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最終更新日:2021年12月7日

ぎゃくりゅうせいしょくどうえん逆流性食道炎

逆流性食道炎

まとめ

逆流性食道炎では、胃酸が食道へ逆流して食道粘膜が炎症を起こすことにより、胸やけや酸っぱい液が上がってくる不快感がみられます。逆流性食道炎は、炎症がなく自覚症状ありの場合は非びらん性、炎症があり自覚症状がある/なしの場合はびらん性に分類されます。

この病気の原因

胃の内部は胃粘膜で守られており胃酸で傷つくことはありませんが、食道内には防御機能がないため、胃酸の逆流をおこすと食道の粘膜が傷つき、炎症をおこして逆流性食道炎となります。食道の蠕動運動に障害がおこると食道へ胃酸が長期間逆流します。食道裂孔ヘルニアの場合はより逆流がおこりやすくなります。逆流性食道炎の原因には食べ過ぎ・早食いの食習慣、食生活の欧米化、飲酒、喫煙などで、胃酸が逆流しやすくなり発症します。また、姿勢も発症に影響します。食後すぐ横になる、腹部を圧迫する姿勢を長時間続ける、肥満体型、妊婦、背骨が曲がった人も胃酸が逆流しやすくなります。

主な症状

逆流性食道炎の症状として、胸やけや胃酸が上がってくる不快感(呑酸)による食欲低下、食べ過ぎ、油脂分の多い食事の後の不快感、食後のお腹の張り、胸痛、喉の炎症やポリープ、睡眠不足などがみられます。炎症を起こしていない状態から、軽度~中等度、重度の炎症まで進行度により症状は異なります。重症の場合は食道からの出血や食道狭窄がみられます。

検査/診断の方法

問診にて胸やけや胃酸があがってくる(呑酸)の症状、それに伴う食欲低下などの状態を確認のうえ、上部消化管内視鏡検査や、胃酸の逆流の程度を計測する食道pHモニタリング検査にて逆流性食道炎の診断を行います。内視鏡検査は胃がんや胃潰瘍などの他疾患との鑑別にも有効です。

主な治療方法

暴飲暴食、就寝直前の食事摂取をやめ、高脂肪食、アルコール、炭酸飲料などを制限します。肥満の場合は減量します。胃酸の逆流を防ぐため、マットや座布団などを布団の間に入れて上半身を起こした形で寝ると良いでしょう。薬物療法には胃酸の逆流を予防するプロトンポンプ阻害薬、ヒスタミンH2受容体拮抗薬などが用いられます。その他胃粘膜を保護する薬、制酸薬などが用いられます。食生活などの改善や、薬物療法で効果がみられなかったり、食道裂孔ヘルニアの場合は手術の適応となる場合があり、逆流を防止する手術や噴門形成術を行います。最近では開腹手術のほか、術後の回復が早い腹腔鏡手術が行われています。

治療後に注意すべき点/予防対策

逆流性食道炎を予防するためには、暴飲暴食、早食い、就寝直前の食事をやめ、禁煙します。アルコール、高脂肪食、アルコール、柑橘類、香辛料などの摂取は控えます。前かがみの姿勢を長時間取ることを避け、腹部に負担をかけないようにします。肥満の人は減量し、腹部を圧迫するベルトや帯はきつく締めすぎないようにします。