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最終更新日:2021年12月3日

チャンスをつかむ人が使わない5つの言葉

こちらの記事の監修医師
 
大澤 弘子

チャンスをつかむ人が使わない5つの言葉

(画像=Adobe stock)

今回の記事でお伝えするのは、自分が本心から願う姿になるための大事なポイント。未来をつくるのは行動、行動をつくるのは思考、そして、思考をつくるのは私たちが普段から使う「言葉」です。つまり「言葉」の使い方で未来は変わってくるのです。意識さえすればすぐに実行可能なそのコツを、日テレHR代表の大澤弘子さんが解説します。

目次

  1. 言葉が思考をつくっている
  2. 思考を変えるのはなかなか大変
  3. チャンスをつかむ人の特徴
    1. (1)明解
    2. (2)行動主義
    3. (3)いつも「自分ごと」
  4. チャンスをつかむ人が使わない5つの言葉
    1. (1)参考になりました
    2. (2)でも、だって、どうせ
    3. (3)いつか
    4. (4)できない
    5. (5)がんばります
  5. 言葉を変えれば思考が変わる

言葉が思考をつくっている

わたしの知人に優秀なサラリーマンがいます。5ヶ国語を操り、いつも冷静、仕事は着実です。ただ、人望がないのです。なぜだと思われますか?

実は「ミスターネガティブ」と揶揄されるほど、日常的にネガティブなことを言う人なのです。

確かにと思話される「説得力のあるネガティブ」な主張が多いのです。聞いていると、さっきまで「うまくいく」と思っていたことも暗雲立ち込めてくるように感じます。話せば話すほど暗い気持ちになってしまう。人が徐々によって来なくなってしまいました。

彼には素晴らしい分析力があり、論理思考が得意で優秀な頭脳を持っているはずなのに、それを伝える言葉がネガティブすぎるのが原因です。

言葉というのは我々の思考に大きな影響を与えています。そもそも言葉(≒名前)がついていないものは、概念として存在せず互いに伝え合い理解し合うことができないものです。

例えばこの本では「雪」をめぐる表現について例をあげましょう。雪国ではない地域で生まれ育った人にとっては、雪は「雪」という表現のみです。「雨」とはちがう、「霰(あられ)」や「雹(ひょう)」とも違うものとして、区分する「雪」という言葉。

でも、雪国にいくと実に様々な言葉があることに驚かされます。「粉雪(こなゆき)」「ボタ雪」をはじめ、北海道では100種類以上の言い方があるそうです。「回雪」「乾雪」「はだれ雪」「風花」「ねはん雪」などなど。共通の概念の共有をする道具が「言葉」である以上、双方が理解できる「言葉」ができると意思疎通ができるようになります。言葉がないものは思考できません。

つまり、思考は、知っている言葉の範囲で行われています。ネガティブな言葉を使うと思考もネガティブになります。言葉と思考は切れない関係です。

思考を変えるのはなかなか大変

いつもネガティブに考えてしまう自分がいたとします。「もう少し、楽観的に生きよう」と決心しても、実は、意識の力で思考変容を起こすことはなかなか難しいとされています。一時的にどうにか頑張れても、徐々に元に戻ってしまうのです。思考を思考で変えるのは難しいとも言えますね。

ここで有効なのが、コントロールしにくい「思考」に直接アプローチするのではなく、思考と切っても切れない関係にある「言葉」にアプローチすることで、結果的に思考を変える方法です。

つまり「使う言葉」を変えることで、思考変容を起こすのです。言葉は「思考」に比べて圧倒的にコントロールしやすい。音や文字となって可視化したり可聴化したりすることができます。自分自身で客観的にチェックしやすく、周囲の人にチェックをしてもらうことも容易です。

チャンスをつかむ人の特徴

チャンスをつかむ人とつかめない人。一体、何がちがうのでしょうか。

(1)明解

チャンスをつかむ人は、まず、普段から自分の思考が明解です。自分が何をしたいのか、何に興味があるのか、それはなぜなのかを言語化して人に伝えることができるほどに、整理がついています。だからチャンスがきたときに、「乗る」か「乗らない」かを瞬時に判断できる。興味があること、したいことであれば乗るし、そうでなければ流す。明解です。

「チャンスの女神は前髪しかない」という言葉もありますが、チャンスは突然やってきます。いちいち熟考しないと乗るか乗らないかを決められないでいると、チャンスを逃すことも多くなるでしょう。そればかりか、やりたいことや興味があることを自分でわかっていない場合は、チャンスが来ていてもそれと気づかないことすら起こります。もったいないですね。

(2)行動主義

やる前にいろいろ考えると、不透明なこと、やらない方がいいと感じるリスクに意識が向きます。だから挑戦できなくなる。チャンスをつかむ人は、普段から「ちょこっと挑戦」を頻繁にやっています。

気がつくと、「え?いつの間に??」という成果を出したりする人ですが、急に成果が出たわけではなく、小さなトライを常に行っていた結果なのです。

行動してみないとわからない。失敗しても学びを得られる。引き返せる程度の小さなトライを常にやってみることが行動主義。これができる人はチャンスをつかむ可能性が高いです。

