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寝違えに多い原因と対処法│治らない・頻繁に繰り返す理由とは?

最終更新日:2021年11月23日

寝違えに多い原因と対処法│治らない・頻繁に繰り返す理由とは?

こちらの記事の監修医師
みなと芝クリニック
川本 徹 先生

寝起きに首筋、肩、背中などに痛みや筋肉のこわばりを感じる寝違え。寝違えの多くは不自然な寝相などが原因で起こりますが、なかなか治らない場合や毎日繰り返す場合は他の病気が隠れていることもあるので注意が必要です。

そこで本記事では、寝違えの原因について詳しく解説していきます。対処法もお伝えするので、併せて参考にしてください。

寝違えの主な症状とは?

いわゆる「寝違え」とは、眠りから覚めたときに首周辺や肩甲骨周辺などの筋肉が軽い肉離れを起こしている状態を指します。

主な症状としては、首まわりや肩まわりの痛みが挙げられ、動かすと痛みが出るという場合と、動かせないほどの激痛やしびれを伴う場合があります。

また、寝違えと一口に言っても、右側の首や肩が痛むときと左側の首や肩が痛むときでは傷ついている部位が異なり、それぞれ違う種類の寝違え方だと考えられます。

右首・右肩が痛い場合

首を左に回したときに右首や右肩に痛みが生じる場合は、筋膜(筋肉の表面を覆う膜)が傷ついている「筋膜性の寝違え」の可能性が高いと言えます。

筋膜性の寝違えは強い痛みを感じるケースが多く、治るまでにかかる期間も長い傾向があります。

左首・左肩が痛い場合

首を左に回したときに左首や左肩に痛みが生じる場合は、筋肉の中心部分が傷ついている「中心性の寝違え」の可能性が高いと言えます。

筋膜性の寝違えに比べると痛みはそれほど強くなく、何日で治るかはもちろん個人差がありますが、筋膜性よりは治りが早い傾向があります。

寝違えに多い原因とは?

(画像=Pillow./stock adobe.com)

寝違えの原因についてはさまざまな意見があり、明確にはわかっていませんが、主に次のようなことが関係していると考えられています。

  • 不自然な寝相
  • 枕が合っていない
  • 疲れやストレス
  • お酒の飲みすぎ
  • 慢性的な肩こりや冷え

では、それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。

原因1:不自然な寝相

睡眠中に不自然な姿勢が続くと、筋肉の一部が阻血状態(動脈血量の減少による局所的な血行不良)になり、首や肩まわりの筋肉が凝り固まることがあります。

睡眠中に凝り固まった筋肉を起床時にいきなり動かすと、ストレッチをせずに急に激しい運動を行ったときと同じように、軽度の肉離れを起こして寝違えが生じてしまうのです。

原因2:枕が合っていない

高すぎたり低すぎたり、やわらかすぎたり硬すぎたりと、自分の体に合わない枕を使っていると、長時間にわたって首が曲がったままの状態になってしまうことがあります。

首が曲がったままの状態で寝ていると、首周りの神経や骨に過度な負担がかかり、筋肉が圧迫されて血行不良が生じやすくなり、結果的に寝違えを起こしやすくなります。

原因3:疲れやストレス

極度に疲れているときストレスが溜まっているときの睡眠は、寝返りが少なくなることがあります。寝返りが少ないと長時間同じ姿勢でいることになるため、阻血や筋肉のこわばりが生じて寝違えが起こるケースも少なくありません。

また、疲れやストレスが溜まっているときは、肩や背中の筋肉が緊張して首に負担がかかりやすくもなるため、それが寝違えの原因になる場合もあります。

原因4:お酒の飲みすぎ

お酒を飲みすぎると交感真剣の興奮による血管収縮と脱水により筋肉内の血流が低下しやすく、肝臓での乳酸代謝低下とともに乳酸アシドーシスとなり、筋肉のけいれんが起きやすくなります。また、飲酒後の睡眠は寝返りが少なくなりやすいため、寝違えを起こす可能性が高くなります。

お酒の飲み過ぎによる脱水や血流低下を防ぐためには水分とミネラル補給が欠かせません。飲酒後は経口補水液などで水分とミネラルを補給することをおすすめします。また、乳酸アシドーシスを防ぐには、飲酒後に適度な糖分を摂取することで、肝臓内で乳酸が代謝されるようになります。

