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手に蕁麻疹ができる原因・症状・対処法を解説!ストレスとの関係性は?手の蕁麻疹に似た皮膚疾患もご紹介

最終更新日:2021年7月6日

手に蕁麻疹ができる原因・症状・対処法を解説!ストレスとの関係性は?手の蕁麻疹に似た皮膚疾患もご紹介

こちらの記事の監修医師
天下茶屋あみ皮フ科クリニック
山田貴博 先生

〇病院名 :天下茶屋 あみ皮フ科クリニック
〇医師  :山田貴博
〇アクセス:大阪市西成区岸里1−1−4
〇診療科 :皮膚科
〇経歴:名古屋市立大学医学部卒
卒業後は大阪大学大学院医学系研究科 神経細胞生物学講座で基礎医学研究に従事。
NTT西日本大阪病院、阪南中央病院で研修後、阪南中央病院皮膚科に勤務。

蕁麻疹は体のどこにでも出る可能性があり、痒みや痛み・腫れを伴うつらい疾患です。しばらくすると跡形もなく消え、安心した途端に別の場所に症状が現れることもあります。
こうした症状が「手」に出ると、日常的な動作をするたびに痒みや痛みを感じますし、皮疹が目に付きやすいため他人の目が気になるものです。
蕁麻疹が「手」に出た場合、どういった原因が考えられるのでしょうか。手の蕁麻疹の症状やストレスとの関係性、蕁麻疹と間違えやすい皮膚疾患をご紹介します。

手に蕁麻疹ができる原因

蕁麻疹の特徴として「突然」発症することが挙げられます。原因は何なのか考えているうちに消える、というのも蕁麻疹ならではです。
手に蕁麻疹ができる原因は「外的要因」と「内的要因」に大別されますが、複合的な原因で発症するケースもあります。

外的要因

外的要因としてよく知られているのが植物や虫への接触による蕁麻疹です。
特に幼児期は好奇心から草花や昆虫に触るため、手や腕に症状が現れるケースがよくあります。
また皮膚への物理的な刺激も蕁麻疹の原因の一つです。寒冷蕁麻疹のように寒さで誘発されることもあれば、温かさで蕁麻疹が出ることもあります。
体の中で常に露出している「手」は、こうした環境要因による蕁麻疹が出やすいといえるでしょう。
実はカビやウイルスといった生物も蕁麻疹の原因です。

内的要因

内的要因の代表格は「食べ物」です。また食べ物に含まれる添加物が蕁麻疹の原因になるケースもあります。
薬も蕁麻疹の原因であり、市販薬・処方薬を問いません。
近年はストレスによる蕁麻疹も注目されています。とはいえストレスが直接蕁麻疹を起こしているわけではありません。
ストレスによって体の各所が過敏になり、蕁麻疹が起きやすい状態になることが原因です。
これらの蕁麻疹は必ずしも手に出るとは限りません。手は衣服で隠れておらず、さまざまな外的刺激を受けています。これが内的要因と相まって手に蕁麻疹を発症させるのです。

手にできる蕁麻疹の症状

手にできる蕁麻疹の代表的な症状は4つ挙げられます。これら全てが症状として現れるわけではありません。多くの蕁麻疹に共通するのは強い痒みや赤み・腫れといった症状です。これ以外に症状が見られる場合、単なる蕁麻疹ではない可能性があるため注意が必要です。

強い痒みがある

蕁麻疹の症状の特徴が「強い痒み」です。痒さとして認識せず「チクチクとした感覚」だと表現する方もいます。程度も人それぞれで、体をかきむしってしまうほど強い痒みが出るとじっとしていられません。
痒みが酷いときは入浴を避けましょう。また幹部を冷やすと痒みが和らぎます。
冷やしても痒みが収まるまで時間がかかるため、保冷剤での圧迫や冷タオルでの摩擦をしないように注意してください。

赤みや腫れが出る

皮膚の一部が赤くなり、ぷっくりと盛り上がるのが蕁麻疹の特徴です。これを膨疹と呼びます。
大きさは人それぞれで、直径1~2mm程度の小さいものから、大きい膨疹だと手の全体を包み込むほどのサイズです。
形もまた決まっておらず、円形・花のような形・線に見える膨疹もありますが、形には本質的な意義はありません。
こうした赤みや腫れは一旦治まっても、時間をおいて再び出現することがあります。また最初は手に出ていたのに次は足に出る、というように同じ場所に出るとは限りません。

