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リウマチと診断されたらやってはいけないことがある?悪化させないポイントを紹介

最終更新日:2021年11月27日

リウマチと診断されたらやってはいけないことがある?悪化させないポイントを紹介

こちらの記事の監修医師
医療法人社団恵光会 たかの整形外科
髙野 勇人 先生

(画像=Elderly woman applying moisturizing lotion cream on hand palm, easing aches. Senior old lady experiencing severe arthritis rheumatics pains, massaging, warming up arm. Close up, copy space, background)

リウマチと診断されたら、どのように生活が変わるのか心配になりますよね。実は日常生活で何気なく行っている行動がリウマチの悪化につながることもあります。この記事ではリウマチと診断された際にやってはいけないこと、悪化させないポイントについて紹介します。リウマチを悪化させず治療効果を高めるために参考にしてくださいね。

リウマチとは

リウマチ(関節リウマチ)とは、関節内にある滑膜という組織が異常増殖することで、関節内に炎症が起き関節が破壊されてゆく病気です。炎症が進行すると関節が腫れ、水が溜まったり動かしにくくなったりします。関節の病気は動かさなければ痛みがないことが多いですが、リウマチは関節を動かさなくても痛みが続く特徴があります。リウマチは30~40代の女性がかかりやすく、いまだにはっきりとした原因が分かっていません。

リウマチ患者が日常でやってはいけないこと

リウマチになると、症状の悪化を防ぐために今まで日常生活でやっていたことが制限されます。リウマチ患者が日常生活でやってはいけないことを6つ紹介します。

喫煙

最近の研究で、喫煙がリウマチを発症させるということが分かってきました。喫煙者であるだけで2~14倍の発症リスクがあるとされており、喫煙した期間と本数が長ければ長いほど発症リスクが高まります。さらにリウマチが発症した後にも悪影響があり、喫煙によって治療効果が小さくなったり関節の破壊の進行が早まったりします。また、リウマチの合併症として間質性肺炎などを引き起こしやすくなるため、リウマチと診断されたらできるだけ早く禁煙に取り組みましょう。

ストレスを溜める

リウマチと診断されたときのショックは大きいと思いますが、できれば早い段階で病気であることを直に認められるとよいです。なぜなら、リウマチはストレスによって悪化すると言われているため、1人で抱え込んでストレスを感じる状態が続くことは良くありません。リウマチとうまく付き合いながら、治療を積極的に行っていきましょう。ストレスが無い状態を作るには、前向きに生活を楽しむ姿勢が重要です。何もできないと諦めるのでは無く、やりたいことやあれば主治医と相談してできる範囲のことを行ってみてくださいね。

疲労を溜める

リウマチの症状として疲労感や倦怠感も挙げられます。リウマチになると痛みや不安感により睡眠の質が下がったり、ストレスを感じ続けたりするため疲れを感じやすくなります。日常生活における疲労感と倦怠感を少しでも無くすために、なるべく睡眠と休養を意識して摂るようにしてください。リウマチによって関節の痛みが強いほど疲労を感じやすいので、痛みがあるときは無理せずに生活を送りましょう。

安静にしすぎる

リウマチは関節の炎症なので、痛みや腫れがある場合は安静にしている必要がありますが、常に安静にしていると逆効果です。関節を全く動かさない状態が続くと、関節を動かすための筋肉が衰えたり関節が固まって動かしにくくなったりしてしまいます。リウマチは疲労感を感じるため身体を動かすのは辛いかもしれませんが、意識的に関節を動かして可動域を維持することも重要です。リウマチの進行度に合わせた適切な運動を主治医と相談しながら、日常生活に取り入れてくださいね。

高いヒールを履く

リウマチになると、外反母趾や扁平足など足の指が変形してしまう場合があります。足に合わない先のとがった靴やハイヒールなどを履き続けていると、強い痛みを感じることがあるでしょう。靴はヒールが低くてかかとがしっかりと地面につくものや、履きながらでも足の指が動かせる物がおすすめです。足にかかる負担を軽減するため、インソールを入れるのも歩きやすくなるので良いでしょう。なるべく足に負担のかからない靴を選び、足の指の変形リスクを減らすようにしましょう。

同じ姿勢を長時間続ける

デスクワークの仕事など長時間同じ姿勢を続けていると、関節が動かしにくくなったり痛みが出たりします。症状が進むと長時間動かしにくさを感じる事もあるため、意識して関節を動かす習慣を付けることが重要です。仕事や作業に集中したい気持ちも分かりますが、快適な生活を行うために必要なことだと思いましょう。なるべく意識してこまめに休憩を挟み、軽いストレッチや散歩などを取り入れましょう。

知っておきたい!運動でやってはいけないこと

リウマチになっていても、上記で紹介した通り適度な運動は行う必要があります。そこで、リウマチになった方の運動をする上での注意点を2つ紹介します。

痛みや腫れがあるときに運動する

リウマチの活動性が高いと関節に痛みや腫れが出たり、疲れやすさや微熱が出たりすることがあります。そのような時に無理に動かすのは逆効果なため、運動をしないで安静にしましょう。また、痛みや腫れが無くても体調がすぐれない時は、無理をしないでください。リウマチになった方が運動をする際は無理のない範囲で動かすことが最優先ですので、異常を感じる際は決して無理に動かそうとせず、すぐに医師に相談する気持ちが大切です。処方された内服薬を飲んだり、シップを貼ったりして痛みや腫れが収まってから運動を行ってください。

疲れるほどの過度な運動をする

特に運動が好きな方に注意していただきたいのが、翌日まで疲れが残るほど激しい運動は控えるということです。リウマチになる前では普通にできていた運動が、リウマチの疲れやすいという症状によって翌日まで残る疲労を感じることもあります。リウマチの進行具合やその日の体調に応じて、無理がない範囲で運動を楽しんでください。

また、リウマチの方におすすめの運動方法は水中ウォーキングです。水中では浮力が働くため、自分の体重が気になりません。普通にウォーキングするよりも関節への負荷が少なくて済むのでおすすめです。

また、リウマチの症状を意識した体操を行うこともおすすめです。指、足、膝などの関節を意識して行うことで、リウマチの症状を緩和することができます。具体的な体操の方法は病院で教えてくれる場合もありますので、医師に相談してみると良いでしょう。

まとめ:「やってはいけないこと」を知ってリウマチの悪化を防止

リウマチになってしまった場合、治療効果を高め進行を遅らせることで、今まで通りとあまり変わらない生活を送ることが可能です。リウマチになってしまって後ろ向きになるのでは無く、リウマチと上手に付き合っていく前向きな姿勢こそが重要です。今回紹介した悪化させないポイントを理解し実践することで、上手にリウマチの症状をコントロールしてみてください。詳しい運動方法や生活の制限は主治医と相談して決めましょう。

こちらの記事の監修医師

医療法人社団恵光会 たかの整形外科

髙野 勇人 先生

〇病院名 :医療法人社団恵光会 たかの整形外科
〇医師  :髙野 勇人
〇アクセス:東京都世田谷区桜3丁目16−7 ドウェルフジ 1F
〇診療科 :整形外科

<院長経歴>
平成15年 東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
東京慈恵会医科大学附属病院 整形外科入局

平成17年 富士市立中央病院 整形外科

平成19年 東京慈恵会医科大学附属柏病院 整形外科
東京慈恵会医科大学附属柏病院 救急部

平成20年 社会保険 桜ヶ丘総合病院 整形外科

平成23年 駒沢病院 整形外科

平成26年 たかの整形外科 開院