不眠症

最終更新日:2021年10月5日

ふみんしょう不眠症

不眠症

まとめ

不眠症は、夜寝付けなかったり良質な睡眠が得られず、日中に眠気、倦怠感、集中力低下を感じ、意欲・食欲低下がみられ、心身不調となる睡眠障害である。日本人の約5人に1人が不眠症状があるとされる。女性に比較的多く、加齢に伴い起こりやすくなる。発症原因は神経質な性格、ストレス、不規則な生活、薬の副作用、嗜好品の影響など多数の原因がある。睡眠時無呼吸症候群、気管支喘息、精神疾患を原因として発症することもある。不眠が続くと不眠恐怖となり、症状がさらに悪化する。生活習慣を整えても改善されない場合、精神科や心療内科で診察を受ける。適切な睡眠薬の使用で改善がみられる。

この病気の原因

様々な発症原因がある。環境要因には時差、寝具や枕の変更、寝室の温度・湿度、騒音、光などがある。身体的な要因には高血圧、心臓病、糖尿病、呼吸器疾患、アレルギー疾患などの疾患、年齢、性差、頻尿、痛みなどがある。精神的要因には、うつ病、ストレス、神経質な性格などがある。生活習慣の要因には不規則な生活、運動不足、薬の副作用として睡眠を妨げる降圧剤・甲状腺製剤・抗がん剤、日中に眠気がある抗ヒスタミン薬、嗜好品の作用として、早朝覚醒となるアルコール、利尿作用のあるカフェイン、覚醒作用のあるニコチンなどがある。不眠症状は日本人の約5人に1人にみられると言われ、女性に多く、20~30歳代から発症し、加齢に伴い増加し、60歳以上は約3人に1人が不眠症状があるとされる。睡眠時無呼吸症候群や気管支喘息、精神疾患を原因疾患として発症することがある。

主な症状

生活習慣を整えても1カ月以上不眠が続き、日中の眠気、倦怠感、集中力低下、意欲や食欲の低下、抑うつ、めまいなどで心身不調となり、日常生活に支障がある。不眠に対する不安や焦り、不眠恐怖により症状悪化がみられる。就寝から30分~1時間以上寝付けない「入眠障害」、夜中に目が覚める「中途覚醒」、起床時刻の2時間以上前に目覚めその後眠れない「早朝覚醒」、眠りが浅く熟睡感覚が得られない「熟眠障害」がある。最も多いのが入眠障害で、年齢に伴い中途覚醒、早朝覚醒が増加する。複数の症状が現れることもある。

検査/診断の方法

問診にて不眠と心身の疾患との関係を調べる。不眠症の診断基準には米国精神医学会によるDSM-5を用いる。睡眠を診断する睡眠ポリグラフィー検査では、装置を付け一晩眠り、脳波、呼吸運動、心電図、筋電図、眼球運動、睡眠深度、いびき、無呼吸などを調べる。生体リズムを測るため、肛門に細く柔らかいチューブ状の直腸体温計を挿入し、体温測定する場合もある。不眠症の診断は睡眠時間の短さや不眠状態ではなく、長期の不眠の継続により体調不良で生活に支障が出ているかをみる。

主な治療方法

生活習慣や環境改善を行っても効果が現われないときは、睡眠薬による治療を行う。脳の活動を鎮める薬、睡眠・覚醒のリズムを整える薬、脳の過剰な覚醒状態を抑える薬などがあり、症状にあわせて薬剤を選択する。入眠障害には超短時間型や短時間型、早朝覚醒には中間型や長時間作用型などが処方される。睡眠薬治療を始めると長期の治療となる、服薬量が増加する、副作用などを心配する人もいるが、現在処方される睡眠薬は副作用が少なく、自然に近い眠りを導く作用がある。不眠により医療機関で薬物療法を受けている人の約20人に1人が安全・適切な方法で睡眠薬を服用している。一方、市販の睡眠薬はアレルギー薬の副作用である眠気を利用した成分が含まれ、、不眠症治療への効果は確認されておらず、使用は短期間に限定され、長期間用いてはならないこととなっている。そのほか、睡眠に対する誤った考え方や生活習慣を改善する認知行動療法、不眠へのとらわれを打破する森田療法などの心理療法もある。

治療後に注意すべき点/予防対策

リズムを整え、規則正しい生活を心がける。朝目覚めたら朝日を浴びる、起床時間を一定にする、休日の睡眠時間の差を平日と比較し1~2時間以内にとどめる、長時間の昼寝を避ける、就寝前のパソコン、携帯電話、スマートフォンの使用を控える、気分転換をしてストレス解消を行う、ぬるめの湯で入浴し、就寝前にリラックスする、睡眠時間にこだわらない、などが挙げられる。食事は1日3食、バランスのとれた食事を同じ時間にとる、カフェイン、アルコール、ニコチンを控える、午後に適度な有酸素運動を長時間行う。寝室の適温は20℃前後、湿度40~70%に保ち、寝具や照明などで睡眠に快適な環境作りを行う。

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