原因5:慢性的な肩こりや冷え

慢性的な肩こり冷えに悩んでいる人は、首や肩まわりの血行が悪くなりやすく、筋肉が凝り固まりやすい傾向があるため、寝違えを起こしやすいと言えます。

逆に、寝違えが悪化することで慢性的な肩こりが生じるケースもあるため、どちらも注意が必要です。

寝違えの対処法│首筋や肩、背中が痛いときの治し方

「寝違えを対処する方法が知りたい」「痛いけど病院に行くほどでもなさそう」という人のために、ここでは寝違えの対処法を具体的に5つ紹介していきます。

寝違えて首筋や肩、背中などに痛みを感じている人は、ぜひ参考にしてください。

対処法1:寝違えた部位をなるべく動かさない

寝違えを起こしたときは、痛みがある部分をなるべく動かさないようにするのがベストです。

自己流のストレッチやマッサージなどで無理に動かそうとすると、余計に症状が悪化してしまうケースもあるため注意しましょう。

対処法2:冷湿布などで一時的に冷やし炎症を和らげる

寝違えた直後は、消炎鎮痛成分が入った冷湿布などで患部を一時的に冷やすと、炎症が和らぎ痛みが緩和されるのでおすすめです。

ただし、氷のうや保冷剤などを使って首や肩を長時間冷やすと、筋肉の血流が悪くなって余計に治りが遅くなってしまう場合もあるので注意してください。

対処法3:痛みや腫れが引いてきたら温める

寝違えた直後は炎症を起こしているため温めるのは逆効果ですが、痛みや腫れが引き、症状が落ち着いてきたらホットタオル温湿布などで患部を温めましょう。

温めることによって、寝違えた部分の血流を改善させる効果に期待できます。

対処法4:タオルなどで首を巻いて安定させる

寝違えて首に強い痛みが出ている場合は、タオルなどを首にぐるぐると巻きつけて顎置きを作ると、姿勢が安定して痛みが楽になることがあります。

きつく巻きすぎると呼吸がしにくくなってしまうため、加減しながら巻くようにして下さい。

対処法5:腰にコルセットを装着する

仕事や用事などで外出する予定があり、首にタオルを巻くことができない場合は、腰にコルセットを装着するのもおすすめです。

腰にコルセットを装着すると腰まわりの筋肉が支えられ背骨がまっすぐに伸びやすくなり首まわりの筋肉に負担がかかりづらくなります

寝違えの予防法

寝違えの度合いによっては仕事や日常生活に支障をきたしてしまうケースもあるため、できれば事前に対策して予防したいところです。

そこで、ここからは寝違えを予防する方法を4つ紹介します。どれも簡単に取り入れられるものばかりです。早速チェックしていきましょう。

予防法1:枕やマットレスなど寝具を見直す

寝違えの多くは、寝ているときに無理な姿勢をとっていることが原因で起こります。枕やマットレスなどが自分の体にフィットしていないと不自然な寝相になりやすいため、寝違えを予防するためには寝具を見直すことが大切です。

仰向け寝でも横向き寝でも、寝転がったときに首が曲がってしまう場合は枕の高さや硬さ、もしくはマットレスの硬さが合っていません。寝ているときに首が正面から見て真っ直ぐの状態を保てる寝具を選ぶようにしましょう。

予防法2:お風呂で体を温めて筋肉をほぐす

寝違えを予防するためには、日常的にお風呂でしっかり体をあたためて、首まわりや肩まわりの血行を良くし、筋肉をほぐしておくことが大切です。

できれば湯船にゆっくり浸かるのがベストですが、難しい場合は首や肩甲骨のまわりに少し熱めのシャワーを当ててよく温めるようにすると良いでしょう。

予防法3:寒さ対策をして寝るようにする

体が冷えて血行が悪くなると寝違えが生じやすくなるため、冷えを感じやすい人は就寝時に使えるネックウォーマーを装着するなど、寒さ対策をしてから寝るようにしましょう。

暑い夏でも朝晩は冷える日もあるので、エアコンを効かせすぎないよう調節することが大切です。

予防法4:泥酔状態で寝ないようにする

泥酔状態で寝るとうまく寝返りが打てなかったり、血流量が減少したりと、寝違えを起こしやすくなります。だからこそ、寝違えを予防するためには、泥酔してそのまま寝ないことが大切です。

経口補水液などで水分ミネラルを補給する、ある程度酔いを醒ましてから寝るなどの工夫を心がけましょう。

治らない・頻繁に繰り返す・激痛やめまい、吐き気を伴う場合は病院へ

(画像=Doctor teamwork, orthopedic surgeon, orthopedist, ER surgery team working in hospital medical clinic office meeting room discussing on diagnostic exam on patient care operation, professional service concept/stock adobe.com)

寝違えがなかなか治らない、頻繁に繰り返す、激痛やめまい、吐き気などの症状がある場合などは、他の病気が潜んでいる可能性もあるため、速やかに病院を受診しましょう。

何科に行けばいいのか迷う場合は、まずは整形外科を受診するのがおすすめです。

まとめ:寝違えの原因を知って適切な対策を

今回は寝違えの主な原因や対処法、予防法などについて詳しく解説しました。寝違えは、自分の寝相や寝具との相性、疲れ、ストレス、お酒、冷えなど、さまざまなことが原因で起こる可能性があります。

寝違えを起こしやすい人は、ぜひ本記事を参考に寝違えを起こしている理由を探って、原因を1つ1つ潰していきましょう。

こちらの記事の監修医師

みなと芝クリニック

川本 徹 先生

〇病院名 :みなと芝クリニック
〇医師  :川本 徹
〇アクセス:東京都港区芝2丁目12−1 桑山ビル 2F
〇診療科 :内科、消化器科、皮膚科、外科、整形外科、大腸・肛門外科
〇経歴:
筑波大学臨床医学系消化器外科講師(1996~2006)
東京女子医科大学 非常勤講師

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