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歯茎に白いできものができる原因とは?口のなかにニキビ?

最終更新日:2021年10月25日

歯茎に白いできものができる原因とは?口のなかにニキビ?

こちらの記事の監修医師
哲学堂デンタルクリニック
重永 基樹 先生

歯茎にニキビみたいな白いできものがあることに気がついた人も多いのではないでしょうか?歯茎の白いできものは基本的には人体には大きな影響はありませんが、ガンなどの可能性も否定できません。そこで、この記事では歯茎の白いできものについて紹介していきます。 

歯茎の白いできものは膿(フィステル)の可能性が高い

歯茎にできる白いできものは、フィステルである可能性が高いです。フィステルとは、膿の排出口のことで、歯茎や歯根の部分に細菌が繁殖することによって作り出された膿を、外に排出するために自然にできるものです。

フィステルは痛みを伴うことがなく、口内炎のようになにか食べ物を食べた際にしみることや、口を開けられないくらい口が痛くなることはありません。

また、フィステルは歯茎や歯根に溜まった細菌を歯茎や歯根のなかに貯めておかないためにも、非常に重要や役割をしているのが大きな特徴です。

フィステルの大きさは、時期によって変化するのも特徴で、細菌が歯茎内に多く溜まっている際には、膿の排出量も増えるのでフィステルの大きさも大きくなります。一方で、歯茎内の細菌の量が少ないと膿の排出量は少なくなるので、フィステルの大きさも小さくなることが多いです。

ただ、気をつけて欲しいのがフィステルは、自然に治ることはないということです。これは、フィステルが歯茎や歯根の内部に溜まった膿の排出口という機能を持つため、フィステルがないと歯茎や歯根の内部に溜まった膿を排出することができなくなってしまうためです。

そのため、フィステルができた場合には、歯茎内部の洗浄や歯根の治療などによって、炎症を抑えて細菌を減らすことが必要になることを覚えておきましょう。

歯茎に白いできもの(フィステル)ができる原因

歯茎に白いできもの(フィステル)ができる原因はおもに以下の3つです。

・感染症

・歯根が折れている

・根尖性歯周炎

ここでは、上記の歯茎に白いできもの(フィステル)ができる原因について紹介していきます。

感染症

感染症とは、おもに虫歯の放置によって歯髄が壊死したりしている状態のことを指します。また、歯周病の放置により歯茎などにも菌が蔓延していくことで、歯根内部や歯茎内部から膿が排出されることがあります。

膿が排出される際には、外部に膿を出すためにフィステルが形成されるので、感染症とフィステルには大きな関係があります。

歯根が折れている

歯根が折れて、その部分に、細菌が侵入して炎症を起こし膿がたまってしまうことがあります。

歯根が折れてしまう原因は、日常的な噛む力によって歯根に負荷がかかっている場合がほとんどです。また、そのほかには事故などで歯に大きな衝撃が加わることで、歯根が折れてしまうこともあります。

根尖性歯周炎

根尖性歯周炎がフィステルのいちばんの原因になります。根尖性歯周炎とは、主に一度神経の処置をした歯において、歯根の内部にあった細菌が周囲の組織にも広がることで起こる歯周病です。

根尖性歯周炎の場合は、歯茎に強い痛みを感じることや顎が腫れることもあります。痛みで噛めなくなることや腫れが強い場合顔の外見にも違和感が出てしまうこともあるので注意しましょう。

歯茎の白いできものの治し方

ここでは、歯茎に白いできもの(フィステル)にできた場合にどのように治せばいいのかを紹介していきます。

歯茎に白いできもの(フィステル)は自然治癒で治ることはなく、一般的には歯根の治療が必要になります。また、重症の場合には手術が必要になる場合もあるので注意しましょう。

歯根端切除術

歯根端切除術は、歯根の周囲が感染している歯の治療のために行われる手術のことで、歯根の一部を取り除くことで感染の拡大を防ぐことが目的です。

​​歯根端切除術は、主に歯根が1つの前歯などの歯に対して行われる手術になります。抜歯と比較すると、歯根の一部のみを切除するものなので、歯の機能を残すことが可能です。

一方で、歯根端切除術は奥歯には不向きである点や、抜歯と比較すると手術の難易度が高く、手術ができる歯科医師も少ないことが問題点としてあげられています。

抜歯

抜歯は、フィステルの治療のなかでも最終的なものになります。

フィステルができる原因には、さまざまなものがありますが多くは虫歯が原因で歯根の内部などに細菌が繁殖してその周りの骨が溶けていることになります。歯根内部を消毒するような治療が一般的になります。

