歯や親知らずが臭い原因とは?自宅でできる治し方(セルフケア)も紹介
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奥歯は歯の中でも磨きにくい箇所です。もしその奥歯が臭いなら、歯磨きで十分に歯垢を取り切れていない可能性があります。また、虫歯や歯周病なども奥歯の臭いの原因になるため注意が必要です。奥歯が臭くなる原因と自宅でもできるセルフケアの方法について説明していきます。

目次

  1. 奥歯が臭いときに考えられる原因
    1. 歯磨きでの歯垢の取り残し
    2. 金属の詰め物・被せ物
    3. 虫歯
    4. 歯周病
    5. 膿栓(臭い玉)
    6. 舌苔、口腔乾燥症(ドライマウス)
    7. そのほか内臓などの病気
  2. 奥歯が臭いときの治し方
    1. 普段の歯磨きで歯垢を残さない
    2. 磨きにくい箇所はタフト・フロス・歯間ブラシを使用する
    3. 口の中が乾燥しないように注意する
    4. 喫煙習慣がある人は禁煙する
    5. 口の中の病気は歯科医院での治療・薬も必要
  3. 奥歯の中でも親知らずが臭くなりやすいのはなぜ?
  4. 奥歯の臭いの原因は歯垢・虫歯・歯周病など|ドブのような臭いがあるならすぐに歯科医院へ

奥歯が臭いときに考えられる原因

口臭は誰にでもあるものですが、奥歯からドブのような臭さを感じたら注意してください。口臭を強くしている何かしらの原因があると考えられます。

奥歯が臭いときに考えられる主な原因は次のとおりです。

【奥歯が臭いときに考えられる原因】

  • 歯磨きでの歯垢の取り残し
  • 金属の詰め物や被せ物の劣化、被せ物などの変形による適合不良
  • 虫歯
  • 歯周病
  • 膿栓(臭い玉)
  • 舌苔、口腔乾燥症(ドライマウス)
  • そのほか内臓などの病気

歯磨きでの歯垢の取り残し

奥歯の臭いは、歯垢が原因の場合もあります。歯磨きできれいに歯垢を除去できれば良いですが、磨き残しがあると、菌が繁殖して臭いの原因になります。また、親知らずの生え方によっても磨きにくくなるため要注意です。

金属の詰め物・被せ物

歯科治療で金属の詰め物や被せ物をした場合、そこから臭いがするケースもあります。これは金属の詰め物や被せ物が直接の原因になっているわけではありません。詰め物や被せ物の劣化などにより隙間ができると、そこに歯垢が溜まりやすくなります。

溜まった歯垢を通常の歯磨きで完全に取り除くのは難しいため、詰め物や被せ物をした歯がまた虫歯になったり、歯周病を起こしたりする危険性もあります。

虫歯

虫歯も臭いの原因のひとつです。虫歯が進行した場合、歯に穴があきます。その穴に汚れが溜まり、ドブのような臭いを発生させることもあります。特に奥歯は汚れが溜まりやすく、虫歯にもなりやすいので注意してください。

歯周病

歯周病は歯と歯茎の間にある歯周ポケットで繁殖した菌が原因で起こる感染症です。歯肉や歯を支えている骨が溶け、歯を失う原因にもなります。繁殖した菌は臭いの原因物質を作り、強烈な口臭になるため、歯周病にならないための対策が重要です。

口臭以外では、起床時の口の中のねばつき、歯茎の腫れ、出血や膿、歯の動揺なども歯周病の症状です。これらの症状があり、歯周病が疑われるなら早めに歯科医院を受診してください。

膿栓(臭い玉)

膿栓は扁桃腺の辺りにできる白や黄色の塊のことです。膿栓は潰れたときに臭いを発するため「臭い玉」とも呼ばれます。この臭いの原因は、臭い玉に含まれる細菌やウイルスの死骸、食べ物のカスです。

もし膿栓ができているなら自分では取らずに、耳鼻咽喉科などで相談してください。無理に取ろうとすると周辺を傷つけてしまう危険性があります。

舌苔、口腔乾燥症(ドライマウス)

誰にでもあり舌苔ですが、量が多くなると強い口臭となります。舌苔が多く発生するのは、体調を崩したときや口腔乾燥症(ドライマウス)で唾液の分泌量が低下して口の中が乾燥したときです。

