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患者さんの「知られたくない」を守る、プライバシーに最大限の配慮をした性感染症の専門診療所

最終更新日:2021年10月25日

剣木 憲文 先生(ニックネーム:ノリ先生、ぽいぽん)の独自インタビュー取材記事

〇診療科 : 性感染症内科(性病科)、婦人科、泌尿器科

《 経歴 》
2011年 川崎医科大学医学部医学科 卒業
2011年 茅ヶ崎徳洲会総合病院(現 湘南藤沢徳洲会病院) 初期研修
2013年 東京医科大学病院 放射線科 後期研修
2015年 東京医科大学八王子医療センター 放射線科 助教
2017年 東京医学大学病院 放射線科 助教
     同大学大学院社会人大学院 放射線医学分野 博士課程修了
2019年 銀座ヒカリクリニック 院長

銀座ヒカリクリニック 3つの特徴

①性感染症に特化した専門のクリニック

当院では性感染症を専門に診療を行っています。性感染症は、プライベートな問題に深く関係します。そのため、患者さんの「知られたくない」という気持ちに最大限の配慮をした上で、患者さんと信頼関係を築きながら診療を行わせていただきます。

②他人に知られることのないよう最大限配慮した建物設計

性感染症を専門とする医療機関に通院しているところを他人に見られないよう、入り口が小さな通り沿いになるようにしています。また、待ち時間に他の患者さんと顔を合わせなくて済むよう、待合は完全個室としています。患者さんが性感染症であることを知られるリスクを最小限に抑えているため、安心して通院していただくことができます。

③リーズナブルな価格で、柔軟に対応できる自由診療

当院では患者さんのニーズに柔軟に対応するため、様々な形で自由診療を行っています。通常、自由診療は健康保険が適用されないため保険診療と比べて費用が高額になりますが、当院では、リーズナブルな価格で提供できる検査・治療方法を多数ご用意しています。ほとんどの検査・治療で即日対応できる体制を取っていますので、患者さんのお悩みに対して、速やかに対処することができます。

デリケートな悩みでも、気軽に相談できる性感染症を専門に診る医師

なぜ医師になろうと思われたのですか?

祖父・父は医師でしたが、18歳で進路を決めるときまで、「医師って、本当にいい仕事なんだろうか」と思い、医師を目指すか悩んでいました。悩んだ末に、「花屋になりたい子は、花が好き。サッカー選手になりたい子は、サッカーが好き。でも、医師は免許を持たないと、試してみることができない。だったら、医師になって、医師がいい仕事か確かめよう。」と思い、医師を目指すことにしました。

ずっと性感染症を専門にされてきたのですか?

始めから、性感染症を専門にしてきたわけではありません。放射線科から始まり、その後、内科、救急など、いろいろな科で医療に取り組んできました。そして、性感染症の診療に関わるようになったとき、「患者さんが緊張していて、目も合わせてくれない」など、性感染症の特殊なところに気付きました。性感染症の患者さんがデリケートな悩みを抱えていることを知るにつれて、その悩みから人を救うことに社会性を感じるようになって、性感染症を専門に診る医師になることを決めました。

患者さんとの接し方が難しそうですね。

そうですね。ただ、患者さんから話を聞くことができなければ、どんな検査をして、どんな治療をすればよいか判断することはできません。性感染症の診療は、患者さんの気持ちに対して最大限に配慮しながら、心のハードルを下げてもらえるように接することができるかがとても大切です。そのために、自分のキャラクター作りから、クリニックの設計まで、いろいろな工夫をしています。

疾患の流行も見ながら、適切な検査と治療を実施

どんな疾患が多いのですか?

性感染症にも流行があるのですが、今、流行しているのは梅毒です。梅毒は、戦後にすごく多かった疾患ですが、1960年代・1980年代にも少し多い時期がありました。それが2010年から急に増えてきて、2018年3月にピークを迎えて、少し下がりましたが、まだ多いですね。

どうして梅毒が急に流行したのですか?

梅毒は、性交などによって、梅毒トレポネーマという病原菌が感染して起こる病気です。長年、国内で梅毒の感染者が少なかったことから、梅毒の急増は何かの形で国外から病原菌が持ち込まれた可能性が高いです。

はっきりとした原因はわかっていませんが、北京オリンピックあたりに原因があるのではないかと言われています。我々日本人からすると2010年頃からインバウンドが増えてきたことが原因ではないかと言われる方もいらっしゃいますが、国立感染症センターが遺伝子レベルまで調査した結果も参考にすると、それ以前の北京オリンピック(2008年)の際に、中国に行った日本人が持ち帰った可能性もあるようです。

昔からヨーロッパなどでは「隣国から梅毒が流行した」と揶揄しがちですが、現在もそれは同様なのかもしれません。

梅毒では、どのような治療をされるのですか?

血液検査を行い、抗体を調べれば梅毒に感染しているか確認することができます。梅毒に感染している場合は、ペニシリン系の抗生物質を服薬することによって、数週間で完治することができます。他にも様々な性感染症の方が来られますが、ほとんどの疾患に対して、必要な検査・治療に即日対応できる体制を取っています。

自由診療で患者さんのニーズに細やかに対応

自由診療を中心に対応されているのですね。

性感染症患者さんのニーズは十人十色です。そのニーズに応えていくためには、若干制限が多い保険診療よりも、ニーズに合わせて柔軟に対応できる自由診療が適していると考えています。自由診療であれば、「検査を入念に行ってほしい患者さん」、「必要最小限の検査をしたら、速やかに治療に移ってほしい患者さん」、「薬を長めに出してほしい患者さん」、「とにかく悩みを聞いてほしい患者さん」など、患者さんのどんなニーズにも対応できます。

これから、どんなクリニックにしていきたいですか?

今と同じ銀座なのですが、半年後に移転を予定しています。今よりも、スペースが広くなりますし、スタッフも増員する予定です。ヒカリクリニックだけでなく、ヒカリバー・ヒカリ食堂・ヒカリカフェみたいな施設を作って、悩んでいる患者さんが集って、明るい気持ちになってもらえるような場所にしたいですね。

最後に今後の展望と、読者に向けてメッセージをお願いします

これからも性感染症を専門に診る町医者として、患者さんの気持ちにできる限りの配慮をしながら、最善の医療を提供していきたいと考えています。性感染症は誰でもなりうる病気で決して恥ずかしいものではありません。

一人で悩んでないでぽいぽんに会いに来てね!

*当院がどんなクリニックか、性感染症とはどういったものか、リアルな実情を知っていただくため、YouTube・TikTokで動画を配信しています。是非、ご覧ください。

YouTube :https://www.youtube.com/channel/UCvrmnPZS6pwFbT0EHGiHyjw
TikTok  :https://www.tiktok.com/@ginzahikariclinic?lang=ja-JP