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血尿の原因を解説!血尿の色で何が分かる?病院診察の流れや血尿に関する注意点も合わせてご紹介します

最終更新日:2021年8月24日

血尿の原因を解説!血尿の色で何が分かる?病院診察の流れや血尿に関する注意点も合わせてご紹介します

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木幹啓 先生

〇病院名 :すずきこどもクリニック
〇医師  :鈴木幹啓
〇アクセス:和歌山県新宮市下田2丁目3−2
〇診療科 :小児科
〇経歴:株式会社オンラインドクター.com代表取締役CEO
1975年三重県伊勢市生まれ
1995年自治医科大学入学(県からの奨学金制度)
2001年自治医科大学卒業

日本小児科学会認定小児科専門医
国家資格ケアマネジャー

三重県立総合医療センター、国立病院機構三重中央医療センター、国立病院機構三重病院、伊勢赤十字病院、紀南病院
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
【製薬会社社外講師・CM出演等】
グラクソスミスクライン社、JCRファーマ社、杏林製薬、明治製菓ファーマ、鳥居薬品

【メディア出演・TV監修】
日本テレビ、読売テレビ、東京MX、テレビ朝日(医療監修)「くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」

【著書】
日本一忙しい小児科医が教える病気にならない子育て術(双葉社)
開業医を救うオンライン診療(幻冬舎)

2020 年 10 月株式会社オンラインドクター.com を設立。

尿の色は健康状態を示すバロメーターの役割をもちます。

正常な尿の色は淡黄色でビール色ともいわれるような色です。

しかし水分摂取が少ないと色が濃くなるほか、腎臓や膀胱に病気や腫瘍があると血尿といって尿に血が混じることがあります。

この記事では、血尿について解説します。

また、血尿が出てしまったときの注意点や受診のタイミングなど幅広く解説します。

血尿の原因について

血尿が発生してしまう原因としては、腎臓や膀胱などに異常があることがほとんどです。

腎臓で尿がつくられる時に血液が混入してしまう、もしくは膀胱から尿管・尿道などで血液が混入して血尿になるケースがよくみられます。

よくある原因とまれにみられる原因、それぞれ解説します。

よくある原因に

血尿の原因としてもっとも多いのが尿路結石です。

尿路結石とは、尿の中の成分がかたまって石のようなもの(結石)が発生する病気です。

結石はカルシウムとシュウ酸によってできているものが大部分で、これにリン酸が加わったものを含めると90%くらいを占めるともいわれます。

結石は普段からあまり水分摂取をしない人に発生しやすい症状です。

尿中の水分が少ないため成分割合が多くなって濃縮されてしまい、本来尿中に溶けるはずが結晶化し結石になります。

多汗症の場合やスポーツで多量に汗をかいたあと、シュウ酸や乳製品のカルシウムを摂り過ぎたあとも尿路結石が起こりやすいです。

また泌尿器のガンの中で多い膀胱ガンも、血尿を引き起こしやすい病気です。

タバコの成分や塗料などの原料に使う芳香族アミンが膀胱ガンを誘発します。

腎盂から尿管、さらに膀胱にかけて小さなガンが同時に発生します。

ほかにも血液ろ過の糸球体に出血性の炎症が起こり、治らずに続いてしまう慢性糸球体腎炎も原因となりやすい病気です。

慢性糸球体腎炎では免疫反応の異常によって免疫グロブリンAが増えた状態となり、糸球体内にIgAが多量に沈着します。

たまにある原因

血尿の原因はほかにもあります。まれに起こる原因のひとつが突発性腎出血です。

突発性腎出血とは、原因不明の腎臓からの出血を指します。

原因がわからないまま突然腎臓で出血が起こり、それが尿に混ざって血尿を引き起こします。

腎臓からの出血の原因として考えられるのは主に以下のような症状です。

・腎盂腎炎などの感染症

・腎結石

・腎がんなどの悪性腫瘍

・糸球体腎炎

突発性腎出血の原因そのものの特定が難しいため、この場合は血尿の具体的な原因を突き止めることは難しいでしょう。

膀胱炎の主な原因は免疫力の低下?

