空腹時に吐き気を感じる原因と対処法|胃痛やゲップが出るなら胃酸過多の可能性あり

最終更新日:2021年9月24日

空腹時に吐き気を感じる原因と対処法|胃痛やゲップが出るなら胃酸過多の可能性あり

こちらの記事の監修医師
めじろ内科クリニック
久野伸夫 先生

〇病院名:めじろ内科クリニック
〇医師 :久野伸夫
〇アクセス :東京都豊島区目白3丁目5−11 NOBビル3F
〇診療科:内科・糖尿病内科・消化器内科
【経歴】
日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本糖尿病学会専門医
労働衛生コンサルタント

空腹時に吐き気を催しやすい場合、胃酸過多の可能性があります。胃酸は胃に入ってきた菌を殺したり、消化を助けたりする働きのある胃液に含まれる成分です。しかし、この胃酸の分泌が必要以上に増えると、胃もたれや胸焼けを感じ、逆流性食道炎になると吐き気などの症状も起きます。空腹時に吐き気を感じる原因と対処法をまとめました。

空腹時に吐き気を感じる原因とは?

空腹時に吐き気を感じる原因は主に次の3つです。

【空腹時に吐き気を感じる原因】

・胃酸過多

・低血糖

・消化器官の病気

胃酸過多

食事などで食べ物が胃に入ってくると、胃液が分泌されます。その胃液に含まれる酸が胃酸であり、食物の消化に必要なものです。

しかしこの胃酸が必要以上に分泌されてしまうと、胃が荒れてしまいます。特に朝方や就寝前などの空腹時には胃酸過多の症状が出やすいです。このタイミングで吐き気を感じることが多い場合、胃酸過多による影響が疑われます。

低血糖

血糖値とは血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度のことです。食後などには血糖値が上昇していきますが、長時間食事を抜いて運動など激しい活動をしていた場合には低血糖になることもあります。

低血糖の状態になると、吐き気だけでなく、動悸、めまい、不安感、眠気、集中力の低下などの症状も出ます。

通常、食事などを通して糖分を摂取すれば症状は良くなります。

消化器官の病気

空腹時に吐き気の出る状態として胃酸過多と低血糖を挙げました。しかし、それらのほかに十二指腸潰瘍や逆流性食道炎のような消化器官の病気でも空腹時の吐き気が起きます。

胃酸過多は逆流性食道炎になる原因のひとつであり、何らかの病気によって吐き気が起こっている場合、医療機関で適切な治療を受けることが重要です。

空腹になると感じる吐き気の対処法

空腹時に吐き気を感じる場合、どのような原因で症状が出ているのかによって対処法は異なります。「胃酸過多」「低血糖」「消化器官の病気」のそれぞれの場合で対処法についてまとめました。

胃酸過多が原因の場合

胃酸過多が原因の場合、普段の食生活の見直しが大切です。脂っぽい食事、塩分の強い食事、アルコールなどは胃酸の分泌量を増やすため控えましょう。

また、喫煙習慣のある人は、タバコに含まれる有害成分(ニコチン)によって、胃の粘膜の血流が悪くなります。

本来、胃は粘液によって胃酸から守られていますが、血流が悪化すると、傷つきやすくなるため注意が必要です。そのほかにはストレスも関係するので、溜め込まないようにしましょう。

低血糖が原因の場合

低血糖が原因の場合</h3>

低血糖の症状が出た場合、ブドウ糖や砂糖を摂取すればすぐに回復します。10〜20グラムを摂取すれば、15分程度で回復することが多いです。ブドウ糖や砂糖を直接摂取するのではなく、それらを含む炭酸飲料(150mL程度)でも構いません。

