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最終更新日:2021年12月7日

がいじどうしんきんしょう外耳道真菌症

外耳道真菌症

まとめ

外耳道炎や外耳道湿疹により外耳道が炎症や湿疹により炎症を起こして浸潤した状態になり、そこから真菌が生えた状態を外耳道真菌症といいます。

この病気の原因

外耳道炎や外耳道湿疹を発症し、湿疹や炎症を起こした箇所に体の常在菌である真菌が感染してカビ(真菌)が生えます。溜まった耳垢に真菌が増殖することもあります。

主な症状

耳のかゆみ、においのする耳漏がでることがあり、耳閉感があります。外耳道真菌症を引き起こす原因疾患となる外耳道炎・外耳道湿疹でも外耳道性真菌炎と同様、耳のかゆみや痛み、腫れ、難聴、耳漏がみられます。

検査/診断の方法

耳鏡にて外耳道の状態を観察します。外耳道の皮膚や鼓膜には耳垢に似た分泌物があり、分泌物を取り除くと裏側の皮膚や鼓膜は赤く腫れたり、ただれたり湿潤した状態となっています。

主な治療方法

カビ(真菌)を取り除き消毒した後に抗真菌薬を塗布して真菌の増殖を防ぎます。これを数回繰り返します。外耳道が腫れていたり耳の穴が狭い場合は孔開の耳栓をします。細菌感染した場合は抗菌薬入りの点耳薬を点耳します。難治性の場合は抗真菌薬の内服を行います。

治療後に注意すべき点/予防対策

治療中は耳を乾燥させておく必要があるため、完治するまで水泳などを避け、耳に水が入らないようにします。外来治療により治る疾患ですが、治療途中で自己判断でやめると完治せず再発することがあります。医師の指示通りに通院しましょう。