オンライン診療対応クリニック病院検索・クリニック動画紹介のイシャチョク

  • 一般会員
  • 医師会員
  • 法人会員

イシャチョク

一般
会員
医師
会員
法人
会員

患者さんに合わせて、オーダーメイドで糖尿病・生活習慣病を治療

最終更新日:2021年11月12日

白井 勇太 先生の独自インタビュー取材記事

〇病院名 : しらい健康クリニック泉中央
〇医師  : 白井 勇太 先生
〇アクセス: 地下鉄:泉中央駅から徒歩6分
       専用駐車場(5台)
〇診療科 : 糖尿病、生活習慣病
〇経歴  : 2002年 麻布学園 麻布高等学校 卒業
       2008年 東北大学医学部 卒業
       2010年 岩手県立磐井病院 初期臨床研修
       2010年 東北大学病院糖尿病代謝科 入局
       2014年 医学博士 取得
       2017年 仙台市立病院
       2018年 富谷中央病院
       2020年 しらい健康クリニック 泉中央を開業

しらい健康クリニック泉中央 3つの特徴

①糖尿病・生活習慣病に特化した専門のクリニック

糖尿病、高血圧症、脂質異常症、肥満に伴う睡眠時無呼吸症候群などの、いわゆる生活習慣病の治療に特化したクリニックです。初めて健診でひっかかった、という初期の方から、すでに他の医療機関で見てもらっているけれどなかなか良くならない、といった方まで幅広く対応が可能です。インスリンポンプ(CSIIやSAP)、持続血糖測定検査(FGMやCCM)などの糖尿病専門的な治療も行っています。

②オーダーメイドで、患者さん1人1人に最適な医療を提供

生活習慣病は、検査数値だけではなく、患者さんの生活・体質・価値観などによっても治療方法が異なってくる病気です。当院では、採血だけではなく、体組成を測定することで患者さんの体質を正確に把握し、さらにお一人お一人の生活や考え方などを良く伺った上で、オーダーメイドで最適な治療方法を提案します。皆さんが健康的な生活を続けられるようサポートしています。

③完全予約制・待合室が個室なので院内感染リスクが低い

糖尿病患者さんは、免疫力が低下して、感染症が重症化しやすいことがわかっています。そのため、当院では、完全予約制・待合室を個室とし、院内感染のリスクを最小限に抑えていますので、院内感染に不安を感じている方にも、安心して受診していただけます。

糖尿病・生活習慣病の方にも、健康な人と同様の生活を

なぜ糖尿病・生活習慣病の専門医になられたのですか?

医師になると脳梗塞や心筋梗塞、がんなどの大病を患った患者さんとたくさん出会います。それらの病気は現代の最新の医療でも治療が難しく、なってから治療するのは大変で、後遺症で苦しまれる方もたくさん見てきました。

実は糖尿病・生活習慣病は、それ自体が病気というよりは、脳梗塞や心筋梗塞、がんなどのいろいろな病気の元になるものです。糖尿病・生活習慣病を早期に治療することで、それらの発症を予防することができるのです。

大きな病気になってから治療するのではなく、皆さんの健康な状態を維持することに力を尽くしたいと考え、糖尿病・生活習慣病の専門医になることにしました。

糖尿病・生活習慣病の診療では、どんなことをするのですか?

糖尿病・生活習慣病の診療では、患者さんと向き合うことが大切になります。他の病気、例えば胃癌であれば、患者さんがどんな性格で、どんな生活を送っているかに関わらず、病気の状態によって治療方法を決定します。しかし、糖尿病・生活習慣病の場合は、患者さんの病気の状態だけでなく、生活の仕方、個人の価値観、体質などによって治療方法が変わってくるのです。そこで当院では患者さんと信頼関係を築き、深く関わりながら、より良い治療方法を一緒に相談していきます。

治療に対するこだわりはありますか?

一般的な病院では、患者さんの身長や体重から、必要なカロリーを計算しています。しかし、実際には同じ身長体重でも、活動量が多くて筋肉質な方と、座ってばかりで脂肪が多い方では、代謝が全く異なるのです。そこを無視して全員を同じように見ていては、治療もうまくいきません。

当院では体組成検査を行って、患者さんの筋肉量や体脂肪量を確認し、それに基づき一人一人に最適な食事や運動の内容を提案しています。

自覚が難しい糖尿病・生活習慣病 予防するには健康診断が大切

どんな症状の患者さんが来られますか?

糖尿病・生活習慣病は、高齢の方がなりやすい傾向はありますが、当院は街中にあるので、若い患者さんも多いですね。10~80代まで、さまざまな方が来られています。

糖尿病・生活習慣病は、かなり進行しない限り、本人が自覚できるような症状がないため、来院されるのは、「健康だと思っていたけど、健康診断などで検査してみたら、異常が見つかった」という方が多くいらっしゃいます。それ以外には、他の内科で治療を受けていたがなかなか良くならないので、と紹介して頂く患者さんも多いです。

糖尿病・生活習慣病は、どんな人がなりやすいですか?

糖尿病患者さんは、予備軍を入れると、日本に2000万人近くいると言われていて、誰でもかかりうる病気です。「太っていなければ大丈夫」と思っている方が多いですが、実際はそうとは言えません。一見痩せているように見えても、実は筋肉が少ないだけで内臓脂肪が多い、「隠れ肥満」の患者さんもいらっしゃいますし、全く内臓肥満がたまっていなくても体質が原因で糖尿病になってしまう方もいらっしゃいます。誰もがなり得る病気なのです。

糖尿病・生活習慣病にかかっているか、症状で判断するのは難しいのですね。

そうですね。糖尿病・生活習慣病は、本人が自覚することが難しい病気です。だからこそ、定期的に健康診断を受けることが大切になります。健康診断できちんとデータを確認すれば、早期に異常を発見し、大事に至る前に病気を予防することができます。予備軍の段階で見つければ、本当の糖尿病・生活習慣病になってしまうのを予防することもできます。また糖尿病になってしまっても、はやめにしっかりと治療すれば、健康な人と同様の生活を送ることができますので、健診などでひっかかったときには、たとえ軽症でも早めに専門医に相談してほしいですね。

地域の医療機関と連携しながら、専門医としての役割を果たしていく

今後、どういうクリニックにしていきたいですか?

まだまだ開院してから日が浅いため、患者さん自身がご自分で当院のことを調べていらっしゃるケースが多く、地域の他の先生からご紹介いただくことが少ないです。「糖尿病治療で困ったらしらい健康クリニック泉中央に紹介しよう」と言っていただけるような、頼られるようなクリニックにしていきたいですね。

地域の医療機関と連携して取り組んでおられるのですね。

はい。糖尿病・生活習慣病患者さんは心臓や脳の疾患などを併発することが多く、そういった場合はそれぞれの専門病院と連携しながら診療しております。また糖尿病自体も入院が必要な場合は、専門の医療機関に入院期間中だけお願いし、退院後は当院に通院して頂くような連携をしております。またそれ以外の各種疾患に関しては、近隣のクリニックとも連携して頂きながら、対応しています。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします

まずは定期的に健康診断を受けていただきたいと思います。そして、健康診断で異常が見つかったら、放っておかずに、早めに医療機関で受診してください。糖尿病・生活習慣病が疑われる場合はぜひ当院にご相談ください。