症状が回復しなかった場合は再度同じ対処法を試してください。

また症状が落ち着いても、次の食事までに時間が空いているなら、途中で間食を入れるなどして血糖値が下がらないようにしましょう。

消化器官の病気が原因の場合

逆流性食道炎や十二指腸潰瘍など消化器官の病気によって空腹時の吐き気が出る場合、原因となっている病気をしっかりと治療することが大切です。

吐き気の症状は、胃に何かしらの不調が起きている可能性が高いので、医療機関を受診して原因を特定しましょう。

病状が進行すると吐き気以外の症状も現れ、ときには命に関わるようなケースもあります。

不調を感じたら早めに医師の診察を受けてください。

空腹時に吐き気と一緒に起こる症状と疑われる病気

空腹時の吐き気に加えて、「めまい」「頭痛」「ゲップ」「胃痛」「下痢」などの症状が出ることもあります。吐き気と一緒に起こる症状ごとに、疑われる病気について説明します。

「めまい」がある場合

吐き気とめまいは低血糖で感じる症状です。ただし、吐き気に比べて、めまいはより血糖値が下がったときに出る症状なので注意してください。

「頭痛」がある場合

先ほどのめまいと同様に頭痛も、低血糖の症状のひとつです。

また、空腹は偏頭痛を起こす原因にもなります。偏頭痛は頭の片側、もしくは両側にズキズキとした痛みが拍動に合わせて起こり、吐き気や嘔吐の症状もあります。

「ゲップ」がある場合

空腹時に吐き気とゲップの症状が多い場合、逆流性食道炎が疑われます。そのほか、胸焼け、胃もたれ、咳、腹部膨満感(お腹の張り)などの症状もあるなら、逆流性食道炎の可能性が高いです。

「胃痛」がある場合

空腹時に胃痛も起こる場合、「逆流性食道炎」「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」「胃炎」などの可能性があります。もし空腹時に胃の痛みが特に強くなるなら、疑われるのは胃潰瘍や十二指腸潰瘍、急性胃炎などの病気です。

空腹時は胃液が刺激になり、痛みも出やすいですが、食事をすると胃液は薄まり、痛みも和らぎます。

「下痢」がある場合

下痢の症状は、精神的なストレスによって引き起こされることが多いです。また、病気では胃潰瘍、十二指腸潰瘍、機能性ディスペプシアなどが考えられます。

検査をしても胃潰瘍や十二指腸潰瘍で見られるような異常はないにも関わらず、吐き気や下痢、胃もたれの症状を起こすのが機能性ディスペプシアです。

内視鏡などで胃の検査をしないと異常の有無は分からないため、症状が続く場合は検査を受けましょう。

妊娠中の空腹時の吐き気はつわりの可能性が高い

妊娠中に空腹時の吐き気を感じる場合、つわりの一種である「食べつわり」です。

つわりが起こる原因

つわりは妊娠によるホルモンバランスの変化が原因だと考えられています。ただ、つわりの原因は分かっていない部分もあり、個人差も大きいです。

つわりの症状を和らげる対策

食べつわりがある場合、一度に食べる量は減らし、食事の回数を増やすと良いです。そうすることで空腹を感じるタイミングも減り、症状を和らげるのに役立ちます。

また食事はバランスよく摂るようにしましょう。

空腹時に吐き気は胃酸過多の可能性がある|生活習慣の改善と消化器官のチェックが重要

空腹時の吐き気の原因には胃酸過多、低血糖、そのほか消化器官の病気などが考えられます。過度なストレスや乱れた生活習慣によって症状が悪化するケースも多いため、まずは普段の生活を見直しましょう。

また、何かしらの病気の場合、吐き気などの症状を抑えるだけでなく、根本となる病気の治療も重要です。症状が続くときは医療機関を受診し、定期的な健康診断や人間ドックなども怠らないようにしてください。

こちらの記事の監修医師

めじろ内科クリニック

久野伸夫 先生

〇病院名:めじろ内科クリニック 〇医師 :久野伸夫 〇アクセス :東京都豊島区目白3丁目5−11 NOBビル3F 〇診療科:内科・糖尿病内科・消化器内科 【経歴】 日本内科学会総合内科専門医 日本消化器病学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医 日本糖尿病学会専門医 労働衛生コンサルタント

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