止まらない水下痢の原因とは?考えられる病気と病院へ行くべきケース

最終更新日:2021年9月23日

止まらない水下痢の原因とは?考えられる病気と病院へ行くべきケース

こちらの記事の監修医師
めじろ内科クリニック
久野伸夫 先生

〇病院名:めじろ内科クリニック
〇医師 :久野伸夫
〇アクセス :東京都豊島区目白3丁目5−11 NOBビル3F
〇診療科:内科・糖尿病内科・消化器内科
【経歴】
日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本糖尿病学会専門医
労働衛生コンサルタント

水下痢が止まらない場合、食中毒や過敏性腸症候群の可能性があります。通勤中や仕事中などは特に下痢の症状で困りますが、すぐに止める方法はあるのでしょうか?また、水下痢をすべて出し切る方法はあるのでしょうか?水下痢が止まらない場合に考えられる原因と病院へ行くべきケースについてまとめました。

止まらない水下痢で考えられる主な原因・病気

止まらない水下痢では、主に次のような原因、病気が考えられます。

【止まらない水下痢の原因】

・食中毒

・過敏性腸症候群

・そのほかの病気

食中毒

食中毒(食あたり)によって下痢が起きている場合、「腹痛」「嘔吐」「吐き気」「発熱」などの症状も一緒に見られることが多いです。

食中毒はキノコやフグに代表される自然毒のほかに、細菌、ウイルス、化学物質を体内に取り込むことでも起きます。

また、食中毒と聞くと、原因となる食品を食べてすぐに症状が出るイメージを持っているかもしれませんが、数日の潜伏期間が存在する場合も多いです。

下痢に加えて上記のような症状もあるときは、数日前から口にした食べ物を思い出す必要があります。

過敏性腸症候群

食中毒でない場合、過敏性腸症候群によって下痢が起きていることが多いです。過敏性腸症候群では腸に異常がなくても、下痢に加えて、腹痛や不安感などを伴うことがあります。

また、腸の運動が促進されると下痢になりますが、反対に、抑制されると便秘の症状が出ます。

この過敏性腸症候群はストレスによって症状が増悪するケースが多く、食中毒による下痢と大きく異なる部分です。

そのほかの病気

食中毒でも、過敏性腸症候群でもない場合、「慢性膵炎」「クローン病」「潰瘍性大腸炎」「虚血性腸炎」「糖尿病の合併症」なども考えられます。

いずれも症状のひとつに下痢があります。ただの下痢だと思っても、なかなか症状が改善されない場合は、命に関わるような病気が隠れている可能性もあるので注意が必要です。

水下痢を出し切る方法はある?

何度もトイレへ立つのが嫌で、一度で水下痢を出し切りたいと考えるかもしれませんが、そのような方法はありません。

下痢の症状が続くときは、できるだけ安静にして、腹部を冷やさないようにしましょう。また、便が緩い場合も、しっかりと水分補給はするようにしてください。

下痢でも体内の水分は失われるため、常温の水やスポーツドリンクを少量ずつ、何度かに分けて摂取すると良いです。

止まらない水下痢と一緒に出ている症状別の原因

水下痢が止まらないとき、そのほかの症状がないかチェックすることも重要です。一緒に出ている症状を知ることで、原因を突き止められる可能性があります。「腹痛」「吐き気・嘔吐」「血便」のそれぞれで考えられる原因について見ていきましょう。

腹痛もある場合

下痢と腹痛の両方がある場合、次のような原因が考えられます。

・過敏性腸症候群

・感染性腸炎(カンピロバクター、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌など)

・潰瘍性大腸炎

・クローン病

・虚血性腸炎

吐き気・嘔吐もある場合

次は下痢と吐き気や嘔吐の症状がある場合です。

・感染性腸炎(ノロウイルス、サルモネラ菌など)

・急性胃腸炎

血便もある場合

最後は下痢の中に、血便が混ざる場合です。

・潰瘍性大腸炎

・大腸がん

・クローン病

・感染性腸炎(カンピロバクター、腸管出血性大腸菌など)

感染性腸炎は腹痛、吐き気・嘔吐、血便のいずれの症状も見られますが、血便がある場合は重症化している危険性が高いので注意してください。

水下痢が止まらない場合は病院へ行くべき?

ストレスや体調不良などで起こる一時的な下痢であれば1週間以内に落ち着くことが多いです。

しかし、ただの下痢ではなく、別の病気が隠れていることもあります。

医療機関の受診が推奨されるケース

次のようなケースでは、消化器内科や胃腸科などの受診が推奨されます。

【医療機関の受診が推奨されるケース】

・数週間〜1ヶ月以上、症状が続く場合

・下痢以外の症状も見られる場合

・これまでに経験のない腹痛を伴う場合

・血便もある場合

・下痢によって食事が困難な場合

病院へ行く際に把握しておくと良いこと

下痢はさまざまな原因、病気で起こるため、どのような症状なのかを医師に詳しく伝えることも重要です。病院へ行く際は次のような内容を把握しておきましょう。

【病院へ行く際に把握しておくと良いこと】

・下痢はいつから症状が出始めたか

・下痢以外の症状はあるか

・1日の排便の回数

・腹痛の有無(ある場合は痛みの程度も)

・便の状態

・思い当たる原因(直近の飲食物など)

・どのようなときに症状が出やすいか

水下痢は通常1週間以内に落ち着く|止まらない場合は医療機関の受診も必要

水下痢は安静にして、腹部が冷えないように注意すれば1週間以内に落ち着くことがほとんどです。下痢になると水分が失われやすく、栄養の吸収も悪くなるため、水分補給をしっかりして、消化の良い食べ物を摂取しましょう。

ただ、下痢の症状が改善しないときは、別の病気の可能性もあります。特に血便がある場合は病状が進行していたり、重い病気の場合もあり注意が必要です。

下痢が止まらないとき、別の症状もあるときなどは、早めに医療機関を受診してください。

こちらの記事の監修医師

めじろ内科クリニック

久野伸夫 先生

〇病院名:めじろ内科クリニック 〇医師 :久野伸夫 〇アクセス :東京都豊島区目白3丁目5−11 NOBビル3F 〇診療科:内科・糖尿病内科・消化器内科 【経歴】 日本内科学会総合内科専門医 日本消化器病学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医 日本糖尿病学会専門医 労働衛生コンサルタント

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