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鼻の中が切れるのを繰り返すのはなぜ?原因と正しい治し方・市販薬の使い方【イシャチョク】

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最終更新日:2026年4月1日

鼻の中が切れるのを繰り返すのはなぜ?原因と正しい治し方・市販薬の使い方

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓

(画像=stock adobe.com)

「鼻の中が切れて痛い」「治りかけてかさぶたになっても、また切れるのを繰り返している」とお悩みではありませんか?
鼻の中の粘膜は非常にデリケートなため、乾燥や摩擦によって簡単に切れやすく、一度かさぶたができても再びひび割れてしまうことが少なくありません。

この記事では、鼻の中が切れるのを繰り返す主な原因から、早く治すための正しい対処法や市販薬の使い方、そして病院を受診する目安まで詳しく解説します。

鼻の中が切れる・かさぶたを繰り返す4つの原因

(画像=stock adobe.com)

鼻の中の粘膜が切れるのを繰り返してしまう背景には、主に以下の4つの原因が考えられます。

鼻の中の乾燥(乾燥性鼻炎・ドライノーズ)

空気の乾燥やエアコンの使用、加齢による鼻汁の減少などが原因で、鼻の中の粘膜が乾燥する状態を「乾燥性鼻炎(ドライノーズ)」と呼びます。

粘膜が乾燥するとバリア機能が低下し、少しの刺激で鼻の中が切れるようになります。切れた部分にかさぶたができても、乾燥状態が続いているとひび割れを起こしやすく、切れるのを繰り返す大きな原因となります。また、ムズムズ感から無意識に触ってしまうことも悪化の要因です。

無意識の鼻いじり・摩擦による炎症(鼻前庭炎・鼻出血)

鼻の中のかさぶたや違和感が気になって、指で触ったり無理にはがしたりする癖がある人は、鼻の中が切れるのを繰り返しやすい傾向にあります。

鼻の入り口付近は傷つきやすく、指についた細菌が傷口に入り込むと「鼻前庭炎(びぜんていえん)」という炎症を起こすことがあります。また、鼻の触りすぎで粘膜が傷つくと鼻出血(鼻血)を起こし、かさぶたが溜まりやすくなります。

アレルギー性鼻炎や風邪による頻繁な鼻かみ

花粉症などのアレルギー性鼻炎や風邪をひいているときは、頻繁に鼻をかみます。この時のティッシュによる摩擦や鼻をかむ圧迫によって、鼻の中の粘膜がダメージを受けて切れることがあります。

鼻水が続く限り鼻をかむ動作が必要になるため、傷が治る間もなく切れるのを繰り返してしまうケースです。

その他の病気が隠れているケース(副鼻腔炎・萎縮性鼻炎など)

鼻の中が切れるだけでなく、ドロドロした臭い鼻水が出る場合は「副鼻腔炎(蓄膿症)」の可能性があります。炎症で分泌物や膿が排泄できず、鼻の中にかさぶたができることがあります。

また、高齢者に多い「萎縮性鼻炎」では、鼻の粘膜が薄く硬くなり、極度の乾燥からかさぶたや悪臭を伴うことがあります。

鼻の中が切れるのを繰り返すときの正しい対処法

(画像=stock adobe.com)

鼻の中が切れる、かさぶたができて痛い・繰り返すときは、以下の対処法を試して粘膜の修復を促しましょう。

かさぶたをはがす・いじるのはNG     

鼻の中に違和感があるとつい触ってしまいますが、かさぶたをはがすのは絶対にNGです。無理にはがすと粘膜が再び傷ついて出血し、治りが遅くなるだけでなく、細菌感染のリスクも高まります。鼻をかむ際も優しく行い、極力刺激を与えないようにしましょう。

加湿器やマスクで意識的に保湿する

鼻の中の乾燥を防ぐためには、生活環境の保湿が重要です。室内では加湿器を使用し、適切な湿度を保ちましょう。外出時や就寝時にマスクを着用すると、自分の呼気で鼻の中が保湿され、粘膜が切れるのを防ぐ効果が期待できます。鼻に使える市販の保湿スプレーを活用するのもおすすめです。

