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最終更新日:2022年4月6日

きとうほうひえん亀頭包皮炎

こちらの記事の監修医師
医療法人社団 セントメリー 飯田橋中村クリニック
中村 剛

概要

亀頭包皮炎とは、男性の性器の陰茎亀頭(ペニス)または陰茎にかぶさっている包皮に炎症が生じることです。包皮から膿が出てきたり、痛みを感じるなどの症状を伴うこともあります。主に子どもに生じ、一般的に細菌や真菌が原因となることが多いです。まれに、ウイルスの感染やその他のことが原因となることもあります。

原因

亀頭包皮炎には「カンジタ性亀頭包皮炎」と「細菌性亀頭包皮炎」の2種類があります。片方だけが発症する場合もあれば、両方を同時に発症する場合もあります。この2つの病気の違いは「原因菌」です。カンジタ性亀頭包皮炎はその名の通り、カンジタ菌(真菌)が亀頭や包皮に感染することにより起こる病気です。一方、細菌性亀頭包皮炎は黄色ブドウ球菌や大腸菌(細菌)が原因です。どちらも、症状は非常によく似ており、目視での識別は困難と言われています。そして、それらは、会陰部を清潔に保つことができない状況が続くときに感染するとされています。さらに、感染しやすくなる原因には、他の病気や生活習慣も関連しています。免疫系の機能が低下しやすくなる糖尿病や、接触性皮膚炎や時に悪性腫瘍や乾癬などによる場合もあります。また、栄養不足やアルコール中毒など偏った食生活などがあります。感染以外では、アレルギーを引き起こす何らかの物質が接触し続けることによって炎症が起こることがあります。また、自己免疫疾患といわれる自らの正常な皮膚の組織に対して過剰に反応する自己免疫疾患が原因となって炎症が生じたりすることがあります。特に包茎(亀頭が薄い皮膚で覆われた状態)の人は細菌がたまりやすいので注意が必要です。包茎が原因で小児が発症するケースが多いです。亀頭が長期間包皮に覆われていることで、包皮の内板と亀頭の間に恥垢がたまりやすくなります。そして、恥垢が尿によって不衛生な状態で、細菌の増殖がしやすくなります。

症状

亀頭包皮炎の症状は、亀頭や包皮の発赤や腫脹(赤くなる)、包皮から膿が出てきます。また、痛みやブツブツができたり、白いカスが出ることもあります。かさついた薄皮がポロポロと剥がれ落ちたり、排尿痛(おしっこするときに痛い)や排尿困難などといったものがあります。我慢できなくて搔きむしりたくなるかゆみや痛みがあることもあります。人によっては、亀頭の表面が乾燥していき、尿道炎を引き起こすことが稀にあります。

検査・診断

診察を実施しますが、原因菌の識別は医師でも目視では非常に困難と言われています。そのため、性交渉の習慣や日常生活の様子などの問診を行います。感染経路を特定するために、医師からの質問に詳しく回答することが重要です。原因となっている菌を特定するための検査が行われます。 原因菌を特定するための検査には、培養検査や菌の染色といった方法があります。

治療

性交渉でのコンドームの使用など衛生状態を清潔に保つ習慣が重要です。 そのうえで、原因となる感染源や炎症に対して、抗生物質を含む軟膏薬による治療を行います。症状が強い場合には、抗生物質の内服を行うこともあります。包茎が原因で炎症を繰り返す場合には、環状切除術(包茎を治すための手術)を行うこともあります。

予防/治療後の注意

恥垢が溜まらないようにするために、入浴時にぬるま湯で包皮を剥いて軽く洗うなどのケアを行うことが大切です。剥いた包皮が陰茎をしめつけるようならば必ず元の剥く前の状態に戻しましょう。そして泌尿器科で嵌頓包茎の恐れがあるので一度ご相談ください。汚い手で陰茎を触らないように気をつけ、衛生的に保つよう心がけましょう。その時、せっけんでペニスをゴシゴシ洗いすぎには注意しましょう。また、性行為や自慰行為でペニスを傷つけないように気をつけることも重要です。また、免疫力が低下するため、ストレスや睡眠不足などにより十分に休めていない場合も感染しやすくなります。赤ちゃんの時期は、こまめにおむつを交換し、不衛生な状態にしないようにしましょう。また、一度罹患した場合には、きちんと完治しないと再発を繰り返し慢性化しますので、小児科あるいは皮膚科を受診し、適切な処置を受けることが大切です。 ドクターズファイル https://www.bing.com/ メディカルノート https://medicalnote.jp/disease/ Doctors Me https://doctors-me.com/disease/

こちらの記事の監修医師

医療法人社団 セントメリー 飯田橋中村クリニック

中村 剛

〇診療科 :内科・皮膚科・泌尿器科

【経歴】
昭和62年 千葉大学医学部卒業
千葉大学医学部付属病院、東京厚生年金病院、社会保険船橋中央病院、松戸市立病院、東京厚生年金病院泌尿器科医長、部長を経て現在に至る。

【資格】
医学博士
1992年 日本泌尿器科学会専門医取得
1997年 日本泌尿器科学会指導医取得
東京都身体障害者福祉法指定医(じん臓機能障害、膀胱又は直腸機能障害)

治療に適した診療科目

泌尿器 皮膚科

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