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最終更新日:2021年12月4日

へんとうせん(きゅうせいへんとうえん)扁桃腺(急性扁桃炎)

扁桃腺(急性扁桃炎)

まとめ

喉の奥にある扁桃腺が細菌やウイルスなどが原因で炎症を起こした状態を扁桃炎といいます。通常の喉の奥が腫れる症状がみられる急性扁桃炎と、慢性扁桃炎にわけられます。慢性扁桃炎は年に4回以上扁桃炎を発症する状態で、急性扁桃炎から慢性化する場合や、喫煙、飲酒など喉の炎症を起こしやすい刺激によっても発症します。炎症を起こす原因となる細菌により、腎炎、リウマチ熱、心内膜炎などの疾患を併発する場合もあります。

この病気の原因

溶血性連鎖球菌、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、インフルエンザウイルス、RSウイルス、EBウイルスなどの細菌やウイルスにより、扁桃腺で炎症が起こります。扁桃腺(口蓋扁桃)、アデノイドは幼児期から小児期にかけて働きが活発で大きくなりますが、年齢を重ねるにつれ縮小します。このため、幼小児期に扁桃炎を起こしやすいですが、習慣化すると成人しても扁桃炎を起こしやすい人がいます。

主な症状

喉の奥の扁桃腺が赤くはれます。初期は喉の違和感があり、次第に痛みが強くなります。悪化すると炎症部分に発疹がみられ、さらに進行すると口蓋扁桃の内側が腫れたり、白い膿ができます。喉の痛みに加え、ものを飲み込む時に痛みがあります。発熱、全身倦怠感、悪寒、頭痛、関節痛などがみられます。

検査/診断の方法

問診による自覚症状の訴えや、視診による喉の状態から診断します。他疾患との鑑別のため、細菌学的検査、血液検査、尿検査などを行うこともあります。原因となる細菌を特定するため、扁桃部分の粘液を採取し培養します。感染した細菌の種類の判明後に治療効果のある抗菌薬を投与します。

主な治療方法

薬物療法にて治療を行います。非ステロイド性抗炎症薬、抗菌薬を服用し、熱があるときは解熱剤を服用します。水分が摂れず脱水症状を起こしている、肝機能障害がみられるなど重症の場合は入院して点滴治療を行います。慢性扁桃炎の場合は扁桃腺が肥大していることが多く、1年の間に何度も炎症を起こしたり、重症化する、腎炎などを併発する場合などは、手術にて口蓋扁桃、咽頭扁桃を摘出します。

治療後に注意すべき点/予防対策

喉を乾燥させないよう、部屋の湿度を加湿器などで調節します。外出時のマスクの着用、帰宅後はうがいをして、喉に細菌やウイルスを付着させないようにします。規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠をとり、喫煙や大量飲酒を避けます。悪化するまで放置したり、十分に治療を行わないと急性扁桃炎から慢性化することがあるので注意します。