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B型肝炎の患者家族も検査したほうがいいですか?

最終更新日:2021年2月15日

B型肝炎の患者家族も検査したほうがいいですか?

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓 先生

19歳女性、健康診断でごく軽度のトランスアミナーゼ上昇を指摘され、来院。肥満ぎみで脂肪肝を疑いましたが、当院に通院歴のある患者の父親がB型肝炎であったため、肝機能再検時にHBs抗原を測定すると陽性でした。肝機能異常との因果関係は不明ですが、外傷、手術歴、輸血、性交渉歴などは無いとのことでした。

患者本人にはさらに精査が必要と説明し、近郊の肝臓病専門医を紹介しましたが、患者の母親、妹の感染歴は不明とのことでした。この場合は自費でも他の家族の方に検査を勧めたほうがよいでしょうか。

B型肝炎なら家族は絶対に検査するべきです。

患者がB型肝炎なら家族も絶対に検査するべきです。患者の父親の陽性判明時に母親は検査しなかったのでしょうか? 家族内で最初にB型肝炎に感染した方は文面からは不明ですが、HBVは男女間で感染(水平感染)し、母親が陽性の場合、その子供は99%感染します(垂直感染)。妊婦にはB型肝炎検査が行われ、陽性の場合はワクチンが接種されます。かつて日本ではB型肝炎ウイルス(HBV)が蔓延したことから、世界で最も早い1986年にB型肝炎ワクチンが開発された経緯があります。

近年の問題は水平感染により諸外国からgenotypeの異なるウイルスが持ち込まれていることです。なお、C型肝炎は水平感染によって感染しないので、手術や輸血の際の検査により感染が判明します。

こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木 幹啓 先生

〇病院名 :すずきこどもクリニック
〇医師  :鈴木幹啓
〇アクセス:和歌山県新宮市下田2丁目3−2
〇診療科 :小児科
〇経歴:株式会社オンラインドクター.com代表取締役CEO
1975年三重県伊勢市生まれ
1995年自治医科大学入学(県からの奨学金制度)
2001年自治医科大学卒業

日本小児科学会認定小児科専門医
国家資格ケアマネジャー

三重県立総合医療センター、国立病院機構三重中央医療センター、国立病院機構三重病院、伊勢赤十字病院、紀南病院
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
【製薬会社社外講師・CM出演等】
グラクソスミスクライン社、JCRファーマ社、杏林製薬、明治製菓ファーマ、鳥居薬品

【メディア出演・TV監修】
日本テレビ、読売テレビ、東京MX、テレビ朝日(医療監修)「くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」

【著書】
日本一忙しい小児科医が教える病気にならない子育て術(双葉社)
開業医を救うオンライン診療(幻冬舎)

2020 年 10 月株式会社オンラインドクター.com を設立。