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甲状腺の病気一覧|症状・原因・受診する診療科をご紹介

最終更新日:2021年11月2日

甲状腺の病気一覧|症状・原因・受診する診療科をご紹介

こちらの記事の監修医師
ファミリークリニックひきふね
梅舟 仰胤 先生

(画像=Woman showing painted thyroid gland on her neck. Enlarged butterfly-shaped thyroid gland, isolated on white background/stock adobe.com)

甲状腺の病気と言えば、バセドウ病をイメージする方が多いのではないでしょうか。実は、他にもさまざまな病気があります。甲状腺の病気は早期発見・早期治療が重要なため、症状や原因もチェックしておくことが大切です。ここでは、甲状腺の病気の種類とそれぞれの症状や原因、受診する診療科などについて詳しくご紹介します。

甲状腺の病気の種類

(画像=Male physician checking patient throat and neck, health examination in hospital/stock adobe.com)

甲状腺は、喉仏の下にある臓器で、甲状腺ホルモンを作る役割があります。甲状腺の病気を紹介するとともに、症状や原因も解説します。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの作用が低下することで、疲労感やむくみ、寒気、体重増加、記憶力の低下、便秘などの症状が現れた状態です。月経異常や流産、早産、不妊、胎児・乳児・小児期の発達の遅れにも関連しています。原因は、甲状腺ホルモンの合成と分泌の低下、あるいは甲状腺ホルモンの作用が十分に発揮されないことです。

甲状腺中毒症

甲状腺中毒症とは、甲状腺ホルモンが過剰に働くことで代謝が活発になり、身体が火照りやすくなったり汗の量が増えたりします。エネルギーが過剰に消費されるため食欲が増すのですが、体重は減少する傾向があります。さらに、手のふるえ、イライラ、下痢など、心身にさまざまな影響を及ぼします。

甲状腺中毒症の原因は、甲状腺ホルモンが過剰に作られること、あるいは破壊された甲状腺が血液に漏れ出て甲状腺ホルモンが過剰な状態になることです。

バセドウ病

バセドウ病は、甲状腺ホルモンを過剰に生産する甲状腺機能亢進症の中でも代表的な病気です。脳下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモンが甲状腺ろ胞細胞のTSH受容体を刺激すると、甲状腺ホルモンが分泌されます。このTSH受容体に対する抗体が作られ、刺激され続けることで甲状腺ホルモンが過剰に産生されます。このように、免疫機能が自らの細胞や臓器を攻撃・刺激する病気を自己免疫疾患といいます。

バセドウ病の症状は、発汗や火照り、指の震え、動悸、体重減少、筋力低下、疲れやすい、イライラなどです。また、甲状腺の腫れ、目の突出、目が完全に閉じないなどの症状が現れる場合もあります。

甲状腺腫瘍

甲状腺には、良性腫瘍悪性腫瘍のいずれも発生する可能性があります。腫瘍が疑われる場合は、超音波検査を行います。悪性腫瘍の可能性がある場合は、細胞を採取して詳しく調べます。ただし、手術を行わなければ良性・悪性の区別ができないケースも少なくありません。例えば、濾胞腺腫と濾胞癌は細胞を採取して詳しく調べる検査では区別ができません。

潜在性甲状腺機能異常

潜在性甲状腺機能異常とは、症状に現れない程度に甲状腺ホルモンが過剰に分泌されている、あるいは少ない状態です。橋本病やヨウ素過剰、甲状腺手術、アイソトープ治療、バセドウ病、無痛性甲状腺炎などが原因で起こります。

橋本病(慢性甲状腺炎)

橋本病とは、甲状腺機能低下症を引き起こす病気の中でも代表的な病気です。免疫が甲状腺に対する抗体を作り攻撃することで、甲状腺に慢性的な炎症が起こります。その結果、甲状腺組織が少しずつ破壊されて甲状腺ホルモンの産生が少なくなり、甲状腺機能低下症が引き起こされます。

