喉頭がん

最終更新日:2021年10月2日

こうとうがん喉頭がん

喉頭がん

まとめ

喉頭は、いわゆる「喉仏」で、食道と気道の分岐点にあり、食べ物などを誤飲しないための安全装置の役割を果たしている。左右一対の声帯があり、左右の声帯に囲まれた部分を声門、声門より上を声門上部、下を声門下部という。喉頭がんは、がんの発生部位により、声門がん、声門上部がん、声門下部がんに分けられる。声門がんが特に多く、喉頭がん全体の半数以上を占める。60歳以上に発症しやすく、発症率は10万人に約3人で、発症者は男性が圧倒的に多い。頭頚部のがんのなかで最も発症者数が多いがんである。

この病気の原因

発症の主なリスク因子は、喫煙と飲酒であり、継続的に摂取すると常に喉頭が刺激された状態となるため、発症リスクが高まる。喉頭がん患者の90%が喫煙者とされる。日頃から喫煙・飲酒している人は、さらにリスクが高まる。その他、声帯を酷使する職業やアスベストを使用する職業の人は発症リスクが高く、逆流性食道炎の人は喉頭に慢性的な刺激があるため、咽頭がんを併発するリスクが高いとされる。

主な症状

がんの発生箇所により初発症状が異なる。声門がんでは声帯に腫瘍ができるため、発症初期から声がかれる・低いガラガラ声になるなどの症状が現れる。進行すると声帯が狭くなるため息苦しくなり、たんに血が混じるようになる。声門上部がんは、喉への異物感やいがらっぽさ、食物を飲み込むとき喉の同じ箇所に痛みを感じる。声門下部がんは進行するまで無症状のことが多く、進行すると声の異常や息苦しさが現れる。声門がんは発症初期から症状があるため、比較的気付かれやすいがんだが、声門上部がんと声門下部がんは発症初期は症状が現われにくく、ある程度進行して症状が現れるため、早期発見が難しい。声がれが1ヵ月以上続く、飲み込むときに引っかかりがあれば早めに受診することが重要である。

検査/診断の方法

視診を行い、喉頭ファイバースコープを鼻から挿入して喉頭の内部を直接観察し、声門付近のがんの有無を確認する。触診にて首の周りを触れ、リンパ節への転移を調べる。視診と触診から喉頭がんを疑う場合、病変の一部を採取して悪性腫瘍を調べる病理検査にて確定診断する。視診と触診では分かりづらい喉の深部を観察する場合は、首(頸部)の超音波検査やCT・MRI検査を行い、腫瘍の進行度と広がり、転移の有無などを確認する。

主な治療方法

治療には化学療法、放射線治療、外科手術があり、進行の程度や体の状態、患者の希望に合わせて治療方針を決定する。基本的にはがんの病巣を取り除く手術を行うことが多い。初期のがんは、がんの発生部位のみを除去する喉頭部分切除術を行う。声帯を一部残すことができ、発声は可能だが、声質は悪くなる。部分切除で切除できないほど進行している場合、がんの範囲が広い場合は、首の中央を切開する喉頭全摘出術を行う。喉頭を全摘出するため、声は出なくなるが、人工の発声器具や食道発声などの代替音声で発声を補うことはできる。進行性の喉頭がんでも、がんの病巣と声帯など喉頭の4分の3程度を切除する喉頭亜摘出術を行えば、発声機能を残すことが可能である。放射線治療は、発症早期の治療として行われる。進行したがんでも患者が喉頭を残したいという希望が強い場合は、放射線治療と化学療法を併用することがある。

治療後に注意すべき点/予防対策

治療後に、発声や嚥下機能を回復するための訓練をする。具体的には食物を飲み込むリハビリや舌や喉の筋肉を強化する訓練などである。喉頭全摘出術により発声できなくなったときは、食道を振動させて発声する食道発声や人工喉頭の設置、電気で振動する機械を喉に当て発声する電気喉頭などの訓練を行う。また、治療後1~3年以内に再発の可能性があるため、定期的な受診が必要である。

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