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目やにが多いのはなぜ?アレルギー・コンタクトほか原因や対処法を解説

最終更新日:2021年10月30日

目やにが多いのはなぜ?アレルギー・コンタクトほか原因や対処法を解説

こちらの記事の監修医師
南大阪アイクリニック
渡邊 敬三 先生

(画像=Close-up shot of young woman wearing or remove contact lens./stock adobe.com)

よく目やにが出ると悩んでいる人はいませんか。目やには誰にとっても当たり前のものですが、中には目やにの量が多く、悩みを抱えている人も多くいます。目やにが多い原因には、アレルギーやコンタクトレンズの装用も関わっているといわれています。そこでここでは、目やにが多い原因や対処法について詳しく解説します。

目やにが多い!日常生活の中での原因

目やにが多いと、日常生活にも支障をきたします。実は目やにの多い原因は、私たちが普段何気なく行っている日常生活での行動や習慣からなることも多くあります。

ここでは、日常に潜む原因について解説します。

コンタクトレンズによるトラブル

コンタクトレンズは、目の角膜に直接レンズをのせて装用するため、日常的に目の周りを手指で触ることになります。

目に触れる機会が多くなると細菌やウイルスに感染するリスクが高まり、感染すると目やにが出ます。

コンタクトレンズの汚れや傷によって目に負担がかかることでも、目やにが多く出るようになります。

特に2週間以上使用可能なコンタクトレンズでは、瞼とコンタクトレンズの摩擦が原因と考えられる結膜炎を生じることがあります。

ドライアイ(目の乾燥)

ドライアイは、現代人に多い目の病気です。涙の分泌量や涙の質が安定しないことでさまざまなトラブルが起こりますが、目やにもドライアイの症状の一種です。

目やには、目の代謝による老廃物などからできています。ドライアイによって目の分泌物のバランスが崩れることで、白っぽかったりネバネバとしていたりする目やにが出やすくなります。

スマホやパソコンの見過ぎ

スマートフォンやパソコンは、今や私たちの生活に欠かせないものとなりました。仕事のときだけでなく、プライベートでもついつい画面を長時間見続けてしまうため、現代人には慢性的な眼精疲労の人が多いと言われます。

ディスプレイを見ているときは、瞬きの回数が少なくなりやすく、目を酷使することでドライアイを引き起こします。また、スマホやパソコンはストレスにもなるため、抵抗力が落ちて細菌に感染しやすくなることもあります。眼精疲労やドライアイは目に悪影響を与え、目やにを増やす原因となります。

目やにが普段より多いと感じたときの対処法

目やにが多いのは、目に何らかの異常が起こっている証拠です。

最もいいのは眼科で診察を受けることですが、仕事などの都合ですぐに行くことができない場合は、市販の点眼薬などを使ってもいいでしょう。

ドライアイなど乾燥によるものであれば、涙の成分に近い人工涙液がおすすめです。他に、ビタミンなどの成分を含んだ眼精疲労に効くものや、アレルギー性の症状に効くアレルギー用目薬、細菌性の炎症に効く殺菌成分配合の目薬などもあります。

薬局で購入するときは、薬剤師の方に相談し、最適なものを選んでもらうことをおすすめします。

目やにが多いのは病気が原因の可能性も

目やにがいつもより多いとか、ネバネバしている、色がいつもと違うなどおかしな点があるのであれば、病気の可能性があります。

目やには、目の健康状態を表すバロメーターであり、異常があるときは何らかの異変が現れます。

目やにがたくさん出るだけでなく、目のかゆみや目の痛み、腫れなどがある場合は要注意。ウイルスや細菌にかかっていたり、重大な病気の前兆であったりすることもあります。

目やにの状態がいつもと違うのであれば、一度眼科を受診することをおすすめします。早期発見が大きなトラブルや重症化を防ぐためにも役立つかもしれません。

目やにが多い!原因となる病気

目やにが多いのは、病気が原因である場合もあります。

ここでは、病気の症状として目やにが出る病気をピックアップし、解説していきます。

流行性角結膜炎

流行性角結膜炎は、アデノウイルスというウイルスに感染することで起こる病気です。

この症状のひとつとして目やにがあり、大量に出ます。

流行性角結膜炎が原因の目やには、ふき取ってもすぐに大量の目ヤニが出てくるのが特徴です。白目の部分が真っ赤に充血したり、まぶたが腫れたりする症状を伴うこともあります。

流行性結膜炎は他人に感染する病気なので、早期治療が必要です。充血が強くや目ヤニが多いのが特徴ですが、ときに症状が軽い場合もありますので、特に幼児から学童期のお子さんの目ヤニの場合には眼科を受診して薬を処方してもらいましょう。

アレルギー性結膜炎

目に何らかのアレルゲンが付着すると、目はそれを異物だと認識しそれに対してアレルギー反応を起こします。アレルギー性結膜炎の場合、目の充血や目のかゆみ、ショボショボとした感じとともに、目やにの症状も現れます。

アレルギー性結膜炎の場合、アレルギー用の点眼薬によって治療を行います。アレルギーは体質であり、完治することが難しいため、症状が出たら抑えてというのを繰り返しながら長期的に付き合っていくことになります。

細菌性結膜炎

細菌性結膜炎とは、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌などが目に付着することで起こる炎症性の病気です。

