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オンライン診療とは?【イシャチョク】

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オンライン診療とは?

2021年10月8日

オンライン診療のメリット・デメリット

2020年より時限的にオンライン初診が解禁されたため、以前に比べ、オンライン診療を受診しやすくなりました。しかし、患者側がオンライン診療を受けたいと思っても、サービスを導入している医療機関が少ないのが実態です。

医療機関側からすると、オンライン診療はメリットばかりではなく、まだまだ改善の余地があるためです。この項ではオンライン診療のメリットとデメリットについてまとめました。

オンライン診療のメリット

診療を持続できる

オンライン診療の一番のメリットは、場所を問わず、インターネットの環境があれば受診できる点です。患者側も同じ医療機関で診察が受けられますし、医療機関側も継続して受診してほしい患者の経過観察ができます。

先述のオンライン診療導入例にあるように、遠方や時間がなく通院が難しい患者への持続診療が可能となります。引越しをしても同じ先生に治療を受けられる患者さん側の安心感なども考えると非常に良いサービスだと言えるでしょう。

診療方針を立てやすい

オンライン診療を予約する際、医療機関側より問診票のような質問があります。患者さんがオンライン診療の前に質問項目に回答を記載しておくことで、医師は事前に患者さんの状態を把握でき、診療方針を立てやすくなります。

診察時に診療方針がある程度決まっていれば、細かく丁寧な診療を行えます。

院内感染のリスクを軽減できる

コロナ禍で病院に行くのは心配だという人も多いはず。通院の頻度が少なければ、院内感染のリスクは軽減できます。

待ち時間や会計の手間が減る

病院の難点は『待ち時間が長い』という人も多いでしょう。平日、仕事を抜けて病院に行く場合、待ち時間が長いと気持ちが落ち着きません。事前予約ができない病院も多く、直接行って待合室で長時間待つとなると、通院は非常に大変です。

オンライン診療なら時間を予約して、その時間に診察を受けるので、待ち時間が短縮されます。また、お会計もクレジットカードなので、事前にお金を用意して置く必要もありません。

受付・事務の負担軽減

医師と患者だけではなく、医療機関で働く受付スタッフにも大きなメリットがあります。医療機関はこれまで現金払いのところが多く、1日の最後の患者さんが支払いを済ませてから、会計処理などを行っていました。

しかし、オンライン診療ではクレジットカード払いです。1日の終わりの方の患者さんがオンライン診療だった場合は、会計処理を閉院時間よりも早く行うことができ、残業時間の削減にもつながります。

また、待合室が混まず、受付の患者さん対応の量を軽減されます。

保険診療ができる疾患もある

対面診療に比べて数は少ないですが、保険が適用される疾患もあります。受診しようと思う疾患が保険診療だった場合は、オンライン診療を受診しても対面診療と負担額は変わらないため、受診しやすいと言えます。(オンライン診療料は別途かかります。)

オンライン診療のデメリットや改善点

オンライン診療をうまく使えばメリットも多いですが、デメリットや改善点もあります。

オンライン診療をうまく使えばメリットも多いですが、デメリットや改善点もあります。

生活習慣病などの長期的な治療を行う場合はオンライン診療と相性が良いのですが、頭痛、腹痛、呼吸器疾患など突発的で直接患者の体を治療しなければならない疾患に関してはオンライン診療が不可能です。

また、採血や血圧の測定などは物理的にオンラインではできません。必要なときだけ病院に来てもらうというやり方はできますが、全てをオンライン診療で済ませるのは難しい点もあります。

手数料が発生する

オンライン診療の場合、診察料金の他に手数料がかかる場合があります。薬が郵送の場合は郵送代なども上乗せされます。

一方で、対面診療の場合、検査や採血などで処置費がかかるため、1回の診察にかかる支払い金額はオンライン診療の方が安い場合も多いです。しかしながら、検査や採血などを行わないまま診療を続けていくことができない疾患や病気もありますので、医師の指示に従って診療することをおすすめします。

デジタル機器を普段使っていない人には操作が難しい

スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器を普段使わない人にとって、オンライン診療は難しい場合もあります。予約や決済をオンラインで行うには自分で操作、入力をしなければなりません。

詳しい手順を見ながら行ったとしても、エラーが出た場合の対処法などに困ってしまいます。デジタル機器が使える人が近くにいないとオンライン診療を受けられない可能性があるという点はデメリットと言わざるを得ないでしょう。

導入事例(2020年9月時点)から見るオンライン診療のメリット

実際にオンライン診療を取り入れた医療機関が感じているオンライン診療のメリットを紹介します。

・オンライン診療の場合、クレジット払いになるため、受付スタッフの残業が減った。(ライフサポートクリニック広島)

・産婦人科における出生前診断の結果説明が電話では不可能だったが、ビデオチャットであれば問題なく実施でき、患者さんの通院負担が減った。土曜日受診が平日に分散できた。(赤枝医院)

・児童(患者さん)が学校の支援級のクラスで受診することで、診察室では分からない情報を得ることができた。診察室では見せない明るい顔をして、自分らしくにこやかで素を出せている姿に感激した。(瀬川記念小児神経学クリニック)

・肛門科に通院したくない/しにくい患者さん(若年層、子育て中のお母さん)に好評。リピート率はほぼ100%。(おばら消化器・肛門クリニック)

・内視鏡検査の事前診察や検査結果の説明をオンライン診療で行っている。患者の通院負担・クリニック全体の待ち時間は軽減され、診療の最適化・効率化を実現できている。まさに患者・医 療機関の双方が導入メリットを実感している。(ただともひろ胃腸科肛門科)

・オンライン診療を導入後、携帯電話やパソコンなどを使いこなす”スマホ世代”と呼ばれる若者層からの予約が増加。​(山本泌尿器クリニック)

・自宅でのよりリラックスした患者さん本来の姿を確認することができるのオンライン診療ならでは新しい発見。(外房こどもクリニック)

導入事例(2020年9月時点)から見るオンライン診療のデメリット

実際にオンライン診療を取り入れた医療機関が感じているオンライン診療のデメリットや課題、改善点を紹介します。

・オンライン診療は対面診療と比べて非言 語的情報が圧倒的に不足している

→見えない部分を穴埋めできるよう、医療機関 側は細やかな共感力をしっかり持った上で対応することが肝要である(公益財団法人ときわ会 常盤病院)

・患者さんの通信状況によって接続時に小さな通信トラブルが起きることがある

→医療機関は通信トラブルが起こる可能性をあらかじめ想定し、 もし起きてしまった場合は、柔軟な対応ができるよう準備を整えておくべき(公益財団法人ときわ会 常盤病院)

・現状のオンライン診療の算定要件やガイドラインが現場の感覚や運用とずれている部分がある。診療報酬改定以降、オンライン診療を行う上での要件が厳しくなっており、新規の患者さんに案内がしにくい。

→オンライン診療が対面診療より劣位なものという印象を払拭し、新しい選択肢の一つとして提供できるようにしたい。(医療法人瑞枝会クリニック)

・オンライン診療 の患者さんを増やしていくには、診療報酬の部分が一番のネック

→オンライン診療でも通院精神療法が保険適用されることを期待している。せめて保険外負担の金額も、診察時間の長さや予約時間帯、処方箋を送るかどうかなどで、人によって料金に幅を持たせられればいいのにとも思う。(ライフサポートクリニック広島)

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