教育現場のCOVID-19、豪州は学校閉鎖せずとも低感染率

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行期でも学校閉鎖をしなかったオーストラリア・ニューサウスウェールズ州(18歳以下の小児人口180万人)の小中高等学校3103校と幼児教育施設4600園を対象に、学校での児童や職員の重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)感染を前向きコホート研究で調査した。

その結果、感染性のある(発症24時間前からと定義)SARS-CoV-2感染者の登校・登園が確認されたのは、15校と10園(小児12例、成人15例)だった。

感染者の濃厚接触者全1448例に14日間の自宅隔離を義務付け、そのうち633例(43.7%)に核酸検査とSARS-CoV-2抗体検査を実施したところ、18例に2次感染が確認された(発症率1.2%)。

3校で2次感染者5例(小児3例、成人2例)が確認された(感染率0.5%、5/914例)。

幼児施設10園(濃厚接触者497例)の9施設では二次感染は発生しなかったが、残る1園で成人6例と小児7例の感染クラスターが生じた(感染率35.1%)。

全体では、2次感染者18例中5例(28.0%)が無症状だった[乳児3例(いずれも1歳)、青少年1例(15歳)、成人1例]。