また、フィステルの改善には歯根端切除術が行われることもありますが、歯根が折れてしまっている場合などは抜歯しか方法がありません。

根管治療

根管治療は、虫歯などによって歯髄が炎症を起こしている際に、炎症を起こしている神経を取り除いた上で、根管の洗浄を行って細菌を消毒するものです。

根管とは、歯の神経が通っている管で歯の神経が炎症を起こしていると、根管も細菌に感染して汚れた状態になっています。

そのため、根管をきれいにしていく治療を行うのが一般的です。

また、過去に歯髄炎などで神経を取り除いていた場合でも、根管内で細菌が増殖して、顎の骨に炎症を起こすこともあります。

このような場合も根管の洗浄を行い細菌をなくすための根管治療が行われます。

歯茎に白いできもの(フィステル)は潰してはいけない

フィステルができても潰してはいけません。

フィステルは、歯の内部や歯茎の内部の膿を外に排出する役割を持った穴のようなところで、フィステル自体が問題になっていることはなく、原因は歯の内部や歯茎の内部にあることがほとんどです。

フィステルができる原因は細菌によって炎症を起こして発生した膿を、歯茎や歯の外部に排出するためです。

フィステルを潰してしまうと逆に細菌が歯茎や歯の内部に侵入することもあります。

フィステルは穴なので外部から入った細菌がフィステルを通して、炎症を起こしている歯の内部や歯茎の内部に侵入する可能性も否定できず、細菌が外部から侵入すると炎症が拡大する可能性も高いです。

外部からの細菌によって、歯の内部や歯茎の内部の炎症が拡大すると膿の排出量も増え、結果的にフィステルの拡大にも繋がります。

そのため、フィステルが気になっても潰さないようにしましょう。

また、フィステルは自然治癒で治るものではなく、基本的には歯科医師による診断のもと根管治療や手術などを行って、内部の細菌をなくすことで治癒することになります。

膿以外で歯茎に白いできものができるのはなんで?

フィステル以外にも歯茎に白いできものができる場合があります。

そこで、ここではフィステル以外で歯に白いできものができる場合を紹介します。

口内炎

口内炎でも歯茎に白いできものができる場合もあります。

口内炎は、うち頬や唇のみではなく口内であればどこでもできる可能性があり、歯茎に口内炎ができることも珍しくないです。

フィステルは痛みがない一方で、口内炎は触れると強い痛みを感じることが多いので、痛みを感じる場合は口内炎の可能性が高いです。

また、口内炎はストレスや栄養不足が原因になることが多いので、これらの生活習慣を改善することで治ることも多くなっています。

口腔カンジダ

口腔カンジダが原因で歯茎に白いできものができることもあります。

口腔カンジダとは、カンジダ菌が口腔内に侵入することで起こるもので、免疫力が弱いと感染する可能性が高いです。

ただ、口腔カンジダの場合は歯茎に白いできものができるだけではなく、唇の周りに炎症を起こすことや舌に白いできものができることも多いので、歯茎の白いできものだけではなく、これらの症状がある場合は口腔カンジダの可能性が高いでしょう。

歯肉癌

歯肉癌は、口腔ガンの一種で歯肉部分に発生するガンです。

歯肉癌の場合でも、歯茎に白いできものができることがあり、白いできものがなかなか治らない場合は歯肉癌の可能性もあります。

また、歯肉癌の場合は歯茎に白いできものができるだけではなく、口腔内にしこりを感じることも多いので、心配な場合は歯科医師に相談をするといいでしょう。

まとめ


歯茎に白いできものができるのは、フィステルとよばれる歯の根っこの病気によるものがほとんどです。

そのため、まずはフィステルの可能性を疑って歯科医師に相談をするといいでしょう。また、まれに歯肉癌などの口腔がんの可能性もあるので、白いできものができた場合は歯科医師に相談するのが基本と言えます。

こちらの記事の監修医師

哲学堂デンタルクリニック

重永 基樹 先生

〇病院名 :哲学堂デンタルクリニック
〇医師  :重永基樹
〇アクセス:新宿区西落合3-30-1 1F
〇診療科 :小児歯科、予防歯科、審美歯科
〇経歴:
1999年愛知学院大学歯学部卒
2002年哲学堂デンタルクリニック開院
歯科医院運営の他、老人ホームやデイサービス、訪問看護等の介護事業、歯科医師向けコンサルティング業、人材派遣会社の運営などを行う。

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