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喘息の症状について解説!喘息になる主な原因は?日常でできる喘息の予防法や改善方法も合わせてご紹介

最終更新日:2021年8月24日

喘息の症状について解説!喘息になる主な原因は?日常でできる喘息の予防法や改善方法も合わせてご紹介

こちらの記事の監修医師
長浜赤十字病院
安齋祐子 先生

〇病院名 :長浜赤十字病院
〇医師  :安齋 祐子
〇アクセス:滋賀県長浜市宮前町14番7号
〇診療科 :小児科
〇経歴: 2001年:自治医科大学卒業
2013~2016年:長浜赤十字病院小児科医長
2016年~2018年:上海グリーンクリニック
2018年~現在:長浜赤十字病院小児科部副部長

喘息は日常生活に支障をきたすことがあり、やっかいな病気だと思っている人も少なくありません。
しかし病気を正しく理解して対処することで、コントロールが可能な病気だということをご存じでしょうか。
今回は喘息の症状や原因だけでなく、日常生活の中でできる予防法についても解説していきます。

喘息の主な症状

喘息とは空気の通り道である気道に炎症が起こる病気です。炎症が起こっている状態なので、わずかな刺激で症状を誘発するのが特徴です。
ここでは喘息の主な症状についてご紹介します。

激しい咳が出る

喘息の症状として一般によく知られているのが「激しい咳」です。いわゆる風邪の咳との違いは「突然」「発作的に」激しい咳が出ることです。
喘息患者さんの気道は敏感なので、少しの刺激であっても激しい咳に襲われます。

呼吸時に音が出る

呼吸時に「ヒューヒュー」「ゼーゼー」という音が出るのも喘息の症状の1つです。
これは喘息発作によって気道が狭くなることが関係しています。
穴の開いたラムネをイメージしてみてください。口にくわえて呼吸をすると音が鳴りますね。
これと同じように気道が狭くなった状態で呼吸しているため、音が出るのです。
呼吸時のこうした音の鳴りを「喘鳴」と呼び、喘息発作の特徴として他の病気との判別に使われます。

朝と夜に咳が出る

先ほどお伝えした激しい咳や喘鳴は、日中よりも早朝や夜間に出やすいのが特徴です。
喘息の患者さんで、夜間に激しい咳で目が覚めた経験をお持ちの方は多くいます。
また咳が出る時は苦しいくらい続くのに、出ない時は何ともないという人も少なくありません。
喘息の症状は時間帯だけでなく、季節の変わり目や気候の変動によって起こることもあります。気道にとっては寒暖差も刺激となるのです。

咳が長く続いている場合

これまで喘息と診断されていない方でも、咳が長く続くと「もしかして喘息?」と不安になるのではないでしょうか。
最近では痰を伴わない咳だけの「咳喘息」の患者さんも増えています。
喘息は子どもに多いイメージがありますが、大人になって喘息を発症する人もいるので注意しましょう。
また慢性的な咳(目安として8週間以上)が続くのであれば、他の呼吸器疾患の可能性もあります。
咳が長く続く場合はなるべく早めに受診をして医師に相談しましょう。

喘息になる主な原因

喘息は気道に炎症が起こり、刺激によって発作を起こす病気です。それでは、なぜこうした状態になるのでしょうか。
ここでは喘息になる主な原因についてご紹介します。

大気汚染

喘息の原因としてよく知られているのがアレルギーやハウスダストです。
もちろんこれらも喘息の原因となりますが、近年喘息の患者さんが増えているのには他にも原因があります。
それは排気ガス・PM2.5・光化学スモックといった大気汚染です。
これらの大気汚染物質を気づかないうちに吸い込んでしまい、気道が炎症を起こしているのです。

ストレス

ストレスも喘息の原因の1つです。働きすぎやストレスを感じやすい状況にいると免疫力が低下するリスクがあります。
免疫力が低下するとウイルスや細菌感染を起こしやすくなります。感染症が喘息のきっかけという人も少なくありません。
またストレスによって自律神経が乱れると、気道が収縮することもあります。気道が狭くなると呼吸困難や喘鳴といった症状が出やすくなるのです。

喘息の検査・診断方法

喘息はどのような検査を行い診断しているのでしょうか。
まずは喘息の診断のために行う検査をご紹介します。
 呼吸機能検査(スパイロメトリー):肺活量などの呼吸機能を調べる
 気道過敏性試験:喘息発作を起こしやすくする薬を用いて過敏性を調べる
 血液検査:アレルゲンを確認する
 皮膚反応テスト:皮膚にアレルゲンの可能性のあるエキスをつけて反応を調べる
 胸部エックス線検査:他の疾患との判別に用いる
 その他(必要に応じて):胸部CT検査・気管支鏡検査・心電図・心エコー
咳が続くからといって必ずしも喘息とは限りません。慢性的な咳は他の病気を疑うこともあります。その場合は判別のために追加の検査を行います。
これらの検査だけで喘息の診断はできません。診断を下すためには問診も重要な項目となっています。
喘息の診断をするためにどのような問診が行われるのかチェックしていきましょう。
 現在の症状
 どのような時間帯に咳が出やすいか
 症状はいつから出ているか
 「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった喘鳴はあるか
 どのような時に症状が強くなるか
 アレルギーはあるか
 ペットを飼っているか
 家族に喘息の人はいるか
まずは喘息の特徴を持つ症状があるか、確認していきます。また生活環境や生活リズムといったものも診断のための大切な情報です。
検査と問診の内容を総合的に判断して喘息の診断が下されます。

