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最終更新日:2022年2月1日

食べてすぐ寝ると太る…は嘘?本当?その理由も解説

こちらの記事の監修医師
介護老人保健施設竜間之郷
大河内二郎

食べてすぐ寝ると太る…は嘘?本当?その理由も解説

 

(画像=Adobe Stock)

「食べてすぐ寝ると太るからやめなさい」と怒られたことはありませんか。本当に食べてすぐ寝ると太るのか気になりますよね。そこで、この記事では食べてすぐ寝ると太るが本当かどうかや、食べてすぐ寝ることのメリット・デメリットを紹介します。正しい知識を身に付けて、効率的に睡眠を取りましょう。

目次

  1. 食べてすぐ寝ると太る…は嘘?本当?
  2. 食べてすぐ寝るのが昼寝の場合はダイエット効果も
  3. その他知っておきたい「食べてすぐ寝る」のメリット・デメリット
    1. 「食べてすぐ寝る」のメリット
    2. 「食べてすぐ寝る」のデメリット
  4. 結局「食べてすぐ寝る」はOK?ポイントは寝る時間
    1. 「食べてすぐ寝る」なら14時~16時前まで
    2. 「食べてすぐ寝る」場合の睡眠時間は20分以内
  5. まとめ

食べてすぐ寝ると太る…は嘘?本当?

食べてすぐ寝ると太る可能性があるため、本当です。特に夜遅い時間帯の寝る直前に食べると太る理由を3つ紹介します。
1つ目は寝るとエネルギーの消費が少なくなり、食べた物がそのまま脂肪となりやすいからです。2つ目は胃の活動のピークが午後8時なので、それ以降の夜遅くに食べると胃酸の量が減り消化しにくくなるからです。3つ目はBMAL1という体内時計を調節するタンパク質が活性化することが関係していると言われています。

食べてすぐ寝るのが昼寝の場合はダイエット効果も

食べてすぐ寝ると太る可能性がありますが、実は寝る時間によってはダイエット効果が得られる場合もあります。食後にすぐ寝ると、脂質の代謝を促進させるノルアドレナリンが分泌されます。このノルアドレナリンはダイエットの味方になるホルモンです。ただし、横になって休むことがダイエット効果になるのは、昼食後だけで夕食後は太りますので注意してください。

その他知っておきたい「食べてすぐ寝る」のメリット・デメリット

食べてすぐ寝るメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

「食べてすぐ寝る」のメリット

食べてすぐ寝ると2つのメリットがあります。

  • 脳がリフレッシュする
    →食事をすると消化をするために胃や腸に血液が集まり、頭への血流が少なくなります。その結果、頭がぼーっとし眠くなり集中しにくい状態になってしまいます。一度短い睡眠をとることで、脳を活性化させることができます。

  • 消化が促進される
    →食べてすぐ運動などを行うと、胃や腸に血液が回らず消化不良を起こしてしまいます。胃や腸を働かせるためには少し休んだ方が良いです。

「食べてすぐ寝る」のデメリット

一方、食べてすぐ寝る場合のデメリットもあります。上記で紹介した太りやすい以外に3つ紹介します。

  • 逆流性食道炎になるリスクがある
    →食事直後に体を横にすると、胃酸が食道や口へ逆流しやすくなり、逆流性食道炎の原因となります。すでに逆流性食道炎を発症している方は、さらに悪化し食道がんのリスクも高まるので、食後2~3時間は横にならないようにしましょう。

  • 脳梗塞になるリスクがある
    →食後は胃や腸に血流が集中し脳の血液循環が滞ることから、脳卒中を起こすリスクが高まります。高血圧症や糖尿病など脳梗塞のリスクがある方は、食後すぐに寝るのではなく、散歩など軽い運動をしてから睡眠を取るようにしましょう。

  • 睡眠が浅くなる
    →食べてすぐ寝ると、胃や腸は消化活動をしていますが脳は寝ているという状態になります。睡眠中に臓器を休めることができないため、睡眠をとっても浅く疲れがとれにくくなってしまいます。

結局「食べてすぐ寝る」はOK?ポイントは寝る時間

食べてすぐ寝ると太る可能性がありますが、時間帯と睡眠時間に気を付ければ太りにくくすることもできます。

「食べてすぐ寝る」なら14時~16時前まで

人間の体内時計には、脳を小休止させる「半概日性リズム(サーカセミディアンリズム)」という機能があります。約12時間の周期で眠くなるタイミングを作りますが、そのピーク14~16時の間です。この前に寝ると疲労物質を効率的に解消し、起床後の脳のパフォーマンスが上がります。

「食べてすぐ寝る」場合の睡眠時間は20分以内

人間の睡眠は浅い状態と深い状態を繰り返します。食後に眠気を感じて寝る場合、30分以上寝てしまうと深い睡眠に導入し、脳が起床後も働きにくくなる「睡眠慣性」という状態になってしまいます。浅い睡眠だけ効率的に眠るには、食後の睡眠を20分以内に抑えることをおすすめします。

まとめ

食べてすぐ寝ると太るは正しく、病気のリスクが上がったり睡眠の質が落ちたりとデメリットが多いです。その一方で、時間帯や睡眠時間を調整すれば、食後すぐの睡眠も良い効果が得られます。正しく睡眠を取って、健康的に生活を送りましょう。

 


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こちらの記事の監修医師

介護老人保健施設竜間之郷

大河内二郎

【略歴】
1990年 筑波大学医学専門学群卒業
1990年 筑波大学附属病院 内科研修医
1992年 東京都老人医療センター 神経内科医師
1999年 産業医科大学 公衆衛生学助手
2000年 厚生労働省老人保健福祉局老人保健課 課長補佐
2005年 九州大学大学院医学研究院 医療ネットワーク学助教授
2007年 医療法人若弘会 介護老人保健施設竜間之郷 施設長
2009年 筑波大学大学院非常勤講師
2020年 東京大学医学部大学院在宅医療学特任講師




神経内科専門医・指導医、全国老人保健施設協会常任理事

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