を避けることです。

原因(2)鼻の内側や周囲にもできる…「ヘルペス」

ヘルペスは、ヘルペスウイルスが皮膚や粘膜に感染して発症します。発症する部位によって口唇ヘルペスと性器ヘルペスに分類され、鼻の周りにできるのは口唇ヘルペスです。ピリピリやチクチクとして痛みがあり、赤みや水ぶくれなどの症状が出ます。ヘルペスがいったん治ったとしても、ウイルスが神経まで入り込んでいることが多く、免疫力が低下すると再発する可能性が高いです。再発を止める治療法はないため、なるべく体に疲れを残さないようにしてリラックスしましょう。

原因(3)細菌感染で起きる…「めんちょう」

めんちょうは、一般的におできと呼ばれ、皮脂腺や汗腺に黄色ブドウ球菌などの細菌が感染して発症する皮膚病です。ニキビは皮脂の分泌が過剰になりやすい思春期にできやすいですが、めんちょうは細菌感染のため年代に関係なく発症します。

原因(4)赤い・大きく腫れる…「鼻せつ」

鼻せつとは、鼻毛が生えている部位に細菌が感染する病気です。赤くはれて膿が溜まることが多いです。ひどいと鼻の先端が赤くはれてピエロのように見えるほどになります。原因となるのは鼻の穴を指でほじったり鼻毛を抜いたりして、鼻の粘膜を傷つける行為です。鼻の粘膜はデリケートな部分なので、なるべく丁寧に扱ってください。

鼻のてっぺんを押すと痛い…自分でできる対処法はある?

鼻のてっぺんを押すと痛い場合の対処方法を紹介します。とりあえず病院に行かずに自分で対処してみましょう。

基本的には患部を触らないことが大切

痛みがあるとつい気になって鼻を触ってしまいますが、治りを早くするためにはなるべく触らないようにしましょう。手に付いている雑菌が患部に付いてしまい、より悪化する可能性まであります。また、痛み・赤み・痒みなどがある場合は化粧品もなるべく避けた方がいいです。 ニキビや細菌が原因の場合は、患部を清潔に保ちましょう。ただし、洗顔のしすぎは皮膚の皮脂を減らしすぎてしまうため、1日2回程度で洗顔後の保湿も行ってください。なるべく低刺激の洗顔フォームや化粧水・乳液を使用することをおすすめします。

市販薬で対処できるケースもある

鼻のてっぺんを押して痛い時に市販品の外用薬を使う選択肢もあります。抗炎症作用があるものを選んでみてください。どれを購入していいか分からない場合は、薬剤師が常駐しているドラッグストアに行き相談してみましょう。

病院は受診すべき?

鼻のてっぺんを押すと痛い場合に、病院は受診した方がよいのでしょうか。医療機関を受診する目安と受診する科を紹介します。

炎症や痛みが強い場合は受診を

基本的には自然治癒するものが多いため、上記で紹介した対処方法を実践して様子見しておきましょう。ただし、腫れ・痛み・かゆみが強く日常生活に影響が出ている場合や、膿が出ている場合は医療機関を受診することも検討してください。 炎症が出ると黒く跡に残ってしまうことも多く、鼻は目立つ部分なので避けたところです。皮膚科で処方された外用薬を塗っておくと、跡が残りにくく綺麗に治る可能性が高くなります。

受診するなら何科?

鼻のてっぺんを押して痛い場合は、基本的に耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。ただし、明らかに皮膚の異常が分かる場合は、皮膚科に行きましょう。

ヘルペスの場合は眼科受診が必要になることも

鼻のてっぺんを押すと痛い時の原因の1つ、ヘルペスの場合は少し対処方法が異なります。まずは皮膚科を受診しヘルペスと診断されたら、抗ウイルス薬の服用と患部に塗り薬を塗って回復を待ちます。 ただし、鼻のてっぺんに湿疹が出ている場合はまれに目にまで影響が出ることもあります。顔の神経にウイルスが入り込み、目の角膜や結膜に炎症を起こし最悪の場合視力が低下してしまいます。ヘルペスと診断されてから目に異常を感じた場合は、早めに眼科を受診して対処することをおすすめします。

まとめ

鼻のてっぺんを押すと痛い場合、にきび・ヘルペス・めんちょう・鼻せつなどが原因として考えられます。ヘルペス以外は医療機関を受診せずに自然治癒することがほとんどです。ただし、痛み・はれ・かゆみ・膿の症状が強い場合は、耳鼻咽喉科もしくは皮膚科を受診してください。湿疹や炎症が激しいと完治した後も皮膚に黒ずみとして残ってしまう場合もあるため、市販や処方された外用薬を塗っておくと安心です。

宮田直輝
宮田直輝
2003年 台湾台北医学大学 医学部卒業
2005年 慶應義塾大学病院 初期研修
2006年 日本鋼管病院初期研修
2007年 慶應義塾大学病院消化器内科
2011年 恩賜財団済生会宇都宮病院勤務
2012年 慶應義塾大学大学院医学研究科博士号取得
2013年 テキサス大学サウスウエスタンメディカルセンター博士後研究員
2016年 国際医療福祉大学三田病院消化器センター講師
2019年 長峰整形外科・胃腸内科 副院長
2020年 宮田胃腸内科皮膚科クリニック
国際医療福祉大学三田病院消化器センター非常勤講師
JCHO山手メディカルセンター消化器内科非常勤
一般社団法人日の出医療福祉グループ顧問
台湾台北医学大学卒業、慶應義塾大学医学博士
元アメリカテキサス州サウスウエスタンメディカルセンター研究員
宮田胃腸内科皮膚科クリニックHP イシャチョククリニックページ