水ぶくれやびらんを起こす

蕁麻疹らしい赤い膨疹だったのに、時間とともに水ぶくれやびらん(ジュクジュクした「ただれ」)に変わることがあります。
こうした症状が手に出てきた場合に疑うのは手湿疹や他の病気です。しかし蕁麻疹から別の病気を誘発した場合にも水ぶくれが生じることがあります。

色素沈着をきたす場合もある

蕁麻疹の膨疹は長くても24時間程度で消失します。そのため色素沈着は起きませんし、一般的には皮膚が分厚くなる鱗屑も見られません。
しかし、膨疹が消えても潰瘍状のものが残る場合や色素沈着病変(蕁麻疹様血管炎)が残る場合も稀にあります。
痒みよりも痛みが強い蕁麻疹で48時間経っても消えず、指で圧迫しても膨疹の赤みが消えない場合は蕁麻疹様血管炎が疑われます。
また蕁麻疹とともに紫色の斑点が出ているときも同様に注意が必要です。
関節痛や腹痛など他の症状が見られたり、基礎疾患がある場合は医師に相談しましょう。

手に蕁麻疹ができた時の対処法

手に蕁麻疹ができた場合、どのように対処すればよいのでしょうか。
手の蕁麻疹の原因は様々で、症状の出方によっては自分自身で対応しきれないこともあります。

・痒み・痛みが強く時間が経っても膨疹が消えない
・これといった原因が思い当たらないけれど蕁麻疹を繰り返している
・まぶたや唇が腫れてきた
・呼吸が苦しくなってきた

こんなときは自身で対応せずに医療機関を受診してください。

原因のアレルゲンとの接触を断つ

蕁麻疹を誘発した原因が分かる場合、まずはそれを取り除きましょう。アレルゲン(非アレルギー性蕁麻疹なら原因物質)に手で触れたのであれば、まずはアレルゲンから距離をとって手をよく洗います。摩擦を起こすと蕁麻疹が悪化する恐れがあるため、力を入れるのは避けてください。
日光蕁麻疹であれば日陰に移動して日光を直接浴びないようにするといいですし、日傘も活用できます。
食べ物が原因で起きた蕁麻疹の場合、例えば果物を一種類食べることもあれば夕食として複数の食物を口にすることもあるでしょう。何が原因なのか突き止めるためにも、何を食べたのか、どんな材料・調味料を使っていたのか詳細なメモを取っておきましょう。
どんな食べ物を食べても長期間継続して蕁麻疹が出るなら、食べ物以外が原因の可能性があります。

皮膚科の受診

蕁麻疹の症状が強い場合や他の症状を伴うときは自身で対処せずに皮膚科を受診してください。
丸一日経てばほとんどの蕁麻疹は消失しますが、一日中強い痒みや痛みが続くのは相当な苦痛です。
そのため蕁麻疹で医療機関を受診することは決して大げさではありません。
痒みを起こすヒスタミンを抑えるために、皮膚科では抗ヒスタミン薬や抗ヒスタミン作用を持つ抗アレルギー薬を内服薬、あるいは注射薬として用います。
外用薬による痒みの軽減も可能ですが、根本的な治療ではありません。
体質・症状によっては漢方薬や免疫変調薬が使われることもあります。

手の蕁麻疹の治療費用

蕁麻疹は疾患であり、健康保険が適用されます。目安として、3割負担の方は初診料や処方箋費用などで1,500円程度です。
ただし、アレルギー検査が必要になった場合は採血やパッチテストを行うことがあります。検査項目にもよりますが、およそ2,000円~5,000円程度です。

手の蕁麻疹の予防法

蕁麻疹を引き起こす原因が分かっている場合は、原因物質に触れない・摂取しない・近づかないことで予防が可能です。
蕁麻疹が「出やすい体質」と表現されることがありますが、体質を改善すれば蕁麻疹が出ないわけではありません。
物理的な接触を避けることが一番の予防法です。
また十分な睡眠をとり疲労を蓄積させないように心がけましょう。ストレスによって起きる蕁麻疹には休息が何よりも大切です。