細菌性結膜炎の症状のひとつとして目やにがあり、ほかに充血、目のゴロゴロとした感じ、充血などがあります。

細菌が体の中に入ると発熱することもあり、熱が出ることでもまた目やにが出やすくなります。

角膜潰瘍

角膜潰瘍(かくまくかいよう)とは、角膜にただれをもたらす病気です。

感染性、非感染性、両者の混合性に分類され、感染性の場合は細菌、真菌、ウイルスなどが原因となるため、早期の治療が必要です。

非感染症の場合、原因には、アレルギーやコンタクトレンズの装用によるダメージがあります。

症状は、目やに、白目の充血、ゴロゴロとした異物感のほか、痛み、まぶしさを伴うこともあり、ひどい場合には視力低下を引き起こすこともあります。

涙嚢炎

涙嚢炎 (るいのうえん)とは、涙の通り道が塞がれることで涙嚢の中で菌が繁殖して炎症を起こす病気です。

症状は、目やに、涙目、腫れ、痛みなどが主です。皮膚が赤くなり大きく膨れ上がるような症状になると、見た目にもかなり目立ちます。

点眼、内服などによって行われますが、ひどい場合には点滴による治療や患部を切開することによって膿を出すことが必要になることもあります。

先天性鼻涙管閉塞症

先天涙道閉塞(せんてんるいどうへいそく)とは、生まれつき鼻涙管が変形していたり、なんらかの原因で開通していなかったりする病気です。

症状は、目にいつも涙が溜まっているようにうるんでいたり、大量の目やにが出たりします。

赤ちゃんの場合、1歳くらいまでに治ることが多いのですが、自然治癒しなければ手術などによって治療することがありますので、生下時から1、2か月目やにが続く場合には眼科を受診しましょう。

また、鼻や目の病気がきっかけとなり、大人になってから鼻涙管閉塞症になる人もいます。

多い目やにのよくある疑問

(画像=木製 ビジネスイメージ Q&A/stock adobe.com)

目やにが多く出るのはよくあることですが、実際に大量の目やにが出るとどうしていいかわからないものです。

そこで、多い目やに関してよくある疑問についてお答えします。

赤ちゃんや幼児で目やにが多いときの原因は?

赤ちゃんや幼児で目やにが多い場合は、結膜炎であることが多いです。目に細菌が感染していたり、何らかのアレルギー反応を起こしていることがあります。

軽い場合は自然治癒しますが、数日たっても治らないとか、どんどん症状がひどくなっている場合は、眼科を受診しましょう。

目がいつもうるんで目やにが大量に出ている場合は、逆さまつげや先天性鼻涙管閉塞症が疑われます。目元を観察し、必要であれば病院に行くことをおすすめします。

加齢で目やにが多くなることもある?

加齢によって老眼が起こると、ピント調整が難しくなるために眼精疲労やドライアイを起こしやすくなります。年を取って目やにが多くなるのは、そういった理由からです。

また、慢性的な結膜炎を起こしていることもあります。

これは、結膜弛緩症という結膜のたるみによって引き起こされるもので、加齢に伴って肌などがたるむのと同じように、目に起こる老化現象だと考えられています。

治療には、ステロイドなどの点眼薬が使われます。

まとめ:目やにが多いと感じたら早めに対処・受診を

目やにには、加齢に伴うものなど、それほど重症じゃない場合も多くあります。しかし目やにが多いと、目の周りの違和感が不快だし、不潔でもあります。目になにかトラブルが起こっている証拠でもあるので、そのまま放置するのではなく、何らかの対処法を行って改善しましょう。

コンタクトレンズの使用やアレルギーを持っている人は特に目にトラブルが起きやすいので、普段から点眼薬を持ち歩くなどするといいでしょう。

目が腫れたり目ヤニが多い場合は、ウイルスや細菌に感染しているとか病気の前兆であることもあるため、すぐに受診することをおすすめします。

こちらの記事の監修医師

南大阪アイクリニック

渡邊 敬三 先生

〇病院名 :南大阪アイクリニック
〇医師  :渡邊 敬三
〇アクセス:泉南郡熊取町大久保北3丁目174−6
〇診療科 :眼科
〇経歴:
【略歴】
2003年:近畿大学医学部 卒、近畿大学医学部眼科学教室 入局
2009年:府中病院 眼科、近畿大学医学部大学院医学研究科 卒
2011年:Brien Holden Vision Institute Visiting Research Fellow
2012年:近畿大学医学部 助教
2014年:近畿大学医学部 医学部講師
2016年:医療法人翔洋会 理事長 平木眼科 院長
2018年:南大阪アイクリニック 院長
クリニックサイト http://www.shoyokai.or.jp/
白内障ラボ https://www.hakunaisholab.or.jp/
白内障ラボチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCpretoNzKHbeK6jScarXhTA

近畿大学医学部を卒業後、同眼科学教室に入局し、
府中病院(和泉市)勤務。

オーストラリア・シドニーでの研究留学などを経て、
近年は同大学病院眼科にて医学部講師として
白内障外来および角膜・ドライアイ外来を担当する。
平成28年4月より
南大阪アイクリニック(旧平木眼科)院長。
【資格】
医学博士
日本眼科学会専門医

    • 大阪府泉南郡熊取町大久保北3-174-6地図を見る
    • 072-453-1750
    • 阪和線(天王寺〜和歌山) 熊取駅
    • 眼科
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