最終更新日:2022年6月28日
美容整形の結果を左右する「カウンセリング」…失敗しないための「3つ」の対策【医師が解説】

こちらの記事の監修医師
銀座マイアミ美容外科SALONE
小野寺 剛慧
※画像はイメージです/PIXTA
ここ数年、マスクの着用が定着し「ダウンタイムをごまかせる」といった理由から、美容整形の手術を受ける方が増えています。もっとも、はじめての場合、治療の方法や施術に伴うリスクなど、わからないことも多いでしょう。そこで重要なのが「カウンセリング」です。本記事では銀座マイアミ美容外科の小野寺剛慧先生が、美容整形を検討する際、カウンセリングで失敗しないための対策とともに、信頼できる医師の見分け方を解説します。
「決められた時間内」のカウンセリングで重要なこと
カウンセリングで一番時間をかけるべきは、気になる部分に対してどのような治療があり、それによりどのように変われるか、またそれに伴うリスクについて相談することです。
美容整形のカウンセリングは、決められた時間内で行われることがほとんどです。そのため、まったく白紙の状態でカウンセリングに臨んでしまうと、それ以外の部分に時間が割かれ「肝心なことを聞けなかった」ということになりかねません。ざっくりでも構いませんので、気になる部分を変えるにはどのような治療が必要か、できれば事前に調べてから行ったほうが効率的です。
とはいえ、「どの部分を変えたいか具体的にはわからない。でも、かわいくなりたい」という場合もあるでしょう。その場合は1度のカウンセリングで決めるのではなく、その場で提案された施術について、再度ご自身で調べてみたり、複数のクリニックのカウンセリングを受けてみてから手術をするかどうか決めることをおすすめします。
また、医師を前にするとどうしても緊張してしまう方もいらっしゃるかと思います。緊張しすぎてうまく話せず、医師が一方的に話してしまうパターンになることもあります。
どうしても緊張はしかたないことですので、聞きたいことをメモしておくといいでしょう。メモを見ながらゆっくりでもいいので話していただけると、医師がそれに対して答えることもできますし、徐々に緊張が和らいでくることもあります。
万が一そこで医師がめんどくさそうな対応をすれば、そんなところでは手術を受けなければいいだけです。
「理想」「なりたくないイメージ」両方の写真を持参
カウンセリングではまず、「なりたいイメージ」を医師と共有することが大切です。
口頭で説明するには限界がありますので、執刀医のインスタやブログ、ご自身の理想の写真をネット等で探しておくとお互いのイメージの擦り合わせがしやすいです。ここでのポイントは、「なりたくないイメージの写真」も持っていくことです。こうすることで医師としてもわかりやすく、その後がスムーズになります。
クリニックによっては、シミュレーションを導入しているところもあります。そのイメージをもとに必要な施術や治療を検討していくとスムーズにカウンセリングができますので、利用するのもよいでしょう。
ただ、誤解しないでいただきたいのは、手術は魔法ではありませんので、できることとできないことがあります。また顔の系統によっては、平行型の二重が希望であっても末広型のほうが似合うなど、違う方法をおすすめする場合もあります。
とはいえ、写真があれば「ここまではできるけど、これ以上は難しい」などより現実的なお話しもできますし、できるだけご自身の理想に沿うように施術をご提案することができます。
豊胸手術の相談では、理想の胸の写真を持ってこられる方も増えています。
信頼できる医師かどうかチェックする方法
手術はリスクもありますので、その後のアフターケアなども含めて信頼できる医師に任せるのが1番です。どのような医師かどうかは残念ながら前もってはわからないことが多いため、カウンセリング時に「この先生なら手術を受けたい」と思えるかどうか見極めることが重要です。
いくら腕がいいと評判の医師でも、アフターフォローが適当であったり、信頼関係が作れない医師には手術を任せるべきではありません。
一般的に手術についてのリスクや生じる確率、その場合の対応策などをしっかりお話ししてくれるところがいいでしょう。
いまは減ってきましたが、以前はカウンセリング時に当日の契約を無理にすすめてくるクリニックも多くありました。手術は納得してからやるのが当たり前ですので、無理に契約させようとするクリニックは選ぶべきではありません。
また人によって相性というのがありますので、話し方や雰囲気も重要です。
その他、ブログやSNS、口コミサイトなどでもある程度わかることがありますので、行く前にチェックしてみるといいでしょう。
今回は、3つのポイントに絞ってカウンセリングを受ける前の準備と心構えについてお話ししました。これから美容整形のカウンセリングを受けようと考えている人はぜひ参考にしてください。
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こちらの記事の監修医師
銀座マイアミ美容外科SALONE
小野寺 剛慧
日本専門医機構 形成外科領域専門医
<経歴>
2006年 和歌山県立医科大学卒業
2006年 東京医科歯科大学附属病院 勤務
2008年 昭和大学形成外科教室 入局
2013年 昭和大学病院形成外科 助教
2015年 他院 大手美容外科入職
2018年 船橋眼瞼下垂クリニック 院長
2019年 銀座マイアミ美容外科SALONE 院長就任
2019年 医療法人社団形星会 理事就任
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