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小児アトピー性皮膚炎精神障害との関連は

最終更新日:2021年2月15日

小児アトピー性皮膚炎精神障害との関連は

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓 先生

 デンマークで行われた小児アトピー性皮膚炎(AD)と精神障害との関連性の調査結果が発表された。コペンハーゲン大学のI. Vittrup氏らによる調査であり、British Journal of Dermatology誌オンライン版2021年1月16日号に掲載された。ADに罹患した小児が精神障害と診断される確率は低く、精神障害があっても一過性かつ可逆的で、軽度~中等度の可能性が示唆された。成人ADではすでに不安症やうつ病との関連が示されていたが、小児ADは注意欠陥多動性障害(ADHD)との関係が示唆された以外の、他の精神障害との関連性は殆ど明らかにされていなかった。

 研究グループは、1995年1月1日~2012年12月31日にデンマーク国内で出生した全児を対象に、小児におけるADと小児精神障害の診断および治療との関連を調査した。病院でADと診断された児(1万4,283例)と、ADと診断されなかった児を1対10の割合で適合抽出して分析した。

 評価項目は、向精神薬の服薬、医師に診断されたうつ病、不安症、ADHD、自傷行為、不慮の死/自殺、精神科または心療内科の受診(コンサルテーション)であった。

 病院でのAD診断と有意な関連がみられたのは、抗うつ薬(補正後ハザード比[aHR]:1.19、95%信頼区間[CI]:1.04~1.36)、抗不安薬(1.72、1.57~1.90)、中枢神経系の交感神経作用薬(1.29、1.18~1.42)であった。精神科もしくは心療内科への受診もADとの関連性がみられた(aHR:1.33、95%CI:1.16~1.52)(1.25、1.11~1.41)。うつ病(aHR:0.58、95%CI:0.21~1.56)、不安症(1.47、0.98~2.22)、自傷行為(0.88、0.27~2.88)との関連性は認められず、ADHDは顕著に関連が認められたが(aHR:1.91、95%CI:1.56~2.32)絶対リスクはあまり大きくなかった。

こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木 幹啓 先生

〇病院名 :すずきこどもクリニック
〇医師  :鈴木幹啓
〇アクセス:和歌山県新宮市下田2丁目3−2
〇診療科 :小児科
〇経歴:株式会社オンラインドクター.com代表取締役CEO
1975年三重県伊勢市生まれ
1995年自治医科大学入学(県からの奨学金制度)
2001年自治医科大学卒業

日本小児科学会認定小児科専門医
国家資格ケアマネジャー

三重県立総合医療センター、国立病院機構三重中央医療センター、国立病院機構三重病院、伊勢赤十字病院、紀南病院
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
【製薬会社社外講師・CM出演等】
グラクソスミスクライン社、JCRファーマ社、杏林製薬、明治製菓ファーマ、鳥居薬品

【メディア出演・TV監修】
日本テレビ、読売テレビ、東京MX、テレビ朝日(医療監修)「くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」

【著書】
日本一忙しい小児科医が教える病気にならない子育て術(双葉社)
開業医を救うオンライン診療(幻冬舎)

2020 年 10 月株式会社オンラインドクター.com を設立。