前立腺がん

最終更新日:2021年10月5日

ぜんりつせんがん前立腺がん

前立腺がん

まとめ

前立腺がんでは、男性生殖器の前立腺の細胞ががん化し、無秩序に増殖を繰り返す疾患である。日本では超高齢社会を背景に、ライフスタイル・食生活の変化、検査技術の向上などで前立腺がん患者が増加している。中高年の男性に多く、特に65歳以上で発症が増加している。通常、がんは進行するとリンパ節、脊椎、骨盤、大腿骨などに転移するが、他の悪性腫瘍に比較して進行が緩やかなことが多く、死後の解剖で前立腺がんが見つかることもある。早期発見により適切な治療を行えば、長期にわたり通常の生活を続けることが可能な疾患である。

この病気の原因

前立腺がんの発症原因は明らかではないが、遺伝、食生活、男性ホルモン、加齢などの関連が考えられる。特に家族に前立腺がん患者がいる人は注意する。父親や兄弟が前立腺がんの場合の発症リスクは2倍で、家族内に2人以上の発症者がいる場合は発症リスクは5~11倍である。また、高齢者に発症者が多いため、加齢も発症に大きく関連するといわれる。また、食事の欧米化も原因とみられる。前立腺がんは元々欧米人に多いがんであったが、日本人の赤身肉や乳製品などの摂取が増え食生活が変化して増加したと考えられている。

主な症状

初期段階ではほとんど自覚症状はなく、進行するとトイレが近い、排尿困難、排尿痛、排尿後スッキリしない、尿や精液に血が混じる、などの症状が現れる。これらの症状は前立腺肥大症や前立腺炎などの疾患でもみられるため、鑑別診断が必要である。ときには前立腺がんと前立腺肥大症を合併し、前立腺肥大症の検査中に早期前立腺がんが発見されることもある。また、進行するとリンパ節や骨などに転移することがある。特に骨への転移が多く、骨の痛みを感じることが多い。腰痛、下半身のまひ、骨折などで整形外科を受診した際に、がんが発見されることもある。

検査/診断の方法

問診後、血液検査の前立腺特異抗原(PSA)検査を行う。PSAは前立腺の上皮細胞から分泌されるタンパクで、がんの場合は血液中のPSAが高値になるため、高精度の診断が可能である。しかし、前立腺肥大症、前立腺炎などの疾患でもPSA高値となるため、鑑別診断が必要である。鑑別診断には、経直腸的前立腺超音波検査とよばれる直腸診や、直腸からプローブを挿入して前立腺の状態をみて、がんであるかを調べる。検査でがんが疑われた場合、前立腺組織の一部を針で採取して病理検査を行う。前立腺がんと診断された場合は、レントゲンやCT・MRI検査、骨シンチグラフィーなどの画像診断を行い、がんの進行度、転移の有無などを確認する。

主な治療方法

発症年齢、進行度、全身状態、合併症の有無などにより治療方針を決定する。主な治療法に「手術療法」、「放射線療法」、「ホルモン療法」の3つがある。手術療法は、前立腺と精嚢、骨盤内のリンパ節を取り除く前立腺全摘出術であり、近年では出血、勃起障害、尿失禁の合併症が少ないロボット補助下腹腔鏡手術が普及している。放射線療法は、体の内外のいずれか一方から放射線をがんに照射する治療で、体への負担が少ない。ホルモン療法は、前立腺がんの増殖作用をもつ男性ホルモンのアンドロゲンの分泌を抑える治療法である。このなかから最適な治療法を選択する。なお、がんの広がりや悪性度に応じて複数の治療法を組み合わせることがある。一般的に前立腺がんは比較的進行が遅いがんで、ごく初期で悪性度が低い場合は経過観察になることもある。経過観察となった場合でも定期的に血液検査を行い、PSAが高値になっていないかを確認する「PSA監視療法」を行う。超高齢者にはすぐに治療を開始せず、転移などの晃かな進行がみられるとホルモン療法を開始する「待機療法」もある。

治療後に注意すべき点/予防対策

家族に前立腺がん患者がいる場合は発症リスクが高まるため、定期的にPSA検査を受けるなど、注意する必要がある。また、食生活の欧米化と前立腺がんの関連性が疑われるため、バランスのよい食事を心がける。前立腺がんを発症した場合は、進行が遅いがんではあるが、経過観察をしっかり行うことが大切で、定期的にPSA検査を受け、数値の変動を確認する。前立腺全摘手術後の後遺症には尿漏れと勃起不全がある。

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