膀胱炎も血尿が起こる原因のひとつです。

膀胱炎は大腸菌などの細菌感染が主な原因といわれています。

特に女性に多いとされ、慢性化すると繰り返し発症してしまいます。なぜ女性に多くみられるかというと、尿道の短さが大きな原因です。

女性は男性に比べると、肛門から尿道口までの距離が短いです。そのため原因となる大腸菌にさらされやすい状態となっています。

また女性が使用する生理用品が肛門から尿道口に触れることも、感染リスクを高めている原因のひとつです。

それ以外の感染リスクとして、免疫力の低下が挙げられます。

膀胱炎の原因菌である大腸菌などの腸内細菌は、常に肛門に存在する常在菌と呼ばれるものです。

たとえ尿道から菌が侵入したとしても、通常であれば排尿の力で洗い流せます。

人間には細菌感染から身体を守る自己防衛力、つまり免疫力が備わっています。

免疫力が正常に機能することで有害な細菌を除去するのです。

しかし食生活の乱れやストレスによる自律神経の乱れなどで自己防衛力が機能しなくなると、免疫力が弱まってしまいます。

免疫力が弱まることで身体の常在菌がコントロールできなくなるのです。

免疫力の低下は、膀胱炎を引き起こす大きな原因といえるでしょう。

血尿の色で分かること

血尿といっても、状態や原因などによって色が変わります。

血尿の色から分かることをいくつか紹介します。

赤茶色・黒っぽい場合

赤茶色や黒っぽい色は、尿中に血液が混入してからそれなりの時間が経過しているものと予想できます。

すなわち尿道に近い部分ではなく、もっと前の段階が原因です。

赤茶色や黒っぽい血尿の場合は、腎臓の糸球体あたりに異常があるケースが多く見られます。

またパーキンソン病の治療薬L-dopa剤を利用した場合にも赤茶色になります。

非常にまれなケースですが、先天的な代謝異常が原因によるアルカプトン尿症も黒っぽく変化する原因のひとつです。

オレンジ色の場合

オレンジ色は大量の発汗によって脱水症状が起こった場合にみられます。

尿の成分が濃縮されることにより濃いオレンジ色になるのです。

またオレンジ色の尿は、肝臓に異常がある場合にもみられます。

漢方の大黄やセンナといった薬剤を使用したときにも、尿は濃いオレンジ色に変化します。

鮮やかなピンク色や赤色の場合

鮮やかなピンク色や赤色は、血液が尿中に混入してから排尿されるまでにそれほど時間が経過していないときにみられる色です。

尿に血液が混ざってから排出までの時間が短いということで、尿が出る直前あたりの部分が関係すると考えられます。

すなわち排出する場所に近い膀胱や尿道付近において血液が混じったケースが多いのです。

ピリジン系の下剤や抗結核薬のリファンピシンといった薬剤の使用時にも、ピンク色や赤色に変化します。

濃赤色の場合

血尿は、色が血液の赤に近づくほど危険と考えられます。

すなわち濃赤色の場合はすでに重篤な状態である可能性が高いです。

濃赤色は膀胱や尿道付近に悪性腫瘍がある場合によくみられます。

血尿はすべて注意が必要ではありますが、特に濃赤色がみられたら急いで医療機関を受診しましょう。

病院受診までの流れ

血尿はそう簡単に起こるものではなく、前述したように危険な病気が原因の可能性もあります。

そのため血尿が出たら早めに医師の診察を受けるべきでしょう。

血尿が出てから受診するまでの流れを紹介します。

警戒すべき兆候は

血尿が発生したとき、ほかにも何らかの兆候がみられることは少なくありません。

腎臓や尿路の病気においてみられる兆候をいくつか紹介します。

例えば慢性糸球体腎炎では、風邪をひく・熱が出るなどの症状と同じようなタイミングで血尿が出ます。

風邪や発熱などの症状がみられたときに血尿が発生したら、慢性糸球体腎炎が原因の可能性が高いです。

また急性腎盂腎炎では38~39℃の高熱が出て、感染している側の背中が痛みます。

特に腎臓のある12番目の肋骨を叩くと激痛が走り、こちらも兆候と呼べる症状です。

慢性腎盂腎炎では腎臓の側の背中に鈍痛が走り、微熱が続くことがあります。

膀胱炎の場合には血尿だけでなく、排尿痛・残尿感・頻尿などのような症状も一緒に起こります。

尿路結石はわき腹から背中へ走るような激しい痛みが特徴です。

このように血尿と同じもしくは近いタイミングで起きた兆候によって、ある程度原因を予想することができます。

医師に正確に伝えるためにも、メモ書きしておくとよいでしょう。

受診のタイミング

血尿が発生したらなるべく早く受診してください。

症状が軽症、ほかに異常がみられないといったケースでは、病院に行くほどではないと思うかもしれません。

しかしそもそも血尿という症状自体が、すでに危険な状態と呼べるのです。

自己判断で様子見を続けると、重症化してしまうことも有り得ます。

そのため血尿が出たら迷わず泌尿器科などで診察を受けましょう。

血尿の検査方法

血尿の発生時には、原因の特定や治療などのために精密な検査をおこないます。

とはいえ目でみてわかるほどの血尿ではなく、尿検査などではじめて尿潜血がわかるケースも少なくありません。

