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最終更新日:2021年12月14日

しょじょまくきょうじんしょう・しょじょまくへいさしょう処女膜強靱症・処女膜閉鎖症

処女膜強靱症・処女膜閉鎖症

まとめ

処女膜は腟の入口の近くにあるひだ状の粘膜で中央部に小さな穴が空いています。薄く破れやすい膜ですが、先天的に処女膜が厚く固い場合を処女膜強靭症といいます。普段の生活では痛みなどの症状はありませんが、性交時に強い痛みを感じたり挿入ができないことで疾患に気づかれます。処女膜閉鎖症も同様に先天性の疾患ですが、処女膜の中央部に穴が開いていないことから思春期に月経が発来せず、腟や子宮に血腫ができ、下腹部の痛みがおこります。

この病気の原因

処女膜強靭症・処女膜閉鎖症は先天性であることがほとんどです。処女膜強靭症は処女膜が厚いため、性交時に破れずに痛みがみられます。処女膜閉鎖症は尿生殖洞の異常により処女膜の中央部に穴が開いていないことから経血が体外に排出されず、腟や子宮に血腫がみられます。

主な症状

先天的に処女膜が厚いため性交時に強い痛みがあり、出血を伴います。処女膜の厚みや痛みにより挿入できないこともあります。処女膜閉鎖症は処女膜が閉鎖していることから、腟・子宮に血腫ができ、消化器、泌尿器系の臓器が圧迫されるため、さまざまな症状がみられます。下腹部の痛み、膨満感、排尿時の痛み、腰痛などです。

検査/診断の方法

処女膜強靭症では内診を行い、腟鏡にて処女膜の状態を観察します。問診にて性交時の痛み、出血を確認して診断します。痛みの理由が腟炎など他疾患との鑑別が必要な場合があります。処女膜閉鎖症でも同様に内診にて処女膜の状態を観察し、下腹部の腫れ、腹部の超音波検査、MRI検査での腟に溜まった血腫などから診断します。

主な治療方法

処女膜強靭症、処女膜閉鎖症のいずれも手術により処女膜を切開・切除し、腟の入口を拡げます。手術は日帰りで行われます。手術後、処女膜閉鎖症では月経が始まり、下腹部痛も改善します。処女膜強靭症では性交時の強い痛みが改善します。

治療後に注意すべき点/予防対策

処女膜強靭症はデリケートゾーンの疾患であることから、受診をためらいがちになることがあります。性交時の痛みがあったり性交のたびに出血するときは我慢せず受診するようにします。処女膜強靭症の手術後は医師の指示に従い、一定期間は性交を控えます。手術した箇所が治るまでは激しい運動や自転車に乗るなどを避けて、腟に負担をかけないようにします。処女膜閉鎖症の症状は下腹部痛、排尿時痛、腰痛などであることから、他疾患の可能性と疑われるため、確定診断となるまでに時間がかかることが多いです。初めての月経が発来せず、下腹部の痛みがある場合はためらわずに婦人科を受診します。