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子どもが虫歯にならないために知っておきたいこと(1)―歯みがきはなぜ大事?

最終更新日:2021年2月15日

子どもが虫歯にならないために知っておきたいこと(1)―歯みがきはなぜ大事?

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓 先生

「虫歯」は、歯のリン酸カルシウム成分が酸により溶け、歯に穴があく現象です。歯に大きく穴があいてしまうと歯科での治療が必要です。ここでは虫歯ができる要因と、歯みがきの重要性を解説します。

虫歯予防は歯垢を取り除くことが大切

食べ物を食べると、食べかすなどの糖分をえさとして虫歯菌であるミュータンス菌が増え、「歯垢」(プラーク)となります。ネバネバした歯垢はうがいだけでは十分に落ちないので、歯ブラシで落とす必要があります。食事後に歯みがきをしないと、歯垢内で増加した虫歯菌が食べかすなどの糖分を取り込んで「酸」を作り、歯を溶かし虫歯の原因となります。

また、歯に残った歯垢は口の中のカルシウムやリンと結びつき石灰化し、歯の表面に固くこびりついて「歯石」となり、簡単に取れなくなります。

歯垢は食後約数時間でつくられ、放置すると1~2日で歯石になります。毎食後の歯みがきが基本ですが、歯垢が歯石になる前に、最低でも1日1回は念入りに歯みがきしましょう。

「寝る前」の歯みがきは忘れずに

最も重要なのは「夜寝る前」の歯みがきです。唾液には虫歯の原因となる酸を中和する働きがありますが、就寝中は唾液の分泌がほとんどなく口の中は酸性となり、食べかすが残っていると虫歯になりやすい環境です。子どもが寝る前には忘れずに歯みがきをする習慣を身につけさせましょう。

歯科健診や歯のクリーニングを受けましょう

子どもの乳歯は、大人の永久歯に比べてエナメル質や象牙質に厚みがなく、虫歯が早く進行します。また、こどもは歯の痛みを言葉で表現しにくく、虫歯の発見も遅れがちです。乳歯が虫歯になるとその下にある永久歯も虫歯になりやすく、あごの成長や歯並びなどに影響が出てしまいます。

また、歯が生えた後の赤ちゃんで添い乳をしながら寝てしまうと、上の前歯が虫歯になりやすいです。

歯が生え始めたら歯みがきを始めるだけでなく、定期的に歯科健診を受け歯石を除去し、虫歯予防の指導を受けましょう。

歯みがきは毎日必要な習慣ですが、小さな子どもは歯みがきをいやがることもあり簡単ではありません。次回は小さな子どもへの効果的な歯みがきの仕方を解説します。

こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木 幹啓 先生

〇病院名 :すずきこどもクリニック
〇医師  :鈴木幹啓
〇アクセス:和歌山県新宮市下田2丁目3−2
〇診療科 :小児科
〇経歴:株式会社オンラインドクター.com代表取締役CEO
1975年三重県伊勢市生まれ
1995年自治医科大学入学(県からの奨学金制度)
2001年自治医科大学卒業

日本小児科学会認定小児科専門医
国家資格ケアマネジャー

三重県立総合医療センター、国立病院機構三重中央医療センター、国立病院機構三重病院、伊勢赤十字病院、紀南病院
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
【製薬会社社外講師・CM出演等】
グラクソスミスクライン社、JCRファーマ社、杏林製薬、明治製菓ファーマ、鳥居薬品

【メディア出演・TV監修】
日本テレビ、読売テレビ、東京MX、テレビ朝日(医療監修)「くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」

【著書】
日本一忙しい小児科医が教える病気にならない子育て術(双葉社)
開業医を救うオンライン診療(幻冬舎)

2020 年 10 月株式会社オンラインドクター.com を設立。