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最終更新日:2021年12月14日

にゅうとうふたいしょう乳糖不耐症

乳糖不耐症

まとめ

乳糖不耐症は母乳やミルクに含まれる乳糖をグルコース・ガラクトースに分解するラクターゼの活性低下や欠乏により、乳糖の消化吸収できずに腸に残存して下痢、お腹の張りなどの症状がみられます。原因は先天性、二次性によるものがあり、先天性では比較的まれな疾患です。

この病気の原因

先天性の原因としては、ラクターゼの遺伝子であるLCT遺伝子の異常により、乳糖が消化吸収できなくなり発症します。乳糖を消化できず大腸に流れると激しい下痢をおこします。二次性の原因には離乳期を過ぎた幼児期以降、LCT遺伝子からラクターゼが徐々につくられなくなり、乳児期と比較して乳糖の消化吸収能力が低下するため発症します。また、ウイルス感染による腸炎により小腸の粘膜などが傷つきラクターゼ活性が低下して発症することがあります。

主な症状

乳糖の消化吸収不良により、母乳あるいはミルクを飲んだ後に激しい水様性の下痢やお腹の張り、お腹がゴロゴロ鳴る、腹痛などの症状がみられます。乳児期以降、幼児期では感染性胃腸炎などの腸炎から回復せず下痢が長引く場合に乳糖不耐症を発症している可能性があります。

検査/診断の方法

問診にて母乳やミルクを飲んだ後に激しい下痢やお腹の張りがあるかを確認し、乳糖を除去した特殊なミルクを与えて下痢などの症状がみられなかった場合に乳糖不耐症が疑われます。便の生化学検査で便のpHが酸性か確認します。経口乳糖負荷試験、血液検査での血糖値、呼気中の水素ガス濃度を確認します。グルコース・ガラクトース吸収不全症との鑑別のため経口ブドウ糖負荷試験を行い、ブドウ糖吸収に問題ないかを確認する場合もあります。

主な治療方法

乳児用ミルクを中止し、無乳糖ミルクを与えます。母乳を与えている場合は乳糖分解酵素を母乳を飲む前に服用します。幼児で二次性に発症した場合は下痢などの症状が治まるまでは乳製品を摂取しないようにします。

治療後に注意すべき点/予防対策

先天性の場合は離乳期以降も乳糖を含む乳製品を摂取しないようにします。ラクターゼ活性となることはないので、生涯乳製品を避けた生活が必要となります。二次性の場合は少しずつミルクを摂取することで酸素誘導がおこり、乳糖不耐症が発症しなくなることがありますが、医師に相談のうえ、様子を見ながら進めます。