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最終更新日:2022年4月21日

膵臓が悪いと出る症状と受けるべき血液検査

こちらの記事の監修医師
めじろ内科クリニック
久野伸夫 先生

背中やおなかが痛いのは、もしかして膵臓の病気かもしれません。これらは、膵臓が悪いと出る代表的な症状で、他にもさまざまな体の不調が現れます。また、膵臓の病気が疑われる場合には、血液検査などによって診断されます。ここでは、膵臓が悪いと出る症状と、血液検査の具体的な内容について解説します。

もしかして膵臓が悪いかも?

背中の後ろや胃が痛むけど、これはもしかすると膵臓に病気がある?「膵臓が悪いかもしれない」と漠然とした不安を抱えている人に向けて、膵臓が悪いと出る症状について解説します。

膵臓が悪いと出る症状

膵臓が悪いと出る症状の代表的なものは、背中の痛みや腹痛です。膵臓の機能が衰えることで消化酵素を含んだすい液をうまくつくり出せなくなるため、消化器にも不調が現れるようになります。具体的な症状としては、消化不良、腹部膨満感、吐き気、下痢などです。

膵臓がんの場合、がんにより胆管が圧迫されると、胆汁の流れが悪くなり黄疸が発生します。これは、胆汁の流れが悪くなると胆汁が血管内に入り込むことで起こります。胆汁の成分であるビリルビン濃度が血液中で高くなって皮膚などに溜まり、皮膚や白目の部分が黄色く見えるようになります。

膵臓の病気を放置するリスク

膵臓の病気は、重症化して日常生活に支障をきたし易く、最悪の場合、死の危険があります。ですから、膵臓が悪いと出る症状を自覚したら、放置してはいけません。

膵臓の機能が低下すると血糖の調整がうまくいかないため、糖尿病になることがあります。また慢性膵炎は、膵臓がんになるリスクも高い病気です。膵臓がんは進行が早く、明らかな症状が出たときには手遅れになっていることも少なくありません。

膵臓が悪いかも?と思ったら受診

膵臓の病気が疑われる症状があれば、すぐに受診しましょう。膵臓の病気は初期症状がわかりにくいため、知らない間に進行していることがよくあります。膵臓疾患は、早く見つけること、早いうちから治療を始めることが重要です。

膵臓の病気が疑われるときの血液検査

膵臓の病気が疑われるときに行われる血液検査について解説します。

アミラーゼ

膵臓疾患が疑われるときのスクリーニング検査として使われるのが、アミラーゼの数値です。アミラーゼは、膵臓で作られる糖質を分解する消化酵素です。基準値より高い場合には、急性膵炎、慢性膵炎、膵臓がんなどが考えられます。ただし、膵臓がんでは、必ずしも値が上昇するわけではありません。進行した慢性膵炎の場合は、値が低くなります。

リパーゼ

リパーゼは、アミラーゼと同じく、膵臓で作られる脂肪を分解する消化酵素です。膵臓に異常があると、血中のリパーゼ量が増え、値が上昇します。膵臓がんの場合は、血中リパーゼの値が上がったり下がったり、何らかの異常が見られます。

リパーゼの値は、膵臓がんを見つけるための腫瘍マーカーとしても用いられます。

トリプシン

トリプシンは膵臓で作られるタンパク質を分解する消化酵素です。膵管が狭窄していたりすい液が滞ったり、膵臓に異常があると、血中トリプシンは増えます。一方で、膵臓がかなりのダメージを受けている場合には、血中トリプシンは低い値となります。

膵臓がんでは、アミラーゼやリパーゼなどの消化酵素は値が低く、トリプシンは高くなり、値に乖離がみられることがあります。

エラスターゼ1

エラスターゼ1は、タンパク分解酵素のひとつで、膵炎で高い値となります。ただし、慢性膵炎では、高くなることもあれば低くなることもあり、診断のためにはさらなる検査が必要になります。

見つけにくいとされる膵臓がんの早期発見のためにも、診断の助けとして有効です。エラスターゼ1の値が高い場合、肝疾患、胃がん、胆管がん、肺がんなどの悪性腫瘍も疑われます。

CA19-9

CA19-9は、消化器系腫瘍のスクリーニングや膵臓がんの判定、治療効果を見るものとして用いられます。健康な人でも微量が検出されることはありますが、膵臓がんなど悪性の腫瘍があると、目立って値が高くなります。

膵臓の病気が疑われるときの血液検査以外の検査

膵臓の病気が疑われるときは、腹部エコー、造影CT、MRCPなどによる画像診断も行われます。

腹部エコー

腹部エコーでは、超音波で膵臓が縮んでないか(膵萎縮)や膵管が拡がっていないか(主膵管拡張)、膵管や膵実質内に石灰化したところがないか、膵臓の形が変化していないかなどを見ます。放射線などを使わない、安全な検査です。

造影CT

腹部CT検査では、深部を検査することができます。膵臓の大きさや形などを細かなところまで確認でき、周囲の臓器との関連も調べられます。膵炎や膵臓がんを診断するために有効で、見つかった場合、進行度合いや転移についても見ることができます。

MRCP

MRCPは、MRI装置を使って行われ、奥深いところにあって見づらいといわれる膵管、胆管の様子を詳細に調べることができます。膵臓がんの早期発見に役立ちます。

まとめ

膵臓が悪いと、まず、背中やお腹の痛みを感じることが多く、他に、腹部膨満感や吐き気、消化不良などが起こり、食欲不振に陥ることもあります。疑わしい症状があればすぐに病院を受診し、血液検査や画像診断を受けましょう。早期発見のためには、定期検診も有効です。

こちらの記事の監修医師

めじろ内科クリニック

久野伸夫 先生

〇病院名:めじろ内科クリニック
〇医師 :久野伸夫
〇アクセス :東京都豊島区目白3丁目5−11 NOBビル3F
〇診療科:内科・糖尿病内科・消化器内科
【経歴】
日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本糖尿病学会専門医
労働衛生コンサルタント

    • 東京都豊島区目白3-5-11NOBビル3F地図を見る
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    • 内科 リハビリテーション科 整形外科
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