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瀬尾 卓司 先生の独自インタビュー取材記事

最終更新日:2021年12月20日

瀬尾 卓司 先生の独自インタビュー取材記事

〇病院名 : 瀬尾医院
〇医師  : 瀬尾 卓司
〇アクセス: 広島県世羅郡世羅町本郷825-1
尾道自動車道 世羅ICより車で8分
〇診療科 : 内科、外科、小児科、呼吸器科、整形外科、内視鏡内科、腫瘍内科
〇経歴  : 2010年 愛知医科大学卒業
2010~2012年 沖縄県立中部病院 初期研修
2012~2014年 亀田総合病院 腫瘍内科・消化器内科
2014~2016年 沖縄県立中部病院 内科
2016~2017年 広島大学病院 総合診療科
2017~2019年 国立がん研究センター中央病院 乳腺・腫瘍内科
2019~2020年 国立国際医療研究センター 臨床腫瘍科
2020年~   県立広島病院 臨床腫瘍科、瀬尾医院にて、院長である父とともに診療を開始

瀬尾医院 3つの特徴

①小児から高齢者まで、どんな主訴でも対応できる総合診療医

家庭医療・プライマリケアの専門医が診療を行っています。内科、外科、小児科、整形外科を中心に、お子さんの急な発熱からご高齢の方の関節の痛みまで、どんな主訴であっても相談を受け付けており、患者さんの悩みを解決するために適切な医療を提供できるようサポートしています。

②専門性の高い検査・治療ができる充実の診療体制

診療所というと高血圧や糖尿病などを診てもらうかかりつけ医というイメージがあると思います。私ががん薬物療法専門医、兄が救急・整形外科と専門があるため、がん治療や日帰りのばね指の手術などにも対応しています。私が消化器内科やリウマチ科で研鑽を積んだこともあるため上下部内視鏡やリウマチ診療・治療も積極的に行い、遠方の総合病院まで行かなくても相談・治療できるように体制を整え始めているところです。

③当日結果がわかるPCR検査・抗体検査

コロナ・インフルエンザなどで発熱した患者さんの診療を行うため、医院とは別の建物に専用の検査室を設けて、発熱外来に対応しています。PCR検査・抗体検査を院内で完結できる体制も整えていますので、検査結果を当日お伝えすることが可能です。

できることは必ずある! あらゆる可能性を模索して最善の医療を提供していく

どんな医師を目指していますか?

病気だけではなく、その人のバックグラウンドも考えながら全人的に診た上で、本当に必要な医療は何なのか寄り添って考えられる医師を目指しています。そして、生まれ育った広島で、「がん患者さんが安心して過ごせる地域づくり」と「地域の診療所だからこそできるきめ細やかなサービス」を届けていきたいと考えています。

そう思うようになったきっかけがあれば教えてください。

大学時代にがんを患った友人と一緒に過ごした時間が大きなきっかけとなっています。

「胃癌と診断された。手の施しようがないから、緩和ケアになる。と言われた。けど、何とか治療したいから医師を紹介して欲しい。」と電話で言われたのを今でも鮮明に覚えています。治療してくれる医師を紹介して遠方で彼は治療を行いました。いくつかの病院や医師との会話や彼がどのように感じたのか、抗がん剤治療がいかに辛いものなのか、正直に医師には言えないことがたくさんあることなど多くのことを聞きました。一方でがん治療に関して、専門医の医師の中でも意見は様々でレベルにも大きな格差があることを感じました。海外のがん治療を調べてみると、臓器別ではなく、癌を診療する専門医・腫瘍内科のことを知りました。専門医が少ない地域医療には、がんを診る腫瘍内科医が必要となってくると確信しました。「自分はどんな疾患の患者さんに対しても、あらゆる可能性を模索して最善の医療を届けていこう」と思っています。

重篤な疾患を煩う患者さんも診ておられるのですか?

広島に戻って本格的に診療を始めたのは2020年からですが、近くの拠点病院で「できることがない」と言われた患者さんを何人か診てきました。一緒にできることはないかどうかを模索しながら治療を続けている患者さんもいます。患者さんたちに元気に生き続けてもらうために、「病院の医師に言われたから」で終わるのではなく、「自分が必要とする医療を提供してくれる医師に出会うために努力することが大切」と伝えています。

ニーズの高い専門診療に対応できる「価値ある総合診療」

どんな患者さんが来院されていますか?

この地域には高齢の方が多いので、腰・膝が痛い、身体が重いといった症状で受診される方が多いです。小児診療もやっているのですが、当院で小児診療をやっていることに対する認知度が低いため、車で30-40分かけて別の医院で子どもを診てもらう親御さんが多いです。若い世代はネットを使う人も多いので、情報発信やオンライン診療にも力を入れて、地域の方によりよい暮らしを送るために当院を活用していただけるようにしていきたいですね。

診療の特徴について、教えてください。

「どんな患者さんでも、断らずに診ること」をモットーにしています。当院では中規模病院に負けない設備を整えているので、大半の診療は当院で対応することができます。車で30~60分移動しないと大きな病院がないため、遠方の総合病院まで足を運ばなくても受診できることで地域の方々に喜んでいただいています。

また、コロナ禍でお困りの患者さんのために、発熱外来を設けています。PCR検査・抗原検査を院内で完結できる体制も整えていますので、検査結果を当日お伝えすることが可能です。

その他にも、地域のために行っている医療はありますか?

幅広い疾患に対する総合診療を行うだけでなく、高齢の方が多いこの地域でニーズの高い専門医療については、当院でも対応できるようにしています。特に力を入れているのが、抗がん剤治療とリウマチ性疾患の治療です。

がん薬物療法専門医として、勤務医時代に腫瘍内科で、がんの薬物療法に取り組んできた経験を活かして、抗がん剤を用いた治療、副作用のケアも行っています。総合診療を行っていることを活かして、合併症も含めたマネジメントができるため、複数の病院を回らなくても診療を完結できることも地域の方々には喜んでいただいています。

それ以外にも、リウマチ性疾患に悩む患者さんに、より質の高い医療を提供するため、整形外科医の兄と診療も行っています。これからも、一般的な診療に止まらず、地域で専門性の高い治療を受けられる「価値ある総合診療」を目指して取り組んでいこうと思っています。

都心に負けない医療で地域を支えていく

これからどんな医院にしていきたいですか?

この地域特有の大らかな雰囲気は残しつつ、「地域の診療所でもここまでできるのか!」と言われるような医院にしていきたいですね。これまで、曾祖父の代から親子4代で医院を運営してきましたが、これからは若い医師も受け入れて、次の世代を育てていくことが地域に対する大きな貢献になると考えています。高齢化・過疎化が進んでいる地域ではありますが、必要な医療が受けられる病院があることは、地域で暮らす若い世代が増えることにもつながります。生まれ育ったこの街を守っていくためにも、行政とも協力しながら色々な取り組みを進めていきたいですね。

最後に今後の展望と、読者に向けてメッセージをお願いします

当院では、外来診療だけでなく、訪問診療・オンライン診療・メールによる無料相談など、地域の方々に医療を届けるために様々な体制を整えています。ご希望に合わせてうまく利用していただき、いつまでも健康な毎日を送っていただくための助けとしていただければ幸いです。