オンライン診療対応クリニック病院検索・クリニック動画紹介のイシャチョク

  • 一般会員
  • 医師会員

イシャチョク

一般
会員
医師
会員

最終更新日:2021年12月14日

まんせいいえん・いえん慢性胃炎・胃炎

慢性胃炎・胃炎

まとめ

胃粘膜が炎症を起こした状態を胃炎といいます。慢性胃炎と急性胃炎があります。慢性疾患には空腹時の胃の痛み、胃の不快感、吐き気などがみられます。ヘリコバクターピロリ菌の感染が原因で発症することが多いです。

この病気の原因

ヘリコバクターピロリ菌が発症原因となることが多いです。ピロリ菌は衛生状態が悪い環境で育った世代(50歳代以降)の感染率が高く、乳幼児期に口移しで食事を与えられた際に親から子に感染することがあります。また、自己免疫性によるものがあり、血液中に抗胃壁細胞抗体、抗内因子抗体などの自己抗体があり、悪性貧血がみられます。そのほか、NSAIDs((非ステロイド性抗炎症薬)、抗血小板薬、抗凝固薬の服用や、肝硬変、腎不全などの原因疾患で慢性胃炎を発症することがあります。

主な症状

空腹時の胃の痛み、胃の不快感、胃もたれ、吐き気、腹部膨満感などが不定期に現われます。自覚症状がないこともあります。胃粘膜の炎症から粘膜細胞が活力を失い胃腺が萎縮した状態に移行します。ヘリコバクターピロリ菌に感染している場合は胃・十二指腸潰瘍、胃がんに進行する場合もあるので、早期治療が必要です。

検査/診断の方法

問診にて胃の不快感や痛みなどの症状、服薬中の薬を確認します。消化管造影検査や内視鏡検査を行います。胃の萎縮や赤く腫れている、鳥肌状であるかなど観察し、ヘリコバクターピロリ菌への感染が疑われる場合は検査を行います尿素呼気試験、便のピロリ菌抗原検査、血中・尿中のピロリ菌抗体検査、病理組織学的検査、ウレアーゼ試験、培養法があります。健診での消化管造影検査や胃がん検診にて慢性胃炎がみつかることもあります。胃がん検診ではヘリコバクターピロリ菌への感染と胃の萎縮度を確認するABC検診を行います。

主な治療方法

無症状の場合は経過観察を行います。ヘリコバクターピロリ菌に感染している場合は除菌治療を行います。プロトンポンプ阻害剤と抗菌薬2種類を1週間服薬します。薬物治療では制酸薬、胃粘膜保護薬、消化管機能改善薬を服用します。

治療後に注意すべき点/予防対策

胃粘膜は一度萎縮するとピロリ菌除菌治療を行っても回復することがありません。胃がんの発症を早期に発見するために定期的に受診することが大切です。ピロリ菌陽性率の高い高齢者が血液をサラサラにする薬を服用する場合は、除菌治療を行った後に服用することが勧められます。食生活では暴飲暴食を避け、消化のよい食事にします。飲酒は控えめにして、禁煙します。またストレスを溜めないようにします。