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突発性発疹(小児バラ疹)

最終更新日:2021年10月5日

とっぱつせいほっしん(しょうにばらしん)突発性発疹(小児バラ疹)

突発性発疹(小児バラ疹)

まとめ

突発性発疹は、生後6ヵ月から3歳頃の小児に多い感染症である。出生後、初めて罹る疾患のひとつで、初めての発熱が突発性発疹であることも多く、季節に関係なく罹患する。ウイルス感染後約10日間の潜伏期を経て発症する。発熱の症状から始まり、下熱後に発疹がみられて初めて突発性発疹と診断される。感染しても無症状となる不顕性感染の場合もある。

この病気の原因

ヒトヘルペスウイルス(HHV)6型または7型に感染して発症する。成人はほとんどがすでに罹患し、体内にウイルスが潜んでいることがあるため、発症者の家族などのウイルスを含む唾液を介して小児に感染すると考えられる。ヒトヘルペスウイルス7型感染は6型より感染時期が遅い場合が多いことや、ヒトヘルペスウイルス以外に似た症状が起こるウイルスがあることから、2回以上突発性発疹を発症することがある。感染が治まった後もウイルスが体内に潜み、体調不良時に再活性化して再発することがある。

主な症状

発熱と発疹が主症状である。9~10日間の潜伏期間後に、突然38~40℃の発熱がみられる。多くは3~4日間発熱して平熱近くに下がった後に発疹が現れる。皮膚内の毛細血管が部分的に広がり赤く見える発疹で、痒みはない。小さなプツプツした紅斑であることが多く、顔や全身に広がることもあるが、発疹は2~3日、長くても1週間以内に徐々に消失し、ほとんど痕は残らない。高熱時に熱性けいれんが起こることもあるので注意する。咳や鼻水はみられず、下痢をすることがある。まれに脳炎、脳症、劇症肝炎、血小板減少性紫斑病などを合併することがある。患児は下熱後に不機嫌になることがあり、「不機嫌病」とよばれることがある。

検査/診断の方法

突発性発疹は発熱のみでは診断できず、下熱後に経過観察し、発疹が出たときはじめて診断される。確定診断のため検査を行うことは少ないが、血中の抗体検査や血液からウイルスを分離する検査などがある。

主な治療方法

発熱時の冷却、解熱薬、下痢止めなどの対症療法により治療する。機嫌が良く水分が取れていれば自然に回復するため、治療薬が必要ない場合も多い。熱性けいれんを合併しても、数分内に収まり意識が回復すれば心配ないとされる。4~5日経っても下熱しない場合は再度受診したほうがよい。

治療後に注意すべき点/予防対策

高熱でも患児は意外に元気なことが多いが安静にすることが大切である。発熱時に熱性けいれんを起こすこともあるため、注意して観察する。発症予防は特にない。移植患者など、体の免疫機能が低下した免疫抑制状態化の患児が発症したときは、抗ウイルス剤による治療も検討される。

初診に適した診療科目

小児科

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