オンライン診療対応クリニック病院検索・クリニック動画紹介のイシャチョク

頭痛は種類によって原因が異なる|見分け方と頭痛タイプごとの対処法

最終更新日:2021年11月5日

頭痛は種類によって原因が異なる|見分け方と頭痛タイプごとの対処法

こちらの記事の監修医師
東京TMSクリニック
田中 奏多 先生

頭痛にはいくつかの種類があり、どのタイプなのかによって原因が異なります。そのため頭痛の症状を改善、予防するには、まずはどのタイプの頭痛なのかを知ることが重要です。頭痛には比較的軽い症状のものもあれば、別の大きな病気が隠れていることもあるので注意しましょう。頭痛の種類の見分け方、その対処法についてまとめました。 

頭痛は大きく分けると3種類

頭痛にはいくつか分類の仕方がありますが、大きくは次の3種類に分けることができます。

【頭痛の種類】

①一次性頭痛(機能性頭痛)

②二次性頭痛

「一次性頭痛」は、機能的な頭痛で頭部を検査しても特に器質的な異常が見つかりません。

長時間のデスクワーク、気圧の変化で起こる頭痛は「一次性頭痛」に当てはまることが多いです。一方、「二次性頭痛」とは、他の病気が原因となって引き起こされる、器質的な原因がある頭痛です。

①一次性頭痛(機能性頭痛)

一次性頭痛は機能性頭痛と呼ばれることもあります。普段から頭痛に悩まされる頭痛持ちは、この一次性頭痛のことが多いです。症状が重い場合では日常生活に影響が出ることがありますが、生命に関わることはありません。

②二次性頭痛

一次性頭痛に対して、何らかの器質的な病気により引き起こされる頭痛は二次性頭痛とよばれます。頭痛は症状のひとつでありその原因となっている病気が命に関わることもあり、原因に対する対応が必要です。

例えば、二次性頭痛は次のような病気によって引き起こされるため注意が必要です。

【二次性頭痛の原因】

・くも膜下出血

・脳出血

・脳腫瘍

・慢性硬膜下血腫

・髄膜炎、脳炎

・風邪などの感染症

・そのほかの頭部外傷

症状を放置してしまうと生命にかかわることもあり、治療が遅れると後遺症が残ったりしてしまう可能性もあります。いつもの頭痛と違う激しい頭痛や、ほかの症状も見られる頭痛の場合は、早めに医療機関を受診するようにしてください。

機能性頭痛の種類・原因・対処法

頭痛の種類として「一次性頭痛(機能性頭痛)」「二次性頭痛」「日常的な頭痛」の3つについて見てきましたが、機能性頭痛は一番多い順から次の3タイプに分類できます。

【機能性頭痛の種類】

①緊張型頭痛

②偏頭痛

③群発頭痛

必ずしもどれかひとつに該当するというわけではありません。

①緊張型頭痛と②偏頭痛に関しては併発するケースも少なくないため、今感じている頭痛がどのタイプに該当するのかをチェックしてみましょう。

それでは、3種類の機能性頭痛の症状、原因、対処法について以下で説明していきます。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は筋肉の凝りなど身体面が原因の場合と心理面が原因の場合があります。

緊張型頭痛の症状

緊張型頭痛の特徴は、頭全体が重くなってグーッと締め付けるような痛みです。緊張型頭痛の場合は、左右どちらかだけというよりも頭全体に痛みを感じます。

また頭だけでなく、肩こりといった症状が出ることもあり、このような症状があるなら緊張型頭痛の可能性が高いです。さらに、緊張型頭痛は症状の頻度によって「反復性緊張型頭痛」と「慢性緊張型頭痛」に分けられます。

