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最終更新日:2022年3月20日

「豊胸手術したバスト」は歳を取るとどうなる?「2カップ以上」増やすなら必読

こちらの記事の監修医師
南クリニック
南 晴洋

(写真=PIXTA)

最近の豊胸を受ける女性の傾向として「今のサイズより2カップ以上アップさせたい」と希望する人が目立ちます。以前は、少しボリュームを増やす人が多かったのですが、Gカップ以上の仕上がりを求める人もいるほどです。現在の豊胸術の技術を使えば、たいていの希望にはこたえられるのですが、見逃しがちな注意点があります。それは、一生、そのバストサイズでいいのですか?という話です。100歳のおばあちゃんになっても張りのあるGカップって、ちょっと怖くないですか? 年齢に相応しいバストがあるという話をさせていただこうと思います。

2カップ以上の豊胸は「シリコンバッグ挿入法」が定番だが…

2カップ以上のバストアップをいっきに行う場合、選択される豊胸術は「シリコンバッグ挿入法」が多くなると思います。クリニックによっては「インプラント法」と呼ばれることもある施術で、ジェル状の成分が入ったシリコンの袋を、バスト内部に挿入する豊胸術です。

バッグの大きさや形を選べば、思い通りの大きさにバストを調整することができますし、一度入れれば、バッグの大きさの分だけ、バストサイズはアップしたまま、入れる場所が正しければ形もほとんど変わることはありません。

 

■シリコンバッグには寿命がある。10年程度で抜去が必要

ただし、シリコンバッグには寿命があります。限界は10年程度と言われており、それ以上同じバッグをバストに入れたままにしておくと、バッグに小さな穴が開いて内容液がバスト内に漏れ出すなど、体にとって危険なアクシデントが起こりかねません。

では、どうするかと言えば、10年程度でバッグを抜去する手術を行います。私のクリニックでも、抜去手術の依頼が急増しています。たいていの患者が「一生ものだと思っていた」「手術するときに約10年ほどで抜去が必要とは言われなかった」と悲しい表情をしています。

最初の手術時に説明があったはずですが、そのあたりは患者自身も明確には記憶していないケースがほとんどです。

 

■「抜去したまま」では当然しわしわ…美しいバストを取り戻すには?

抜去する手術はそれほど難しいものではありません。ただし、当然ですが、抜去後のバストは小さくなり、皮膚にはたるみができます。突然バストが寂しくなってしまうことに耐えられず、新しいバッグを入れるか、別の豊胸術を受ける人は少なくありません。

その際には、伸びた皮膚に合わせたバッグを入れなければ美しいバストになりませんから、今までと同サイズのバッグを入れるのが一般的です。

こうして、約10年ごとにバッグを入れ替えていくと、何歳になってもバストは大きく張りがあり、美しいままを保つことが可能です。

とはいえ「おばあちゃんになってもバストだけ元気いっぱい」は不自然

ずっときれいなバストなら「最高!」と思うかもしれませんが、バスト以外のボディは年齢相応に衰えていきます。重力に負けて筋肉や脂肪が下がります。肌の水分量は減少し、張りが失われます。人によっては背中や腰が丸くなることもあるでしょう。

本来、年齢相応であれば、バストは支えている靭帯が伸びるために、お椀型から下垂型に変形したり、バストの膨らみが左右に離れたりするものですが、シリコンバッグ挿入法でつくったバストは形が変わりません。

全身の老化に対して、バストだけが元気いっぱいでは、豊胸手術していることは誰の目にも明らかです。不自然なボディバランスのために、人前で裸になるのを躊躇するようになる人もいるのです。

 

■抜去後の豊胸術は「シリコンバッグ以外」がおすすめ

一度、大きなシリコンバッグを入れてしまったら、年齢に相応しいバストにするのは無理なのかと悲しむ人もいるかもしれません。そのような人は、抜去後の豊胸術に違う施術を選ぶのが良いでしょう。

年齢が上がってからの豊胸の場合、シリコンバッグのように異物を体内に入れてかさ増しするのではなく、バスト内の脂肪そのものが増えるようにするのがポイントです。

脂肪を増やす方法としては、自分自身のいらない脂肪をバストに移植する「脂肪注入法」が考えられますが、他の部位の脂肪を吸引するためには大掛かりな手術が必要になります。激しい痛み、長いダウンタイムなど、日常生活に支障を来すことも少なくありません。

 

■年齢に相応しいバストを望むなら「成長再生豊胸」。痛みやダウンタイムの心配なし

安心して受けられる豊胸術としては「成長再生豊胸」があげられます。何かを挿入や注入してバストを大きくするのではなく、バスト内の脂肪が自然に増えるように働きかける施術です。施術は注射のみで、ダウンタイムの心配はありません。

バストの中身はナチュラルな脂肪なので、老化に伴って他の部位同様、バストも少しずつ下垂したり痩せてきたりなどの老化が訪れます。あまりに老化が激しく感じたら、改めて成長再生豊胸を受ければ、バストの張りを少しずつ取り戻すことも可能です。

結論として、年齢相応の自然なバストと共に生きたいなら、シリコンバッグ挿入法は避けたほうが良いということになります。

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こちらの記事の監修医師

南クリニック

南 晴洋

南クリニック院長
日本美容外科学会(JSAPS)
日本形成外科学会
アメリカ美容外科学会
マニラ病院名誉顧問

京都第二赤十字病院形成外科勤務、大手美容外科院長を経て1997年 南クリニック開業。創業以来、豊胸に力を入れている。注射で豊胸を行う「成長再生豊胸」を海外の学会でも発表。

平成元年3月 産業医科大学卒業
平成元年5月 京都第二赤十字病院形成外科勤務
平成7年4月 大手美容外科院長
平成9年10月 南クリニック開業

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