口呼吸を改善し、鼻呼吸を意識する

口呼吸が習慣になっていると、口とつながっている鼻の中まで乾燥しやすくなります。日中は意識的に口を閉じて鼻呼吸を行いましょう。就寝中の口呼吸が原因で朝に鼻が乾燥している場合は、就寝時のマスク着用などで対策をしましょう。

市販の軟膏をぬる

鼻の中にかさぶたができているときは、綿棒を使って軟膏を塗り、粘膜を保護するのも効果的です。塗布することで鼻の中の乾燥を和らげ、乾燥によるひび割れや痛みを和らげます。

鼻の中が切れるときの市販薬の選び方と正しい使い方

(画像=stock adobe.com)

鼻の中が切れるのを繰り返す場合、症状に合った市販薬(軟膏)を選び、粘膜を傷つけないように正しく塗布することが重要です。

【市販薬の選び方】

  • 乾燥や軽いひび割れ: 白色ワセリンなどの純度の高い保湿剤を選びましょう。水分の蒸発を防ぎ、粘膜を優しく保護します。
  • 赤み・化膿・おできがある: 傷口で細菌が繁殖している(鼻前庭炎などの)可能性があるため、抗生物質が配合された軟膏が適しています。
  • 鼻のかみすぎによるヒリヒリした痛み: 摩擦による炎症を鎮めるため、抗炎症成分が含まれた非ステロイド性の軟膏などを選びましょう。

【塗り方のポイント】

指で直接塗るのは避けましょう。指先の細菌が傷口に入って化膿したり、無意識に爪で粘膜をさらに傷つけて、切れるのを繰り返す原因になります。

  • 手を清潔にする: 薬を塗る前に、必ず石鹸で手をきれいに洗います。
  • 綿棒を使用する: 清潔な綿棒の先に、軟膏やワセリンを適量(米粒大程度)とります。
  • 優しく塗布する: 鼻の入り口付近の切れている部分に、綿棒を優しく転がすようにして塗ります。鼻の奥まで深く差し込まないよう注意してください。
  • こすらない: 強くこすりつけると治りかけの傷が再び切れる原因になるため、患部にポンポンと軽く乗せるイメージで塗布しましょう。

鼻の中が切れる症状が治らない…こんなときは早めに受診を

(画像=stock adobe.com)

セルフケアを行っても「鼻の中が切れるのを繰り返す」「かさぶたがいつまでも治らない」といった場合は、思わぬ病気が隠れている可能性もあるため、早めに耳鼻咽喉科などの医療機関を受診しましょう。

特に以下のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 痛みが強く、日常生活に支障をきたしている
  • 鼻血がなかなか止まらない
  • 黄色や緑色のドロドロした鼻水が出る、悪臭がする
  • 頭痛やイライラなど、ほかの症状も伴っている

「ただの乾燥だろう」と放置すると、粘膜の炎症が悪化したり、嗅覚が低下したりするリスクもあります。繰り返す不快な症状には、適切な診断と治療が必要です。

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こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木 幹啓

〇病院名 :すずきこどもクリニック
〇医師  :鈴木幹啓
〇アクセス:和歌山県新宮市下田2丁目3−2
〇診療科 :小児科
〇経歴:株式会社オンラインドクター.com代表取締役CEO
1975年三重県伊勢市生まれ
1995年自治医科大学入学(県からの奨学金制度)
2001年自治医科大学卒業

日本小児科学会認定小児科専門医
国家資格ケアマネジャー

三重県立総合医療センター、国立病院機構三重中央医療センター、国立病院機構三重病院、伊勢赤十字病院、紀南病院
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
【製薬会社社外講師・CM出演等】
グラクソスミスクライン社、JCRファーマ社、杏林製薬、明治製菓ファーマ、鳥居薬品

【メディア出演・TV監修】
日本テレビ、読売テレビ、東京MX、テレビ朝日(医療監修)「くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」

【著書】
日本一忙しい小児科医が教える病気にならない子育て術(双葉社)
開業医を救うオンライン診療(幻冬舎)

2020 年 10 月株式会社オンラインドクター.com を設立。

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