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最終更新日:2022年10月2日

とうひしっしん頭皮湿疹

こちらの記事の監修医師
Alohaさおり自由が丘クリニック
藤堂 紗織

頭皮湿疹

概要

頭皮が炎症を起こしている状態のことです。赤く腫れ、水や膿が溜まり、皮膚がただれた状態になり痒みが伴います。また、皮がむけフケが出る場合もしばしばみられます。時間経過と共に治ることが多いですが、長引くと皮膚が分厚く黒ずみ、あとが残ることがあります。発症原因は全身や皮膚の状態と、花粉や病原体などの外からの刺激が関与しています。医師の診察により、内服薬や外用薬など必要な治療を行います。

原因

頭皮はもともと皮脂分泌が盛んな部位であるため湿疹が起こりやすいですが、そこに様々な条件が合わさることによって頭皮湿疹を発症します。様々な条件とは年齢や体質、シャンプーなどの外刺激、菌による感染、乾燥などを指します。アトピーなど体質的に炎症を起こしやすい方や、赤ちゃんや思春期以降の成人は皮脂分泌が盛んとなるため頭皮湿疹を起こしやすいです。また、合わないシャンプー・パーマ液・染髪剤や汗など、直接頭皮に付着した物質によってアレルギー症状を引き起こしたり、過度な洗髪により頭皮が乾燥し皮膚炎を起こす場合があります。さらに、マラセチア菌などの病原体による感染も要因です。マラセチア菌は常在菌で通常悪さはしませんが、皮脂が過剰になると菌のバランスが崩れ、炎症(脂漏性湿疹、脂漏性皮膚炎)を引き起こすことがあります。また、毛穴に黄色ブドウ球菌が感染を起こして皮膚炎を起こす膿痂疹(のうかしん)や真菌などの感染症で頭皮湿疹がみられます。 過労やストレスなども関係しています。

症状

具体的な症状やその程度は、原因などによって異なり個人差があります。主に頭皮の一部に赤いぽつぽつができ痒みが生じます。また、シャンプーや整髪料がしみることもあります。皮脂分泌が過剰となり頭皮がべたついたり、べたべたしたフケが出る、逆に乾燥を伴う場合はカサカサしたフケが出ることがあります。皮膚がただれるとジュクジュクした状態になることもあります。症状は次第に治りますが、なかなか治らない場合もあります。長引くと、皮膚が分厚く黒ずんで、あとが残ることもあります。そして、それらの症状は季節を問わず現れます。

検査・診断

症状などに関する問診や医師が肌の状態を目で見ることで判断します。皮膚の一部やフケを顕微鏡で観察し、カビや細菌がいないか調べることもあります。アレルギーや乾燥による湿疹なのか感染による湿疹なのか診察にて見分け診断します。

治療

気になる症状が出たらすぐに対処することが大切です。対処が早いほど症状の回復が期待できます。カビや細菌感染が原因である場合には、病原体に効果のある薬を使用します。また、炎症が強い場合には抗炎症作用のあるステロイドの塗り薬を使用します。

予防/治療後の注意

頭皮を清潔に保つことは大切ですが、洗髪方法には注意が必要です。爪を立てて引っ掻いたり、硬い頭皮ブラシを使用したりするなど頭皮に強い刺激を与えると、傷がつくため、避けたほうがよいでしょう。優しく丁寧に洗浄し、頭皮にシャンプーが残らないよう、ぬるめのお湯で十分にすすぎます。洗いすぎると皮脂を取りすぎ乾燥の原因となるため、注意が必要です。そして、ドライヤーは、近くから当てすぎると乾燥を招くため、熱くない程度に適度な距離を保って使用します。染髪剤によって頭皮湿疹を起こす場合はパッチテストを行い原因をはっきりさせると安心です。製品の指示通り、テスト液を二の腕の内側にコイン大に塗り、その30分後と48時間後に赤み・かゆみ・水ぶくれなどがないかを見ます。また、バランスのとれた食生活を心がけ生活習慣を整えましょう。香辛料などの刺激物も控えめにしましょう。

こちらの記事の監修医師

Alohaさおり自由が丘クリニック

藤堂 紗織

〇診療科 : 内科、皮膚科、美容皮膚科

【経歴】  
2003年 日本医科大学 卒業
2004年 日本医科大学附属武蔵小杉病院 研修医/内科 専修医
2009年~2019年 善仁会丸子クリニック 院長勤務
2019年5月~   Alohaさおり自由が丘クリニック 院長

【資格・所属学会】
・日本内科学会認定内科医
・日本透析医学会、日本腎臓学会
・点滴療法研究会
・日本美容皮膚科学会