オンライン診療対応クリニック病院検索・クリニック動画紹介のイシャチョク

  • 一般会員
  • 医師会員

イシャチョク

一般
会員
医師
会員

最終更新日:2021年12月14日

ちゅうせいしぼう中性脂肪

中性脂肪

まとめ

血液中の脂肪のひとつに中性脂肪があります。中性脂肪はエネルギー源として体には必要で、脂溶性ビタミンや必須脂肪酸の摂取にも必要ですが、中性脂肪の摂取過多により血液中の脂質が増えすぎると脂肪肝から進行して急性膵炎、あるいは脂質異常症の発症リスクが高くなります。脂質異常症から動脈硬化を起こすと、さらに重篤な心筋梗塞、脳梗塞などの疾患を発症するリスクが高まります。

この病気の原因

日常的なアルコール摂取過多、高脂質食、高カロリー食、運動不足などの食生活習慣、ストレスが原因となります。外食でのアルコールやラーメン、焼き鳥などの食事は中性脂肪を多く含み、燃焼されないと血液中に溜まっていき、中性脂肪が高値となり、高トリグリセリド(中性脂肪)血症となります。

主な症状

中性脂肪やコレステロールの値が高くても特に自覚症状はありませんが、放置すると脂肪肝や動脈硬化などの疾患を引き起こし、さらに重篤な急性膵炎、心筋梗塞、脳梗塞などを発症する場合もあります。脂肪肝は倦怠感、腹部膨満感などがみられますが、特徴的な症状はありません。動脈硬化はコレステロールや中性脂肪が動脈壁に溜まったり酸素・栄養素が不足することで血管の弾力性が失われ、硬化する状態です。特徴的な自覚症状はみられません。

検査/診断の方法

空腹時採血による血液検査にて中性脂肪やコレステロールの値を測定し、基準値よりも高い場合は脂質異常症の疑いがあります。LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪の値を調べます。診断基準はLDLコレステロール140mg/dL以上、HDLコレステロール40mg/dL未満、中性脂肪150mg/dL以上となります。いずれか1つの値が高いと脂質異常症が疑われます。特に中性脂肪が高い場合は高トリグリセリド(中性脂肪)血症といいます。

主な治療方法

中性脂肪を減らすためには生活習慣・食生活の改善や運動、薬物療法があります。エネルギーの高い高脂質の料理、アルコールは控えめにして、摂取カロリー過多にならないようにします。血糖値が高くなる甘い菓子、果物の摂り過ぎにも注意します。野菜や食物線維を多く含む食品、大豆製品を多く摂取します。ウォーキングなど毎日適度に体を動かすようにします。薬物治療には中性脂肪の値を下げる薬として、フィブラート系薬剤、ニコチン酸、EPA製剤があります。

治療後に注意すべき点/予防対策

高脂質食、アルコール摂取過多に注意し、栄養バランスの整った食生活を続けます。適度な運動を心がけ、ストレスを溜めないようにします。定期的に健康診断を受け、健康管理を行います。