起立性調節障害(OD)

最終更新日:2021年10月6日

きりつせいちょうせつしょうがい(おーでぃー)起立性調節障害(OD)

起立性調節障害(OD)

まとめ

起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)は、起立時にめまいや動悸、失神などが起こる自律神経疾患で、食欲不振や顔面蒼白、倦怠感などが表れることもあります。小学校高学年~中学校の思春期の子に多く、症状が重いと朝なかなか起きられず、不登校につながることもあります。実際、不登校の子の約3分の2は起立性調節障害があるといわれます。自分の意思で制御できない疾患のため、保護者が疾患への理解を深め、適切な治療や生活習慣の改善に協力することが必要です。

この病気の原因

起立性調節障害は、自律神経機能の低下により、循環器系の調節ができなくなり発症します。通常、起立する際には自律神経の一種である交感神経が働き、重力により血液が溜まる下半身の血管を収縮させ、心臓へ戻る血液量を増加させて血圧を維持します。しかし、この交感神経の働きの低下により心臓へ戻る血液量が減少すると、血圧低下・脳血流が低下してめまいや動悸、失神などの症状を引き起こします。また、自律神経の機能低下の要因として、発育による自律神経の乱れや水分の摂取不足、運動不足、精神的ストレスなどがあります。発症者の約半数は遺伝傾向がみられます。

主な症状

「朝起きられない」、「立ち上がる時めまいや失神が起こる」、「動悸や息切れがする」などの自分の意思で制御できない症状が表れます。症状は午前中に強く出ることが多く、午後には症状の軽減・消失がみられるため、人によっては生活が昼夜逆転することもあります。顔面蒼白、食欲不振、頭痛や腹痛、倦怠感、乗り物酔いなどの症状が表れたり、精神的なストレスによっても症状が悪化します。これらの症状により日常生活に支障を来し、集中力・思考力の低下や不登校につながります。

検査/診断の方法

起立性調節障害は3つ以上の症状、あるいは2つ以上の強い症状が該当し、鉄欠乏性貧血、心疾患、てんかんなどの神経疾患や、副腎、甲状腺などの内分泌疾患と鑑別された場合に起立性調節障害を疑います。新起立試験という検査で、起立時の血圧や脈拍などを測定し、起立性調節障害を診断します。また、学校や家庭のストレスの関与をチェックする「心身症としてのOD」チェックリストにより重症度を診断します。

主な治療方法

起立性調節障害は怠け病ではなく,自分の意思では制御不能な疾患です。保護者や学校など周囲の大人が疾患への理解を深め、患者をサポートすることが不可欠です。薬物療法では効果期待できない場合が多いので、まずは日常生活の改善から始めます。頭を下げゆっくりと起立したり、長時間の起立を避けたり、毎日30分程度のウォーキングで筋力低下を防ぐことが有効と考えられます。また、体内で循環する血液量を増やすため、1日あたり約2Lの水分と10gの塩分の摂取、夜は体調が良くても早めの就寝を心がけることも治療効果があります。

治療後に注意すべき点/予防対策

精神的ストレスによる影響がみられる場合、まずはストレスを軽減し、調整することが必要です。保護者や学校など周囲が連携して患者の日常生活をしっかりとサポートします。「午前中の登校が難しければ、午後から登校する」など、無理のない範囲で進めていくことがポイントです。軽症の場合、適切な治療により早ければ2ヵ月で改善がみられることもあります。一方、不登校などの重症の場合は、通常の日常生活を送れるまでに数年かかるといわれます。

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