橋本病の症状は、甲状腺の腫れによる首の圧迫感や違和感、疲れやすい、むくみ、寒気、体重増加、かすれ声などです。

亜急性甲状腺炎

亜急性甲状腺炎とは、甲状腺に炎症が起きて破壊される病気です。甲状腺の組織内に貯留されている甲状腺ホルモンが血液中に漏れ出ることで、甲状腺ホルモンが過剰な状態になります。原因は不明ですが、風邪を引いたあとに起きることが多いため、ウイルス感染との関係が噂されています。症状は、甲状腺ホルモンが過剰になることに伴う発熱と甲状腺の腫れ、倦怠感や発汗、動悸などです。

甲状腺クリーゼ

甲状腺クリーゼは、甲状腺中毒症の状態で感染症や大ケガ、手術などで身体的ストレスを受けた際に、複数の臓器の機能が低下して重篤な状態に陥った状態です。高熱と頻脈、意識障害などが現れ、呼吸停止や黄疸なども起こります。

粘液水腫性昏睡

粘液水腫性昏睡とは、重度の甲状腺機能低下症の合併症の1つで、低体温に伴う意識障害、呼吸抑制、けいれんなどが起きた状態です。発症のきっかけは、感染症や外傷、重症疾患の合併、中枢神経の抑制作用がある睡眠薬の服用、気温が低い環境に晒されることなどです。

甲状腺の病気は何科を受診する?

甲状腺の病気が気になる際は、早めに医療機関を受診しましょう。甲状腺の腫れ、違和感がある、血液検査で甲状腺に関わる数値の異常が確認された、家族に甲状腺の病気を持つ人がいるといった場合は、医師に相談することが大切です。受診する診療科は、耳鼻科、代謝内分泌内科、一般内科です。

甲状腺の病気になると太るって本当?

甲状腺の病気になると太るといわれています。確かに太ることもありますが、全ての甲状腺の病気に伴うわけではありません。橋本病は、食事をとりすぎていないのに体重が増加する場合があります。ただし、太る原因が他にあるケースも少なくありません。

太りやすいと感じた段階で甲状腺の病気を疑うのではなく、運動量の低下や摂取カロリーの増加を疑いましょう。思い当たる節がないのに太る場合は、医師に相談してみるとよいでしょう。

甲状腺の病気のチェックリスト

甲状腺の病気によって症状は異なりますが、次のような症状がある場合は医療機関を受診した方がよいでしょう。

・食べる量が増えたのに体重が減る

・倦怠感

・汗の量が異常に多い

・手の震え

・イライラ

・むくみ

・寒気

・火照り

・体重増加

・記憶力の低下

・便秘

・下痢

・めまい

・甲状腺の腫れ・違和感

・疲れやすい

・目が突出している

ただし、上記の症状は他の病気でも起こり得るため、甲状腺の病気に罹患しているとは限りません。

少しでも異変が起きたら早めに医療機関を受診しましょう

(画像=Nurse and patient conversing at reception desk in hospital/stock adobe.com)

甲状腺の病気の症状が1つでも現れて、それが持続する場合は早めに医療機関を受診しましょう。甲状腺の病気の中には、放置すると重篤な状態に陥る恐れがある病気もあります。放置すると全身にさまざまな症状が現れて生活に支障をきたす可能性もあるので、まずは医療機関で診察・検査を受けて原因を突き止めることが大切です。

こちらの記事の監修医師

ファミリークリニックひきふね

梅舟 仰胤 先生

〇病院名 :ファミリークリニックひきふね
〇医師  :梅舟仰胤
〇アクセス:墨田区京島1丁目36−1 マークフロントタワー曳舟1F
〇診療科 :内科・消化器科
〇経歴:
東京大学大学院医学博士課程修了。2017年ファミリークリニックひきふね開院。「苦痛のない内視鏡により、胃がん大腸がんで亡くなるをゼロに!」をミッションとし、年間4,000件以上の内視鏡検査を行うお腹のスペシャリスト。東京大学医学部消化器内科非常勤医師、消化器病専門医、内視鏡専門医、総合内科専門医。テレビなどメディア出演多数。

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