舌苔は、舌磨きで除去することができます。また口腔乾燥症(ドライマウス)の場合には、口呼吸をやめる、脱水を防ぐ、ストレスを軽減するといった対策が必要です。

そのほか内臓などの病気

口臭の原因が口の中にない場合もあります。例えば、内臓の病気があると、上手く消化されなかった食べ物が口臭の原因になります。

口臭の改善には、原因となっている病気の治療が必要です。病気ごとに治療法などは異なるので、口臭以外の症状によって適切な診療科を受診してください。

奥歯が臭いときの治し方

奥歯から臭いを感じる場合、その原因によっては医療機関の受診も必要になります。しかし、臭いの原因を予防するためには、自宅でのセルフケアも重要です。セルフケアを中心に奥歯が臭いときの治し方について説明していきます。

普段の歯磨きで歯垢を残さない

口臭予防の基本は普段の歯磨きです。歯垢から雑菌が繁殖し、口の中に様々なトラブルを起こし口臭の原因となるため、普段の歯磨きで歯垢をしっかりと落としましょう。

例えば、以下のような場合には歯垢を落とせずに、歯石になってしまう可能性が高いです。

  • 歯磨きの時間が短すぎる
  • 歯ブラシを歯に当てる向きが悪い
  • 歯磨きの際の力が強すぎる
  • 食後に歯磨きをしない場合がある

磨きにくい箇所はタフト・フロス・歯間ブラシを使用する

歯並びなどによって磨きにくい箇所はどうしても出てきます。そのため、通常の歯ブラシ以外に「デンタルタフト」「デンタルフロス」「歯間ブラシ」などのケア用品も併用するようにしてください。

ケア用品を併用することで、磨き残しや歯の間の歯垢を少なくできます。

口の中が乾燥しないように注意する

口の中の乾燥は菌が繁殖する原因になります。唾液の分泌量が減っている場合、虫歯や歯周病、風邪などのリスクも高まるので注意してください。

朝起きたときに口の中の乾燥を感じる人は、睡眠時に口呼吸を行っている可能性が高いです。こまめな水分補給のほかにも、咀嚼回数を増やす、唾液腺のマッサージ、マスクの着用などが口の内の乾燥対策になります。

喫煙習慣がある人は禁煙する

普段からタバコを吸う人は、禁煙することで口臭が改善される可能性もあります。喫煙自体が口臭の原因になりますし、喫煙習慣があると歯周病の進行に気づきにくくなります。

喫煙は口の中にと問題をおこすだけでなく様々な病気のリスクを高めるため、禁煙するようにしましょう。難しい場合には、禁煙外来の受診の検討も良いかもしれません。

口の中の病気は歯科医院での治療・薬も必要

セルフケアによって口臭が改善されれば良いですが、すでに歯や歯茎などが病気になっていると歯科医院での治療も必要です。虫歯や歯周病などは歯を失う主な原因でもあるので、早めに歯科医院で診てもらいましょう。

また、定期的に歯科医院で検診を受けることも重要です。例えば、虫歯治療で行った被せ物や詰め物に異常が出ていても、定期的に検診を受けていれば早めに気づくことができます。

奥歯の中でも親知らずが臭くなりやすいのはなぜ?

奥歯は磨きづらいため、歯垢が溜まり、臭いを発することがあります。特に親知らずが生えている場合は注意してください。

親知らずは通常の歯よりも磨きにくい上に、生え方によっては歯垢も溜まりやすいです。歯と歯茎の隙間に歯垢が溜まれば虫歯や歯周病になったり、膿が出たりもします。特に角度がついて生えてきている場合や、生え途中の状態ではより汚れが溜まりやすいため注意が必要です。状態によっては親知らずの抜歯が必要なので、歯科医に相談しましょう。

奥歯の臭いの原因は歯垢・虫歯・歯周病など|ドブのような臭いがあるならすぐに歯科医院へ

奥歯の臭いの原因は複数あります。主な原因としては歯垢・虫歯・歯周病などが挙げられます。普段のケアをしっかりと行うことが対策になるので、正しい歯磨きで清潔な口の中の環境を維持しましょう。

ただし、すでに口の中にトラブルを抱えていたり、内臓などの病気によって口臭が発生していたりするケースもあるので注意してください。特に奥歯からドブのような臭いがするなら、とても悪化している可能性が高いです。

早めに歯科医院などを受診するようにしましょう。

吉竹啓介
吉竹啓介
所属  医療法人社団港成会
経歴  
平成22年  神奈川歯科大学 卒業
平成26年  医療法人社団港成会 理事就任
平成26年  せたがや歯科室 開設
令和2年  京橋 銀座みらい歯科 開設
令和3年  銀座みらい歯科 移転・名称変更
京橋 銀座みらい歯科として東京スクエアガーデン2Fへ
●京橋 銀座みらい歯科