緊張型頭痛の種類

反復性緊張型頭痛月に15日未満の症状
慢性緊張型頭痛月に15日以上、3ヶ月を超える症状

反復性緊張型頭痛の場合は、痛みの程度や気持ち悪さが軽く、市販の鎮痛薬で治ってしまうのでことが多いです。

一方、慢性緊張型頭痛は日常生活にかかわらず頭痛が持続します。症状が進行すると、後述の偏頭痛とも似た症状が見られるため、不安な場合は医療機関を受診してください。

緊張型頭痛の原因

緊張性頭痛は筋肉の凝りなど身体面が原因の場合と心理面が原因の場合があります。

身体的な面では、デスクワークなど長時間同じ姿勢で作業をしていると周囲の血流は悪くなり、それが頭痛に繋がります。

また、長時間のパソコンやスマホの使用で眼精疲労になり、それによって頭痛が起きることもあるので注意してください。

緊張型頭痛の対処法

緊張型頭痛は精神的、肉体的なストレスで血流が滞るのが原因なので、血流を良くすることが対処法になります。

長時間同じ姿勢をとらないように意識して、1時間おきなどに立ち上がって歩いたり、ストレッチしたりすると良いです。

さらにしっかりと湯船に浸かる、ドラッグストアなどで購入できる首や肩を温められる市販グッズを使用するのも症状の改善が期待できます。

偏頭痛

偏頭痛は血管の周囲が神経原性炎症を起こしたり、血管が異常に拡張したりすることが原因と考えられています。左右どちらかに痛みが出ることもあるため「偏」頭痛と言いますが、実際には、左右の両方に痛みを感じることもあります。

比較的、男性よりも女性に起こりやすく、女性ホルモンの変化が片頭痛をひきおこすこともあると考えられています。

偏頭痛の症状

偏頭痛の特徴は、ズキズキとした痛みが拍動に合わせてこめかみの辺りに起こることです。

また、頭痛に加えて、吐き気や、光や音などの刺激に対して敏感になったりすることもあります。

偏頭痛の場合、立ち上がる、起き上がる、反対に立っている状態から座るなど、頭の位置が変化するとズキズキとした痛みがよりいっそう強くなることが多いです。

頭痛の続く時間は人によって異なります。数時間で痛みが治ることもあれば、数日治らなかったり、定期的に繰り返したりすることもあり注意が必要です。

偏頭痛の原因

偏頭痛は血管の周囲が神経原性炎症を起こしたり、血管が異常に拡張したりすることが原因と考えられています。拍動に合わせてズキズキとした偏頭痛を引き起こします。

【偏頭痛に関連する環境】

・睡眠習慣(寝不足・寝過ぎ)

・気圧の変化

・女性ホルモンの変化

・車や人の流れ、騒音、まぶしさなどの光、音などによる強い刺激

・空腹

寝不足だけでなく、休みの日に遅く起きるなどの睡眠リズムの変化でも偏頭痛は起きやすくなる可能性があります。また、低気圧や、季節の変わり目によく頭痛になるという場合は、気圧の変化により偏頭痛が起こっている可能性があります。

前述のとおり、女性ホルモンの変化が原因になることもあり、生理周期に合わせて症状が出るケースもあるので覚えておきましょう。

偏頭痛の対処法

偏頭痛を予防するためには、生活習慣を整えることがポイントです。

睡眠時間をしっかりと確保して、週末は平日と比較して起床時間に1時間以上の差をつけないようにしましょう。

もしゆっくりと寝たはずの週末や週明けによく頭痛が起きやすいなら、寝過ぎが偏頭痛の原因になっている可能性が高いです。

また、空腹によって症状が出ることもあるため、朝・昼・晩の三食を基本に、しっかりと食事をしてください。

偏頭痛は人によって原因が異なるので、どのようなときに頭痛が起きやすいのかを振り返って、原因を自分である程度把握しておくと役立ちます。

偏頭痛が起こったときは、強い光や音などの刺激がない場所で休みましょう。

緊張型頭痛と違って、マッサージや入浴、温めることは血管を拡張してしまい逆効果になる場合があるかもしれません。偏頭痛の場合は冷やしたほうが改善することがあります。

群発頭痛

3種類ある機能性頭痛の最後が群発頭痛です。ここまで見てきた緊張型頭痛、偏頭痛に比べて発生率は少ないものの、生活に支障をきたすレベルの頭痛が「一定期間中に集中して起こる(群発)」ことになります。

