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くも膜下出血の症状とは?前兆・リスク要因・後遺症などについて解説

最終更新日:2021年11月18日

くも膜下出血の症状とは?前兆・リスク要因・後遺症などについて解説

こちらの記事の監修医師
赤坂パークビル脳神経外科 菅原クリニック
伊藤 たえ 先生

くも膜下出血は、発症すると多くの人が亡くなるとされています。しかし、前兆を知り早期に対処することで、最悪の結果を防げる可能性があります。ただ、くも膜下出血は多くの人に後遺症が残る点にも留意が必要です。ここでは、くも膜下出血の症状や前兆からリスク要因、後遺症まで詳しくご紹介します。

くも膜下出血の症状

くも膜下出血の症状は、激しい頭痛嘔吐意識障害などです。中でも頭痛が起きるケースが多く、その特徴は「持続的」、「突如として起きる」、「バットで殴られたと表現されるほどに強い頭痛」などです。ただし、頭痛がそれほど強くないケースもあります。

さらに、一切の頭痛がない状態で意識を失ったり、眠っているように見えたりするケースも少なくありません。このような症状がある場合はくも膜下出血の可能性があるため、すぐに救急車を呼びましょう。

くも膜下出血の前兆

くも膜下出血になる前に、次のような症状が見られる場合があります。

・血圧の激しい上昇

・急に頭痛が起きる

・視力低下

・めまい

・吐き気

・嘔吐

・意識低下

・ボーっとする

前兆はしばらくすると収まる場合もありますが、数日後に大きな発作が起きる可能性があります。嘔吐意識の低下頭痛などはくも膜下出血が起きたときの症状と共通しています。そのため、前兆だと思っていたらすでにくも膜下出血が起きていたというケースもあるかもしれません。いずれにしても、くも膜下出血は早期治療が重要なため、前兆・症状が見られた際はすぐに救急車を呼びましょう。

くも膜下出血の原因

(画像=Magnetic resonance imaging in Hospital. Medical Equipment and Health Care./stock adobe.com)

くも膜下出血は、くも膜下(脳の表面の膜と脳の間の空間)にある血管の一部が切れて出血した状態です。多くの原因は脳動脈瘤の破裂とされています。脳動脈瘤ができる原因は解明されていませんが、血管が分岐する部分のような弱いところに発生する傾向があります。

脳動脈瘤に自覚症状はありませんが、MRI/MRAで発見でき、早期の治療でくも膜下出血の予防が期待できます。脳動脈瘤には、先天性の嚢状動脈瘤、動脈硬化やストレスが関連する解離性動脈瘤があります。

くも膜下出血の後遺症

(画像=Elderly woman suffering with parkinson’s disease symptoms/stock adobe.com)

脳の表面には、発語や感覚、運動などの機能に関わる神経細胞が集まっています。くも膜下出血の影響で血液が脳を圧迫すると、脳組織が破壊されて痺れ麻痺言語障害などの後遺症が残る可能性があります。後遺症が残る頻度についてはさまざまな報告がありますが、一般的には生存者の半数程度に残るといわれています。

くも膜下出血のリスク要因

くも膜下出血は、次のような要因でリスクが高まるといわれています。

高血圧

高血圧の人は脳動脈瘤にかかる圧力も高いので、破裂するリスクも高くなります。高血圧の原因はさまざまですが、代表的なものは塩分の摂りすぎです。塩分の多い食事を好む人は食事の見直しや定期健診などで、より十分な対策が必要です。

喫煙

喫煙もくも膜下出血のリスクを高めるといわれています。どのような仕組みでリスクが高まるのかは不明ですが、大きなリスク要因とされているため本数を減らしたり禁煙したりすることを検討してみてください。

飲酒

過度な飲酒は、くも膜下出血のリスクを高めます。そのため、よくお酒を飲む人は注意しましょう。

ストレス

ストレスは高血圧の一因のため、結果的にくも膜下出血のリスクを高めるといわれています。中でも女性はストレスの影響を受けやすいともいわれており、特に注意が必要です。

くも膜下出血を未然に防ぐための対処法

(画像=Brain disease diagnosis with medical doctor seeing Magnetic Resonance Imaging (MRI) film diagnosing elderly ageing patient neurodegenerative illness problem for neurological medical treatment/stock adobe.com)

くも膜下出血を確実に防ぐ方法はありません。自分あるいは周りの人がくも膜下出血の前兆や症状を訴えた際は、すぐに救急車を呼びましょう。症状の現れ方はさまざまですが、普段と異なる様子がみられた場合は特に警戒が必要です。

MRIで脳動脈瘤やくも膜下出血の前兆を発見することが可能です。くも膜下出血かどうか自己判断はできないので、自分で集めた情報を鵜吞みにしないことが大切です。

前兆があるときはすぐに医療機関を受診しましょう

くも膜下出血の前兆、症状が見られたら、すぐに医療機関を受診しましょう。くも膜下出血の症状には個人差があり、中には頭痛がないタイプもあるので、普段と異なる症状があるかどうかを見極めることが重要です。明日や明後日に受診すればよいと判断すると、重篤な事態に陥る恐れもあります。救急車を呼ぶことが基本ですが、近くに医療機関があれば自らの足で受診してもよいでしょう。

こちらの記事の監修医師

赤坂パークビル脳神経外科 菅原クリニック

伊藤 たえ 先生

〇病院名 :赤坂パークビル脳神経外科 菅原クリニック
〇医師  :伊藤たえ
〇アクセス:港区赤坂5-2-20赤坂パークビル2F
〇診療科 :脳神経外科
〇経歴:
2004年3月 浜松医科大学医学部卒業
2004年4月 浜松医科大学付属病院初期研修
2006年4月 浜松医科大学脳神経外科入局
2013年7月 河北総合病院 脳神経外科 勤務
2016年9月 山田記念病院 脳神経外科 勤務
2019年4月 菅原脳神経外科クリニック 勤務
2019年10月 医療法人社団赤坂パークビル脳神経外科
菅原クリニック東京脳ドック 院長

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