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オンライン診療マニュアルのご紹介  LINEドクターガイドライン

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2022年9月20日
※こちらでは、「LINEドクター」様のオンライン診療マニュアルをご紹介させていただきます。実際にご利用される場合は、「LINEドクター」様のサイトからご利用ください。

はじめに

「LINEドクターガイドライン」(以下「本ガイドライン」)は、LINEヘルスケア株式会社(以下「当社」)が提供するLINEドクターを医師及び相談者が安心して利用できるようにすることを 目的として、当社が策定したガイドラインです。

医師のみなさまにおかれましては、 LINEドクター上でオンライン診療を適切に提供いただくために、本ガイドラインをご一読いただき、サービスの健全な運営にご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。

なお、本ガイドラインは、LINEドクターの仕様上留意すべき事項及び「オンライン診療の適切な実施に関する指針」(令和元年7月改正 厚生労働省)の「最低限遵守すべき事項」について、当社として特にご留意いただきたい事項についてピックアップしたものになります。

医療機関において遵守すべき事項の詳細については、同指針その他の厚生労働省が定める通達・ガイドライン等をご参照ください。特に、本ガイドライン作成日現在、新型コロナウイルス感染症の拡大に関連して、オンライン診療の時限的・特例的な取扱いが認められています。かかる取扱いについては、厚生労働省の事務連絡(令和2年4月10日)などをご確認ください。

また、本ガイドラインは、診療報酬の算定に関して何らかの見解を述べるものではありません。診療報酬は、医師のみなさまご自身の責任で算定をしてください。

LINEドクター 医療機関モデルプライバシーポリシーについて

LINEドクターでは、サービス上で実施されるオンライン診療を通じて医療機関が取得する患者の個人情報について、想定される一般的なプライバシーポリシー「LINEドクター 医療機関モデルプライバシーポリシー」をご用意しています。

すでに独自のプライバシーポリシーをお持ちの医療機関で、モデルプライバシーポリシーに記載のない取得情報や利用目的などがある場合には、オンライン診療において、医療機関側で個別に患者へ通知する必要がありますので、ご注意ください

オンライン診療実施に関する患者と医師との合意

オンライン診療を実施する際は、医師と患者との間でオンライン診療を実施する旨の合意が必要となります患者が対面診療を望んでいるにもかかわらずオンライン診療を実施することはてできません。

・また触診等を行うことができない等の理由により、オンライン診療で得られる情報は限られていることから、対面診療を組み合わせる必要があることを説明する必要があります。

• 医学的な観点からオンライン診療を実施が適切でないと判断される場合、速やかに適切な対面診療へつなげる必要があります。

オンライン診療の適用対象

• 初診は原則として直接対面による診療を行う必要があります。

• オンライン診療での初診を実施する際は、以下の条件を満たす必要があります。

  1. .患者がすぐに適切な医療を受けられない状況にある場合などにおいて、患者のために速やかにオンライン診療による診療を行う必要性が認められること
  2. その他オンライン診療を行う必要性・有効性とそのリスクを踏まえた上でオンライン診療を実施すべきと医師が判断すること
  • 急病急変患者については、原則として直接対面による診療を行う必要があります。
  • 対面診療で対応できない場合は、事前に承諾を得た他の医療機関を紹介する等、適切な体制を整える必要があり ます 。

オンライン診療の診療計画

・オンライン診療を行う前に、患者の心身の状態について直接対面の診療により十分な医学的評価を行い、医療計画を定める必要があります。

診療計画の事項として、以下が挙げられます。

  • オンライン診療で行う具体的な診療内容(疾病名、治療内容等)
  • オンライン診療と直接の対面診療、検査の組み合わせに関する事項(頻度やタイミング等)
  • 診療時間に関する事項(予約制等)
  • オンライン診療の方法(使用する情報通信機器等)
  • オンライン診療を行わないと判断する条件と、条件に該当した場合に直接 の対面診療に切り替える旨(情報通信環境の障害等によりオンライン診療を行うことができなくなる場合を含む。)
  • 触診等ができないこと等により得られる情報が限られることを踏まえ、患者が診察に対し積極的に協力する必要がある旨
  • 急病急変時の対応方針(自らが対応できない疾患等の場合は、対応できる医療機関の明示)
  • 複数の医師がオンライン診療を実施する予定がある場合は、その医師の氏 名及びどのような場合にどの医師がオンライン診療を行うかの明示
  • 情報漏洩等のリスクを踏まえて、セキュリティリスクに関する責任の範囲 及びその跡切れが無い事等の明示