日常でできる喘息の予防法

喘息の治療をする上で大切なのが「発作を起こさない」ことです。
喘息発作に左右されない日常生活を送るためにも、喘息の予防が重要視されています。
それでは日常でできる喘息の予防法をご紹介します。

手洗いうがい

ウイルスや細菌による感染症は喘息のリスクを高めます。
喘息の患者さんはもともと気道に炎症が起こっている状態です。
そこに感染が起きると、炎症が強くなり喘息の症状が誘発されます。
そのため、普段から手洗い・うがいを心がけて感染予防を心がけましょう。

ストレスを溜めない

先ほど喘息になる主な原因として「ストレス」をご紹介しました。
過度のストレスは免疫力の低下や自律神経の乱れなど、身体にとって悪影響ばかりです。
なるべく疲れを溜めこまないように心がけ、リラックスできる環境をつくりましょう。気分転換する方法を見つけるのも大切です。

生活リズムを整える

生活リズムを整えることは喘息予防に有効だといわれています。
 栄養バランスの整った食事
 香辛料など刺激となる食べ物を避ける
 十分な睡眠をとる
 ゆっくりとお風呂に入る
 適度な運動をする
 喫煙を控える

喘息を予防するために、まずは体調管理をする必要があります。体調不良を起こさないために生活リズムを整えましょう。
お風呂は湯気によって気道が加湿され、痰を出しやすくするといった効果が期待できます。
また喘息の原因として肥満も注目されています。気になる人は食生活や運動習慣を見直して対策することをおすすめします。
気分転換や体力アップのためにも適度な運動を取り入れていきましょう。しかし、息苦しくなる時や咳が出る時には無理せず休んでください。

喘息を改善する方法

予防していても、環境の変化やわずかな刺激がきっかけで喘息が誘発されることがあります。
喘息を改善するにはどうすればいいのでしょうか。症状が出ている時・出ていない時に分けて解説します。

症状が出ている時

喘息の症状が出ている時は、激しい咳や息苦しさなどで辛い状態です。そのため、まずは症状を鎮めるための対処を行いましょう。
 喘息発作時の薬を使う
 呼吸が楽になる体勢をとる
 薬を使っても症状が改善しない場合・重度の発作の場合は救急外来を受診する
喘息発作の時には狭くなった気道を広げるための薬を使います。一般的に多く使われるのが、短時間で効果が期待できるβ刺激薬という吸入薬です。
また他にも経口ステロイド・テオフィリン薬・抗コリン薬といった薬が用いられることもあります
喘息発作時の薬については主治医の指示に従い正しく使いましょう。
激しい咳や喘鳴は体勢を変えることで軽減することもありますし、呼吸が楽になることもあります。寝ている間に発作が起きたら、座って枕を抱えるなど呼吸が楽になる体勢を見つけてください。
もし薬を使っても症状が改善しない・動けないほど苦しい状態であれば、すぐに救急外来を受診しましょう。

症状が出ていない時

喘息の治療は「発作が起きた時の治療」と「発作が起きていない時の治療」の2本立てとなっています。
症状がないからといって完治した訳ではなく、継続的な治療が必要なのです。
それでは症状が出ていない時はどのような治療を行うのでしょうか。
喘息は気道に慢性的な炎症が起きている病気なので、この炎症を抑える必要があります。そこで用いられるのが吸入ステロイド薬です。
また狭くなった気道を広げるための薬を使うこともあります。
「症状がないから大丈夫」と自己判断で薬を中断しないようにしましょう。

咳がひどい場合は我慢せずに受診すべき

これまで喘息の診断を受けていない人でも咳が続くと不安になりますし、家族や周囲の方も心配するでしょう。
毎晩のように咳が出て眠れない、突然息苦しくて動けなくなるなど気になる症状があれば医師に相談することをおすすめします。
また喘鳴がない咳だけの「咳喘息」も放置しないようにしましょう。喘鳴がないから大丈夫だろうと思って放置していると、喘息に移行することも少なくありません。
先ほどお伝えしたように、喘息は予防やコントロールが重要です。早く発見して治療を開始できれば、それだけコントロールできる可能性も高いのです。
ひどい咳が続く時は肺炎・慢性閉塞性肺疾患(COPD)・結核など他の病気の可能性もあります。
自己判断せず咳がひどい時は医療機関を受診しましょう。

まとめ

今回は喘息の症状や原因についてご紹介しました。
喘息の症状の特徴は激しい咳や喘鳴です。また朝や夜に症状が出やすいのもポイントです。
喘息の主な原因には大気汚染やストレスなど、現代人にとって切り離せない問題があります。
発作が起こらないようにすることが、喘息治療の目的の1つです。喘息発作を予防するためには、体調管理や休息をとるなど日常的に対策をしましょう。
喘息の治療は「症状が出た時」「症状が出ていない時」の2パターンがあります。
症状がないからといって過信してはいけません。医師の指示に従い、治療を中断しないようにしてください。

こちらの記事の監修医師

長浜赤十字病院

安齋祐子 先生

〇病院名 :長浜赤十字病院 〇医師  :安齋 祐子 〇アクセス:滋賀県長浜市宮前町14番7号 〇診療科 :小児科 〇経歴: 2001年:自治医科大学卒業 2013~2016年:長浜赤十字病院小児科医長 2016年~2018年:上海グリーンクリニック 2018年~現在:長浜赤十字病院小児科部副部長

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