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健康経営取材企画第一弾 メディフォン株式会社

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2022年9月29日

医療に関わる会社として会社全体で取り組み、社員の意識と行動に変化

今回取材にご協力いただいたのは、毎日全従業員で体操する時間を設け、ワクチン休暇を導入するなど従業員個々人に強く影響する施策を実施している「メディフォン株式会社」様。予防医療現場で導入されている「mediment(メディメント)」というシステムを開発する企業です。現場と経営陣が一丸となって取り組んだ成果が、社内外で評価されています。

健康経営とは?

健康経営とは、経営的観点から、企業に所属する従業員等の健康管理を行うことです。従業員が心身ともに健康でなければ、欠勤や退職により生産性の低下につながることもあります。従業員の健康にさき回って投資し、人財を大切にすることこそが企業を成長させる重要な要素の一つであるという考えが、いま改めて支持されています。

イシャチョク健康経営取材企画では「健康経営」に取り組んでいる企業をオンライン取材し、実際にどのような活動をしているのか深掘りしてお話をうかがい、ご紹介しています。お金をかけず小さな事から始められている事例も多いので、ぜひこうした事例をひとつのヒントに、皆様も一緒に健康経営の第一歩を踏み出してみてください。

会社の略歴、事業について

 当社は2014年に創業、診察室の医療従事者と外国人患者のコミュニケーションを、医療専門通訳者を介して支援する遠隔医療通訳事業「mediPhone(メディフォン)」を主軸としています。mediPhoneは医療機関のみならず自治体や医療団体等に導入が進み、現在では約87,000機関/団体等で利用されています。対応言語は31言語と幅広く、直近ではウクライナ語への対応も開始しました。

 2021年からは、コロナ禍で拡張する医療現場に対応するため、企業における医療現場に貢献する新事業としてクラウド健康管理システム「mediment(メディメント)」を立ち上げ、予防医療から治療まで一気通貫した医療支援を開始いたしました。

なぜ健康経営に取り組まれようと思われたのか

 コロナ禍で、メンタル課題を抱える従業員や留学生が増え、企業や大学からのお問い合わせが増えたこともあり、特にmedimentを扱う予防医療チームで意識が高くなっていました。当社としてもプロダクトの開発だけでなく、社内で健康経営に取り組むことで社員の意識も高まり、より良いサービスの提供につながると考え、人事機能を有するコーポレート本部がリードして健康経営を推進しました。予防医療チームからのボトムアップ、コーポレート本部のリーダーシップ、経営陣の理解があったからこそ、機能しているのだと思います。

健康経営に取り組まれてから社内にどのような影響(効果)が生まれたか

 取り組みが評価され、全国健康保険協会東京支部より「健康優良企業 銀」、経済産業省より「健康経営優良法人(中小規模法人部門)」の認定を取得しました。そして、認定を取得できただけでなく、実際に社員一人ひとりの健康意識と行動に変化が生まれたことも良かった点です。具体的には、階段を利用したり、部活を作って定期的に運動したりする社員が増えました。また、リモートワークが多い中でも、朝と夕方にみんなで体操をしています。当社は外国籍の社員も多いため、互いの国の体操を紹介して、盛り上がっています。国際色豊かな活動が当社の特徴かもしれません。

 さらに、役員の意識にも変化が生まれ、アルコール好きの当社CTOがノンアルコールビールを飲むようになったのですが、これには、みんな驚いていました(笑)。このように、健康経営に取り組むことで、小さいながらも具体的な行動変化が見られるようになりました。

今後新たに取り組まれようとしている健康経営について

 企業理念である『多様な人々が支え合い、共に成長することで、新しい社会システムの構築に貢献する』のもと、健康経営に取り組むことで、さらなるプロダクトの機能向上・クライアントへのサービス向上につなげていきたいと考えています。今までの活動を継続しつつ、社内向けの健康増進に関する研修の実施など活動を広げ、「健康優良企業“金”」の認定取得にチャレンジしていきます。

 健康経営には、お金をかけずに始められる取り組みもありますが、社内への浸透や制度の構築など手間はかかります。しかし、健康経営にしっかりと取り組み、社員が働きやすい環境を構築していくことが、企業評価や経営面の評価として重要視される時代です。導入時のコストは長い目でみると利益につながるのではないでしょうか。

今回ご協力くださった企業はこちら

メディフォン株式会社
東京都港区赤坂6-14-2 赤坂倉橋ビル3F
TEL : 03-6426-5451
https://mediphone.jp/

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