本人確認

• 医師の本人確認

  • 医師が医師免許を保有していることを患者が確認できる環境を整える必要があります。
    • 診療開始時に、HPKIカード(医師資格証)及び医師免許証並びに顔写真付きの身分証明書を、患者に提示できるように準備することを推奨します。

• 患者の本人確認

  • 患者本人であることの確認を行う必要があります。
    • 診療開始時に、保険者証による受給資格の確認に加え、顔写真付きの身分証明書を、患者から提示してもらうことを推奨します。
    • 患者が顔写真付きの身分証明書を保持していない場合は、2つ以上の本人確認書類を提示してもらうことを推奨します。

• 医師・患者本人であると認識できる状況にある場合には、診療の都度、本人確認を実施する必要はありません。

薬剤処方・管理

• 原則として、新たな疾患に対して医薬品の処方を行う場合は、直接の対面診療が必要となります。

診察方法

• 診療開始時には、患者のカメラがオフとなっています。

• 患者の状態について十分に必要な情報を得るため、患者にカメラをオンにするよう指示する必要があります。

• 診療開始時には、患者の映像にはフィルターが設定されています。

• 対面診療と同等の患者の心身の情報を把握するため、患者にフィルターの設定をオフにするよう指示する必要があります。

• 同時に複数の患者のオンライン診療を行うことはできません。

• 医師の他に医療従事者等が同席する場合は、その都度説明を行い、患者から同意を取得する必要があります。

医師・患者の所在

・医師の所在

• オンライン診療を行う医師は、医療機関に所属し、その所属を明らかにする必要があります。

• 患者の急病急変時に適切に対応するため、患者が速やかにアクセスできる医療機関において直接の対面診療を行える体制を整えておく必要があります。

• オンライン診療を行う際は、診療録が確認できる等、医療機関に居る場合と同等程度に患者の心身の状態に関する情報を得られる体制が必要となります。

• 第三者に患者の心身の状態に関する情報の伝わることのないよう、医師は物理的に外部から隔離される空間においてオンライン診療を行う必要があります。

• オンライン診療は、厚労省へ届出を行った施設の一室で実施する必要があります。

患者の所在

• 患者がオンライン診療を受ける場所は、対面診療と同程度に、清潔かつ安全である必要があります。

• プライバシーが保たれるよう、患者が物理的に外部から隔離される空間においてオンライン診療を行う必要があります。

通信環境(情報セキュリティ・利用端末)

医師は、LINEドクターの利用にあたり、セキュリティ対策の内容、セキュリティ事案や損害発生時の責任の所在、データ保存の有無や保存内容等について理解した上で、患者に対してその説明をし、同意を得る必要があります。

LINEドクターが実施しているセキュリティ対策の内容及び医師側・施設側で実施すべきセキュリティリスク対策について、次ページよりご紹介します。

LINEドクターが実施しているセキュリティ対策

  • サーバーの保護・秘匿

• LINEドクターの全てのサーバーは堅牢な施設にて管理され、外部からの侵入対策を講じています。

• セキュリティ専門家による社内監査を継続的に実施し、常に最新のセキュリティ対策を講じています。

• サーバーに物理的な故障が発生した場合に備えたデータ破損及び消失防止対策を講じています。

  • 個人情報・通信の秘密の尊重

• LINEドクターでは、個人情報の保護(要配慮個人情報含む)及び通信の秘密の保護に最大限配慮したサービス設計を行っております。

• LINEドクターでは、患者から同意を得た範囲で、その取得及び利用をしています。

• ビデオ通話の映像・音声データの保管は、行っていません。

医師側・施設側で実施すべきセキュリティリスクへの対策

• ID及びパスワードの管理

• LINEドクター利用者は、当社が付与するID及びパスワードの管理責任を負います。

• ID若しくはパスワードの盗難があった場合、ID若しくはパスワードを忘れてしまった場合又はID若しくはパスワードが第三者に使用されていることが判明した場合には、直ちに当社へご連絡ください。

• 使用する端末の管理

• LINEドクターを利用する端末については、最新のセキュリティパッチの適用、OSログイン時のパスワード必須化、共有アカウント・ユーザーの禁止、パスワード流出等のセキュリティ対策を実施する必要があります。

• 診療中に取得した患者の医療情報については、当該端末のロック等、第三者による盗難リスク対策を行う必要があります。

• データの取扱い

• LINEドクター上で取得した情報であるか否かにかかわらず、LINEドクター外でのデータの利用・保管は契約者の責任において行われるものであり、当社はその内容等についていかなる保証も行わず、また、それに起因する損害についてもいかなる責任も負わないものとします。

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