いずれにせよ、血尿の疑いがあった場合には改めて精密検査が必要です。

検査は基本的に以下のような流れでおこなわれます。

・尿検査

・尿細胞診検査

・血液検査

・超音波検査

検査において異常がみられたら、以下のようなより詳しい検査が必要です。

・膀胱鏡検査

・排泄性尿路造影

・腹部単純X線写真

これらの検査で原因を特定し、具体的な治療に進みます。

血尿の治療法

血尿の治療法は、血尿が発生した原因によって異なります。

もし尿路結石が原因なら手術で結石を取り除くか排出を待つケースが多いです。

体外から音波によるエネルギーを体内にある尿路結石に当て、結石を粉砕して尿とともに外へ排出させる体外衝撃波破砕術があります。

膀胱ガンが原因の場合には腫瘍切除などの治療が必要です。

腫瘍が膀胱内にとどまっている時には内視鏡による切除(経尿道的切除術)をおこなうほか、内科的治療として抗がん剤やBCGの投与などが挙げられます。

原因によって治療法はさまざまなため、血尿を治療する一般的な方法というものはほとんどありません。

血尿の注意点

血尿の発見や検査は簡単なものとは限りません。

血尿に関する注意点を紹介します。

肉眼ではわからない血尿もある

目ではっきりわかる血尿ならすぐに認識できますが、肉眼ではわからない血尿もあります。

血尿は肉眼で判断できる肉眼的血尿と、ごく少量の血液が混ざった顕微鏡的血尿の2種類です。

顕微鏡的血尿はその名のとおり、顕微鏡を利用しないと血液の混入が確認できません。

そのため普段の排尿時には気付けず、健康診断の尿検査などでやっと発覚します。

肉眼で確認して血液が混ざっている様子がないとはいえ安心せず、定期的に尿検査を受けることが大切です。

健診や人間ドックなどによる尿検査が重要

前述したように、すべての血尿が肉眼で確認できるわけではありません。

自覚症状がないから健康だと思い込むことがないよう、健康診断や人間ドックなどで尿検査を受けることが重要です。

血尿の原因として腎臓がんが挙げられますが、腎臓がんで自覚症状がみられる頃にはすでに病状が進行している可能性があります。

そのため肉眼でわかるような血尿が出てからでは治療が難しいケースも多いのです。

血尿の原因になる病気には、血尿が起きる前からすでに進行するものが多数あります。

定期的に健康診断や人間ドックを受け、身体の状態を確認することが大切です。

まとめ

血尿は膀胱や腎臓などにおける疾患が原因であることがほとんどです。

罹患部位や進行状態によって血尿の色には違いがみられます。

ただし自己判断はせず、血尿がみられたらすぐに病院へ行くようにしましょう。

また血尿は肉眼で確認できるとは限りません。

定期的に健康診断や人間ドックなどを受け、身体に異変がないか確認することが大切です。

こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木幹啓 先生

〇病院名 :すずきこどもクリニック 〇医師  :鈴木幹啓 〇アクセス:和歌山県新宮市下田2丁目3−2 〇診療科 :小児科 〇経歴:株式会社オンラインドクター.com代表取締役CEO 1975年三重県伊勢市生まれ 1995年自治医科大学入学(県からの奨学金制度) 2001年自治医科大学卒業 日本小児科学会認定小児科専門医 国家資格ケアマネジャー 三重県立総合医療センター、国立病院機構三重中央医療センター、国立病院機構三重病院、伊勢赤十字病院、紀南病院 平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院 【製薬会社社外講師・CM出演等】 グラクソスミスクライン社、JCRファーマ社、杏林製薬、明治製菓ファーマ、鳥居薬品 【メディア出演・TV監修】 日本テレビ、読売テレビ、東京MX、テレビ朝日(医療監修)「くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」 【著書】 日本一忙しい小児科医が教える病気にならない子育て術(双葉社) 開業医を救うオンライン診療(幻冬舎) 2020 年 10 月株式会社オンラインドクター.com を設立。

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    「すずきこどもクリニック」は、和歌山県新宮市下田にあります。こちらの院長は、親しみやすい人柄から「地域の良き相談相手」として多くの患者さんに信頼されています。院長は大病院での勤務経験や小児科医長の実績をいかし、「子どもの”心身の健康、成長発達、病気予防・治療”をトータルにサポートしたい」という想いで平成22年小児専門クリニックを開院。広々と清潔感の溢れるクリニックでは19時まで診療受付が可能なことから、学校や仕事の後でも通いやすいと評判です。さらには再診外来や初診外来のオンライン診療も可能となり利用者が増えています。

     
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