群発頭痛の症状

片目の奥に、えぐられるような痛みが毎年決まった時期にまとまって起こります。

頭痛のほかに「涙や鼻水が出る」「目が充血する」といった症状も現れることが多いです同じ時間に起きることが多く、夜中に激痛で目が覚めることもあります。

このような症状は1ヶ月〜2ヶ月程度続きます。

次の群発期までの間を寛解期と呼びますが、寛解期がないケース、寛解期が短期間のケースもあり、いずれにせよ生活に支障をきたすような激しい頭痛が多いです。

群発頭痛の原因

群発頭痛の原因ははっきりと分かっているわけではなく、いくつかの説があります。

例えば、「目の奥にある血管に生じた炎症によって、血管が拡張される」や「視床下部が受けた刺激で三叉神経が刺激され、目の奥にも痛みが生じる」などです。

群発頭痛の対処法

群発期に入った場合、頭痛を誘引するような行動をできる避けることが重要です。

少量の飲酒、喫煙、不規則な睡眠習慣などでも頭痛を引き起こすこともあり、症状が出ている期間はこのような行動を控えてください。

また入浴後に症状が出るという場合は、湯船にはつからずにシャワーだけで済ませましょう。

緊張型頭痛、偏頭痛に比べて群発頭痛の痛みは強く、生活に支障をきたすケースも多くなります。薬によって頭痛の発作を予防することもできるので、ただの頭痛だと我慢せずに、医療機関で相談してみましょう。

頭痛の種類がわからないときの見分け方とは

頭痛の種類について説明してきましたが、痛みの種類や場所などによってどのタイプかはだいたい予想できます。一次性頭痛の場合、以下のいずれかのタイプに該当するはずです。

種類ごとの頭痛の特徴

一次性頭痛の種類痛み方場所
緊張型頭痛締め付けられるような痛み頭全体
偏頭痛ズキズキと拍動に合わせた痛み片側、もしくは両側
群発頭痛目の奥をえぐられるような痛み片側の目の奥

ただし緊張型頭痛と偏頭痛は併発することもありますし、緊張型頭痛でも偏頭痛と似たような症状が出ることもあります。

またすぐに治るただの頭痛だと思っていたものが、何かしらの原因によって起こっている二次性頭痛の可能性もあるため油断はできません。

頭痛は種類に合わせた対処法が重要|症状によっては医師の診断を受けよう

説明してきたように頭痛は大きく分けると「一次性頭痛(機能性頭痛)」「二次性頭痛」「日常的な頭痛」の3種類です。さらに、一次性頭痛は「緊張型頭痛」「偏頭痛」「群発頭痛」に分けることができます。

ストレスや生活習慣が頭痛に関係しているケースは多いものの、どのタイプの頭痛なのかによって原因や対処法は異なります。

二次性頭痛の場合は命に関わるような病気が頭痛の原因となっていることもあるので、もし「いつも起こる頭痛とは違う」「症状が一向に改善しない」「生活に支障をきたす痛みがある」なら、無理せず、早めに医療機関を受診するようにしてください。

こちらの記事の監修医師

東京TMSクリニック

田中 奏多 先生

〇医師名:田中 奏多
〇クリニック名:東京TMSクリニック
〇アクセス:東京都渋谷区恵比寿西1丁目1−2 しんみつビル 5F
〇経歴:
福島県⽴医科⼤学卒業。
2014年にBESLI CLINICを協同創設。
マサチューセッツ⼤学MBAコース在学。
産業医、MBAの視点から働く⼈を⽀える医療を実践している。ハーバード⼤学TMSコースを修了。

    • 東京都渋谷区恵比寿西1-1-2しんみつビル5F地図を見る
    • 03-5422-3538
    • 東京メトロ日比谷線 恵比寿駅JR山手線 恵比寿駅
    • 内科 心療内科 精神科
    ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

    0

    10:30〜14:0016:30〜20:00土・日曜10:30〜13:3015:00〜19:00完全予約制(公式サイトからのWEB申込)最終受付はM・PMともに30分前まで臨時休診ありTMS治療専門クリニック

    ※新型コロナウィルス感染拡大により、診療時間・休診日等が表示と異なる場合がございます。ご了承ください。