手にできる蕁麻疹とストレスの関係性

ストレスは蕁麻疹の原因になるのと同時に、蕁麻疹を悪化させる要因でもあります。
体を攻撃する刺激をコップの中の水に例えてみましょう。水の量が増えてもある程度まではこぼれません。しかしコップの容量を超えた途端、水が溢れ出します。
同様に、体に対して何らかの刺激を与えてもしばらくは何も起こりません。しかし刺激の量がコップの容量を超えると一気に体を攻撃し始めるのです。
ストレスはコップの容量を減らすことが分かっており、ストレスが増えると僅かな刺激が蕁麻疹を誘発します。
生活の状況が変わればストレスの状態も変わるため、蕁麻疹の原因を「ストレス」だと断言できるケースはそう多くありません。ただ、蕁麻疹を悪化させることは明らかです。
日常的に目に入りやすい「手」に蕁麻疹ができれば、それ自体がストレスになることも考えられます。

手の蕁麻疹に似た皮膚疾患

手の蕁麻疹に似ている皮膚疾患を4つご紹介します。
手の蕁麻疹に似た病気は複数あり、見た目だけで判別するのは困難です。蕁麻疹とは異なる症状が少しでも確認できたら、医療機関を受診しましょう。

掌蹠膿疱症

手のひらや足の裏に水ぶくれや膿が繰り返しできるのが「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」です。
膿といっても細菌性のものではなく、周囲に病気をうつしてしまうことはありません。
水ぶくれ・膿といった蕁麻疹にはない特徴があり、病名の通り手の中でも「掌(てのひら)」を好発部位としています。
爪の変形や関節痛を伴うのも特徴です。

手白癬

カビの一種である皮膚糸状菌が引き起こす「手白癬(てはくせん)」も手の蕁麻疹に似ています。
蕁麻疹のように痒みや赤みはあるものの、皮膚の落屑(剥がれ落ち)や水疱の症状が大きな違いです。
菌の有無を確認するために皮膚片を採取して検査が行われます。

疥癬

疥癬(かいせん)はヒゼンダニの寄生によって起きる感染性の皮膚疾患で、角化型疥癬と通常疥癬に分けられます。
中でも通常疥癬は蕁麻疹とよく似ており、主な症状は赤い発疹と強い痒みです。
疥癬が手に出た場合は他者との接触に気をつけましょう。ただし通常疥癬は感染力が低いのが特徴です。

カンジダ性指間びらん症・カンジダ性爪囲炎

どちらもカンジダというカビによる皮膚疾患です。カンジダは健康な体にも存在しますが、体の免疫力が低下すると皮膚を攻撃することがあります。
カンジダ性指間びらん症は中指と薬指の間が好発部位です。蕁麻疹と同じく痒みと赤い発疹がありますが、
発疹の周りが白っぽくなるのが特徴です。
またカンジダ性爪囲炎は中指の爪に症状が出やすく、爪の変形も見られます。

まとめ

何かに触れた、明らかな刺激を受けた、何かを食べたという明確な原因が分かれば蕁麻疹は怖い病気ではありません。
しかしただの蕁麻疹ではなく感染性の疾患であれば、日常的に露出している「手」を介して皮膚疾患を他者に広げてしまう可能性があります。また蕁麻疹が長く続くと原因が特定しにくく、長い期間の投薬治療が必要です。
手の蕁麻疹が長引く、あるいは繰り返す場合は念の為皮膚科を受診しましょう。

こちらの記事の監修医師

天下茶屋あみ皮フ科クリニック

山田貴博 先生

〇病院名 :天下茶屋 あみ皮フ科クリニック 〇医師  :山田貴博 〇アクセス:大阪市西成区岸里1−1−4 〇診療科 :皮膚科 〇経歴:名古屋市立大学医学部卒 卒業後は大阪大学大学院医学系研究科 神経細胞生物学講座で基礎医学研究に従事。 NTT西日本大阪病院、阪南中央病院で研修後、阪南中央病院皮膚科に勤務。

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    「天下茶屋あみ皮フ科クリニック」は、南海線・大阪メトロ堺筋線の天下茶屋駅より徒歩1分にあります。駅に隣接したモール内にあるのでとても通いやすく、治療が可能な項目は一般皮膚科をはじめ、小児皮膚科、さらには巻き爪やAGA、シミやほくろ、ニキビなどの美容診療にも力を入れ幅広く対応しています。こちらの院長は「みなさんにとって、肌のことを安心して相談できる友のような存在でありたい」と2017年の開業以来、男女問わず幅広い年代の肌のお悩みと向き合っています。さまざまなメディアに掲載の実績もあり、治療法に関する丁寧な説明も評判です。こちらには女性医師も在籍しているので、病院の苦手な小さなお子様でも安心です。

     
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