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ぜんそく発作は予防が一番

最終更新日:2021年2月15日

ぜんそく発作は予防が一番

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木幹啓 先生

お子さんが小児科で吸入治療を行ったことはありますか? 吸入とは機器からモクモクと出てくる水蒸気を喉に吸い込む治療のことです。吸入治療を行ったお子さんのなかには「ぜんそくの気があるね」といわれたことがあるかもしれません。

※本記事では、「気管支ぜんそく」「ぜんそくの気がある」「小児ぜんそく」を“まとめて「ぜんそく」と呼んでいます。

ぜんそく発作では気管支が狭くなる

ぜんそく発作とは、風邪やハウスダストを吸い込んだことをきっかけに、気管支が狭くなる状態です。空気の通り道である気管支が狭くなると、息苦しさを感じます。

吸入して治るからよい、ではない

発作時に吸入を行うと、発作を引き起こす原因である咳・ゼイゼイした状態は一時的によくなります。吸入の水蒸気の中に気管支を広げる薬が入っているため、呼吸が楽になります。だからといって、「ぜんそく発作は吸入すれば治る」と安心するのは良くありません。吸入によって発作がおさまっても一時的な改善にすぎません。

発作をくりかえせば気管支は狭い状態のまま、さらに発作が起きやすい

ぜんそく発作をくり返すと、気管支が狭くなったり広がったりをくり返すことで徐々に気管支は狭いままもとに戻らなくなります。「リモデリング」と呼ばれる現象で、狭くなった気管支は、以前より小さなきっかけで発作を起こしやすくなるので、ぜんそく発作はできるだけ起こさないほうがよいのです。

ぜんそく発作の予防が肝心

少しでも発作を減らすためには日頃からの予防が大切です。ぜんそく発作予防のポイントは以下のとおりです。

・調子が良いときも予防薬を忘れずに。

・掃除をこまめにして発作のもとになるハウスダストやダニを減らす。

・咳のきっかけを避ける(例:毛のあるペットをさわる)。

・家族などに喫煙者がいる場合は禁煙。

・過去にぜんそく発作の経験があったり、乾いた咳が増えるなどの兆候がみられれば早めに受診。

・手洗いをこまめに行い感染症予防。

・インフルエンザなどの感染症に対しては予防接種を行う。 お子さんが元気に見えるときはぜんそくの薬を忘れてしまいがちですが、元気に見えても継続的に使用することが大切です。リモデリングを避けるためにも薬をきちんと使用し、発作を予防しましょう。

こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木幹啓 先生

〇病院名 :すずきこどもクリニック
〇医師  :鈴木幹啓
〇アクセス:和歌山県新宮市下田2丁目3−2
〇診療科 :小児科
〇経歴:株式会社オンラインドクター.com代表取締役CEO
1975年三重県伊勢市生まれ
1995年自治医科大学入学(県からの奨学金制度)
2001年自治医科大学卒業

日本小児科学会認定小児科専門医
国家資格ケアマネジャー

三重県立総合医療センター、国立病院機構三重中央医療センター、国立病院機構三重病院、伊勢赤十字病院、紀南病院
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
【製薬会社社外講師・CM出演等】
グラクソスミスクライン社、JCRファーマ社、杏林製薬、明治製菓ファーマ、鳥居薬品

【メディア出演・TV監修】
日本テレビ、読売テレビ、東京MX、テレビ朝日(医療監修)「くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」

【著書】
日本一忙しい小児科医が教える病気にならない子育て術(双葉社)
開業医を救うオンライン診療(幻冬舎)

2020 年 10 月株式会社オンラインドクター.com を設立。