(3)いつも「自分ごと」

知識を入れただけでは満足せず、知ったら使ってみたくなる人が多いです。自分に合うかどうか、実証してみようとする人ですね。他人の経験談を聞いてもいつも自分ごと化して聞いています。自分ならその判断ができるだろうか、自分ならどう考えただろうか、自分なら、自分なら、、、と考える人はチャンスを掴みます。

こんな特徴をもった「チャンスをつかむ人」が、使わない言葉とはどんな言葉なのか。まとめます。

チャンスをつかむ人が使わない5つの言葉

(1)参考になりました

先輩やメンターの話を聞いた時、「参考になりました」という言葉はよく使われます。チャンスをつかむ人はこの言葉の変わりに「早速やってみます」など、次の行動に近い言葉を使います。自分が「参考になります」と言ってしまった時は、「参考にして明日何をやる?」と自分に聞いてみると良いかも知れません。

(2)でも、だって、どうせ

この言葉を使う人は、人との会話が弾まないのではないでしょうか。この言葉は自分の頭の中の思考にも悪影響を与えます。「できない理由」「懸念点」「不可能であることの証明」をすることに脳を使ってしまう言葉です。

(3)いつか

人と話をして別れるとき、「またいつか会いましょう」「機会があればぜひ、また」という人がいます。相手は「いつか」は永遠にないな、と理解してしまいます。

狙ってウヤムヤにしようとしているとき以外で、「いつか」を使う時は、自分の中でも曖昧(あいまい)な思考のときです。「今回のご縁を次に繋げたい!」というときには「いつか」は使いませんよね。

(4)できない

仕事でもスポーツでも、「できない」というと、自分自身の脳が「できないのだな」と認識します。脳は「できない」ことを現実にしようと働きますから、頑張って練習したとしても成果は出にくくなります。また「難しい」という言葉も同じように働きます。

算数が苦手な小学生のコーチングをした際、「むずかしい」という言葉が口癖になっている子がいました。「むずかしい」という言葉の代わりに「やり方がわからない」などに変えていくと、脳も「やり方をわかるように情報整理する」方向に動き出します。

(5)がんばります

よく言われる例があります。

救急で搬送された病院で患者は緊急手術を受けることになった。付き添いの家族は「先生、父は大丈夫でしょうか」と医師にすがりつく。ここで執刀医が「はい、がんばります」と答えたらどうでしょう。

「がんばります」には「できないかも知れませんけど」というニュアンスが含まれます。頑張ることに価値がある場合はいいですが、できるのかできないのかが重要な場面ではこれは答えになっていません。「がんばります」しか言わない人に、真に重要な役割を任せてみようと思えるでしょうか。チャンスを任せる気持ちになれませんよね。また、この言葉は自分自身に対しても「ダメかもしれない」ことを容認する方向に働いてしまいます。

言葉を変えれば思考が変わる

ネガティブな言葉、懸念が滲んだ言葉を使わないことが、チャンスをつかむためには重要なカギとなります。皆さんは、上記5つのワード、普段つかっていないでしょうか。

自分の口癖に気づいたら、それが思考の癖を生み出していないか振り返ってみてください。思考は、普段よく使う言葉に引っ張られていることが多いです。逆にいえば、使う言葉を変えることによって、思考の癖を取り払い、ポジティブで望ましい思考に変えることができるということです。

悩むと同じところでグジグジと考えてしまう、ここ一番で踏ん張り切れず諦めてしまうことがあるなど、自分の癖に気づいたら、何らかの「ネガティブワード」が作用しているかもしれません。言葉を変えることで思考を変え、チャンスを掴みにける人の行動特性に自分を変えることもできると思いますよ。

大澤 弘子
大澤 弘子(おおさわ・ひろこ)
国家資格キャリアコンサルタント 日本青少年育成協会認定教育コーチ(中級)
日本テレビでプロデューサー歴25年。各界の著名人を取材し、誰しも「自分の軸」に気づいて殻を破る転換点があると知って感動。史上初のNHKとの共同制作実現、タレントと視聴者が「ワーキングマザー」として交流するサークルなど、TV番組の枠を越えた取り組みを推進。2016年、慶應義塾大学大学院SDM研究室・前野隆司教授に学び「最大の成果を出すチームに共通する力」を導く。2019年「日テレHR」スタート。上場企業の人材育成に従事。2020年には全国170,000人の人事パーソンが選ぶ「HRアワード」受賞。サラリーマンこそ「キャリアビルディング」意識が必要と考え、人材育成コンサル・研修・個別コーチングも多数。

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大澤 弘子

国家資格キャリアコンサルタント 日本青少年育成協会認定教育コーチ(中級)
日本テレビでプロデューサー歴25年。各界の著名人を取材し、誰しも「自分の軸」に気づいて殻を破る転換点があると知って感動。史上初のNHKとの共同制作実現、タレントと視聴者が「ワーキングマザー」として交流するサークルなど、TV番組の枠を越えた取り組みを推進。2016年、慶應義塾大学大学院SDM研究室・前野隆司教授に学び「最大の成果を出すチームに共通する力」を導く。2019年「日テレHR」スタート。上場企業の人材育成に従事。2020年には全国170,000人の人事パーソンが選ぶ「HRアワード」受賞。サラリーマンこそ「キャリアビルディング」意識が必要と考え、人材育成コンサル・研修・個別コーチングも多数。